『Sports Graphic Number Do』文藝春秋、2011年
『Sports Graphic Number Do』ナンバープラス、文藝春秋、2011年4月15日。本体価格838円。
スポーツ雑誌のランニング特集号(定期刊行予定とのこと)ですが、巻末に小特集として「山と自転車を語ろう」があったので購入しました。
「山」については山ガールなんかも登場してるのですが、では「自転車」はどうかというと。
スコットアディクトの為末大はサンディエゴ。 ルイガノの吉澤ひとみは楽屋でローラー台。 パナのピストに乗るのは御大 高千穂遙。
と、3人がそれぞれ1ページ見開きで登場。ふむふむ。大変にバラエティに富んだ人たちですね。 ま、記事はそれなりに興味深かったのですが、やはり本書はランの雑誌であるからして、メインの記事はランニング。村上春樹のロングインタビューにはじまり、間寛平、高橋尚子、茂木健一郎、ホリエモンと豪華キャスティング。世間ではこんなにたくさんの(有名)人が走っているのか。すごいブームですね。私の周辺ではランナーも自転車もあまり見かけないものですから(田舎なんです…)。
ランニングブームは自転車ブームの何十倍もの規模があるような気がします。一人当たりの機材投資額で言えば自転車はランの比ではないはずですが、なにせ趣味人口が違う。これは女性の参加率の差によるものではないでしょうか。例えば本書7ページには「渋谷表参道Women’s Run」の写真があり、おそらく女性限定のランニングイベントなのでしょう、見渡す限り女性ランナーの波だ。すごい。
世の中の半分は女性なのですから、自転車趣味にもっと女性が増えて、女性限定のサイクリングイベントが企画されて、『ナンバー サイクル』小特集:ランも語ろう というような雑誌が出版されるようになると、世の中いろいろ楽しくなると思います。 来たれ女子サイクリスト。まずはうちの奥さんからやな…え?ランニングしてみたいわ~、やて…
価格評価→★★★★★ 評 価→★★★★★面白かったです
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