購入価格 ¥1470
ディスクブレーキのローターの歪みを修正する工具です。
日本語変換すると「ローター廉恥」になるが、決してイヤらしいアイテムではないので
変な期待はしないように。
ホイールのフレ取りよろしく、ローターの歪んでいる箇所を見つけて、ローターレンチで、
「エイヤッ!!」と曲げて修正するものです。
※実際は「エイヤッ!!」ではなく、優しく扱います。
なんとも直感的というか、乱暴というか、ともかく大味な作業です。
そのくせ、やり始めるとミリ以下の精度を要求したくなるアンバランスさがたまりません。
モンキーレンチでも代用可能らしいのですが、専用品の方がいいかと思って購入しました。
ところで、3つある切れ込みの用途は、なんでしょう?
ローターの歪みは、通常であればホイール側に曲がるので(パッドが反ホイール側から
ホイール側へローターを押し付けるため)、真ん中の切れ込みを使って反ホイール側へ
修正する。
製造時の歪み等で、反ホイール側に歪んでいる場合は、横の切れ込みを使ってホイール側へ
修正するのかと思います。
真ん中を使ってホイール側へ工具を倒すと、スポークと工具が当たって作業できないので。
などと想像したのですが、横の切れ込みを使ってもダメなホイールはダメだと思う。
その点はパークツール製のローターレンチの方が適しているように思えます。
(パークツールの方がお高いですが)
使い勝手は、使えるには使えるが、これで本当に修正できるのか?というものです。
ローターレンチをあてがって、ローターに負荷をかけると、ローターの広い範囲が
たわんでしまい、意図したポイント以外も変形するので、とても修正できているとは
思えません。
イメージはこんな感じ。
灰色部分がローター。
赤い部分を修正したい箇所。
黄色い部分がローターがたわむ箇所。
これは、本工具の問題ではなく、ローターの修正とは、そういうものだと納得。
何度か適当にやってると、少しは歪みが修正できたように見えるので不思議です。
とはいっても、些細な歪みは、見なかったことにしなきゃいけませんけど。
ローターレンチを2本使い、1本は余分な箇所が動かないように固定して、もう1本で
歪みをとれば、ピンポイントで修正できるかとも考えたのですが、そうすると下手に
力を加えると、ローターに折り目のような修正不可能な跡がついてしまう可能性が
あるので、2本使っての作業は試しませんでした。
価格評価→★★★☆☆(需要が少ないのを考慮すると良心的かも)
評 価→★★☆☆☆(パークツールの方が良く思える)
<オプション>
実測重量223g