購入価格 ¥約250,000円(含フレーム代 115,500円)
LOOKの日本語HP、正式カタログに掲載されている製品紹介文である。
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トップライダーを目指す、若い競技者向けに開発されたアルミ製トラック
フレームにカーボンフォークを装備。公道でのトレーニングも考慮し、
ブレーキ台座を標準装備しています
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全然若くはないし、トップライダーを目指すつもりもないが、
公道走行可能なトラックバイクもいいなと思い、2010年末に発注しました。
納期3ヶ月・・・。
新しいロードバイクが納車されたこともあって待つのが嫌になり、
「キャンセルしたいんですけど・・・」と自転車屋に言ったら、
「LOOKは小さい代理店なので、キャンセルできないんですよね・・・」
そうですか、待つとしますか。
で、2月下旬納車。
後ブレーキが、妙な台座に挟まれて装着されています。
ケーブルが蛇のようにトップチューブに絡みつく形で、右手側に補助ブレーキにつながっています。
これがハンド後ブレーキか。
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ん?前ブレーキがないぞ?
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「前ブレーキはこれから装着するんですか?」
「前ブレーキはありませんよ」
「はぁ? HPに公道走行可能なバイクと書いてあるから注文したんですけど」
「でも、フォークに台座穴がないので装着できませんが・・・」
「じゃあ穴空けてくださいよ!公道走行できないじゃないですか!」
「代理店に後日確認します・・・」
その他のパーツは以下の通り。
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クランク、スプロケ・・・Dura-Ace Track(デュラ様に指定)
ブレーキ・・・Shimano 2300(効き過ぎないためか?)
ハンドル・・・鉄ハンドル(店にあった)
ホイールリム・・・KINRIN XR240(トラック用の定番らしい)
タイヤ・・・Rubino Pro(Vittoriaはあんまり好きじゃないが)
サドル・・・Fizikアリオネ(これは結構いい)
ペダル・・・Time I-Click(ロードと同じものにした)
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店とは非常に良好な関係なので精算を済ませて、
なんとか転倒せずに初のピストを家まで運転。
翌日から、まずは「運動靴」で練習開始。
ロードバイクのギア感覚だと、
アウター×ミドル程度で出だしが重いものの、走り出せば苦にならない。
ただし、ケイデンスは上がらないので美脚効果は期待しにくい。
メータはまだ装着していないものの、20km+/時は出ている感じ。
選手は70km/時くらい出すのね・・・。
乗り心地も上々。
同じくアルミフレーム+カーボンフォークだったInterMax Raysよりも、
はるかに振動吸収性が良い。
ただ、ロードと違い下ハンが持ちにくい。
下ハンを持つと、お腹と太ももがピッタリ当たるのでダイエットが必要だ。
しかもブレーキは上ハンなので、横断歩道前等での下ハンは厳禁だ。
後用ハンドブレーキがあるだけでも、かなり減速しやすく停止しやすい。
停止したときに右足が上にあると発進時に踏み込みやすいのだが、
これが意外と難しい止まり方である。
ロードのように縁石を使えば問題ないのだが、たまにはカッコよく前降りすると
「左上・右下」の足位置となって、左足を道路に着くことになる。
では、後輪を浮かせて右ペダルを上に上げればいいが、街のピスト乗りみたい
でなんだかダサい行為である(と私は)思う。
脚だけでスピードを落とすには、コツがいるようだ。
脚と膝の力を抜いて、7時くらいの位置で力を入れて踏むと徐々にスピードが落
ちてくる。さらに逆ダンシングというか、立ち漕ぎ姿勢で足裏に力を込めると割とスムーズにスピードDOWNする。ロードでは絶対にない技だと思う。
しかし信号が変わる直前だったら、そんな悠長なことはやってられない。
対向者+対向自転車(特に無灯火)+対向車と一気に来たら、ハンドブレーキを
掛けなきゃ大変なことになる。ハンドブレーキを掛けなければ止まれない。
それでも、慣れるてくると前ブレーキは無くても大丈夫な気はする。
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しかし、現実と法律は別物である。
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法律で決められた装備でないのは明らかであり、
いくらこちらが青信号で渡っていて事故ったらマイナス点に繋がるのは明らか。
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「公道での走行を考慮し・・・」というのは一体どういうことなのであろうか?
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とりあえずは、運動靴で近所の車のほとんど走らない道で周回練習している状況。
いつになったら、TimeのI-Clickが活躍することやら。
前ブレーキ問題についてはまだ解決していないので、
後日ご報告させていただきます。
(写真は、後輪ブレーキ、バーテープ、ペダル未装着の状態)
価格評価→★★★★★(価格は最高!)
評 価→☆☆☆☆☆(現状では評価不能)
<オプション>
年 式→2010
カタログ重量→ g(実測重量 約7kg)