購入価格 ¥2500 (I love lingerie) ← ○店の名前 ×私の性癖
皆さんのレビューを読んで常に感じていることは「ああ、いいものは、みんないいと感じるんだな」ということだ。自分でも購入して使用すると同じことを感じることが多い。よって、これまでもここで書くものといえば、誰もレビューしていないものにしようと自らに課してきた。
そして今回、満を持して投稿するのはパンツについてだ。パンツといってもズボンの別称やレーサーパンツのことではない。毎日普通に穿いているあのパンツである。
ビブやレーパンを素肌に直接穿くことに抵抗がある人は、多分多いと思う。ましてや通勤で自転車(非ママチャリ)を使う者が、更衣室でウェア(下)を脱いだ時、いかに同性とはいえ、周囲の視線があたかも変態を見るがごとくとなるのは当然と思われる。相手はその日から視線をあわせなくなってしまうかもしれない。私もかつてツーリングの途中立ち寄った温泉の脱衣場で、同様の経験をした。農作業帰りのじいちゃん達ばかりの温泉だった。サイクルウェアの上下姿の私を物珍しそうに見ていた方々は、私がレーパンを脱いだ瞬間、100㍍ぐらいドンびきしていた。まさか「ずぼんの下に何もはいていないなんて・・・」と彼らの目は訴えていた。
ここに、パットつきウェアの中にも穿ける「パンツ」の必要性が生じてくる。所謂スポーツショーツというカテゴリーにある製品だ。
今回レビューするのは、Wacoalのクロスウォーカーというシリーズの中の1つである。このシリーズはウォーキングのためのインナーらしく、ウエストハング&3分裾丈(太腿途中までの丈)という形状で、普通厚前閉じ・発熱素材前開き・メッシュ地前開き、の3タイプがある。
サイクリストの私は当然メッシュとなる。
穿き心地は「ピチピチ」である。腿前方に、このシリーズの売りである「クロス帯」が入っている。まあ、コンプレッション効果の程度は知らぬが、ないよりはましには違いない。締め付け感はある。
普段ゆるゆるな股間を好む向きには違和感があろうが、レーパンを穿く自転車乗りならすぐに絶対やめられなくなること請けあいだ。
それは、スーツを着ていようが下半身は「やる気モード」(無論、尾籠な話ではない!)だからだ。
吸湿性、速乾性はさすがにスポーツ前提の作りだけあって問題ない。快適と言える。締め付けが強いからこそズレないのだと思われる。耐久性は、これを穿いたままパット付きのタイツやショーツで毎日自転車を漕いでいても何でもない。おそらく擦れには丈夫だろう。但し引っかけには弱そうなので、洗濯機には嫁さんのランジェリー入れネットにご一緒させてもらっている。
実は、この製品以外にも、Wacoal CW-Xメンズスポーツショーツ HSO508というパンツも試した。俗にいうビキニパンツである。
こちらはランナー用らしい。自転車で使用する際、この小さい布地はレーパンの中でズレてしまうことがあった。その時は後で股間が擦過傷を負っていたので、危険は多少ある。スーパー銭湯にこれを穿いて自転車で行ったときは、脱衣場で私に熱い視線を送るナイスガイがいた。擦過傷以上に危険である。
結論として、クロスウォーカーは十二分にお勧めできる。私は今までの綿のパンツを廃棄し、このパンツを3枚買って使用している。嫁さんからは、私は3枚1000円のパンツで我慢しているのに、独身OLのような下着道楽は止めてくださいな、ときついお小言を頂戴した。家庭円満が第一である。
ちなみに、このWacoalクロスウォーカーには女性モデルもある(Wacoalという企業の製品だから当然だが)。これもズレない性質からいって、女性サイクリストにも勧められると思われる。
価格評価→★★★★☆(2000円以内だと買い換え易い。)
評 価→★★★★★(爺になってもパンツはこれでいきます。)
年 式→2011
カタログ重量→そんなもん書いている訳がない。