購入価格 ¥2,940(定価)

レザインの携帯ポンプ。"HP"はハイプレッシャーの意であるらしく、120PSIまで入れられることになっている。見た目は、同社のPRESSURE DRIVEと酷似。あまりにそっくりなので、どこが違うのかわからなかったが、調べてみたら、本製品はPRESSURE DRIVEの廉価版とのこと。具体的にはハンドルの部分が樹脂になっている。
しかし、廉価版とはいえ馬鹿にできない。というのも、PRESSURE DRIVEのSサイズ(このHP DRIVEも全長170mmなので、比較対象はSサイズになるだろう)のカタログ重量は90g(ブラケット除く)。こちらは79g。ちょっと自宅で実測できないので、カタログ数値での比較になるが、本製品のほうが軽量。pinkchimeさんが実測されたPRESSURE DRIVEの重量は本体99gなので、カタログ数値はあまり当てにならないかもしれないが、ほぼ同じ重量だとしても、1000円安いということになる。しかも、安いからといって安っぽくなってはいない。
機能的にはPRESSURE DRIVEと同じ。バルブ口にねじきりがしてあって外れにくく、空気も入れやすい。仏米のバルブが両端についた管がこのポンプの中に格納されている。とてもスマートなアイデアだ。
私はMTB用にこれを買ったのだが、このHP DRIVEはロードモデルなので、エアボリュームの多いMTBタイヤに空気を送るにはかなりの回数をポンピングしなければならず、疲れる。本来、レザインにはCARBON DRIVE2、ALLOY DRIVE、HV DRIVEなどの「ハイボリュームタイプ」が用意されているので、MTBerはそれらを買ったほうがいいと思う。
しかし、pinkchimeさんがPRESSURE DRIVEをサスペンションポンプとしても使用しているというお役立ちのレビュー(
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=4241&forum=92#forumpost12069)から学習していたので、自分もこのハイプレッシャータイプをあえて選択。パンク時は最初だけ携帯ポンプで空気を入れて、Co2で仕上げることが多いので、ハイプレッシャー性能を優先させてこれにしてみた。
ちなみに、我が家のMTBのサスペンションは、コイルです。
空気なんか注入できません。
将来に備えておくのです。
そうです、このポンプからエアサスが生えてくるのです。
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★★
<オプション>
カタログ重量→ 79g