1.車体に関して
ベースの車体:2009年モデルのEscape R3
価格:47750円
重量 約11.3kg
-スペック-
ハンドル:アルミ製フラットバーハンドル
フレーム:1.5kg(アルミ製)
シフター:グリップシフト
FD:shimano NEXAVE
RD:SRAM 3.0
クランク:RPM 48-38-28T
スプロケット:shimano HG40 8S 11-13-15-17-21-24-28-32T
ブレーキ:TEKTRO RX1ショートアームVブレーキ
ホイール:GIANT SPINFORCE 4x6
タイヤ:HUTCHINSON FLASH 700x28C
サドル:GIANT COMFORT LITE
シートポスト:サスペンション付きのシートポスト
備考:リアエンド幅130mm
上記から細々とパーツを交換していって行き着いた先は以下、
完成した車体:
総経費:116590円
重量 10.0kg
-スペック-
ハンドル:Cannondale C3
フレーム:1.5kg(アルミ製)
シフター:STI 8速のSORA
FD:shimano FD2303
RD:shimano RD2300
クランク:shimano 2300 52-42-30T
スプロケット:shimano HG40 8S 12-13-15-17-19-21-23-25T
ブレーキ:TEKTRO RX1ショートアームVブレーキ
ホイール:Fulcram Racing7
タイヤ:Panaracer CATEGORY-S
サドル:velo PRONTO SL-Z3(?)
シートポスト:サスペンション無しのシートポスト
2.性能とかコスパとかに関して
単純なコストパフォーマンスは非常に悪いと思います。
総経費と同じお金を出せば、もっと軽く9速か10速のコンポが付いたロードが買えます。
又、個人的には良く解らないですが、フレームもクロスバイクのジオメトリなので、
どう足掻いてもロードレーサーと同じ様には走れないらしいです。
しかしながら、踏めば踏んだ分加速するし、変速も十分スムーズに行なわれます。
全力で踏んでも、車体やホイールが撓むと感じた事も有りません。
(これは、ただのパワー不足かもしれない。)
今時8速ってどうなの?と思う人も多いかもしれないですが
レースで表彰台を狙う訳でも無い私には十分だと思います。
と、ここまでをまとめると、
12万円弱を出してロード風入門車を割高価格で入手したという感じになりますが
お金では買えない良い経験も出来たと思っています。
3.お金で買えない価値
元々自転車には全く興味が無く、
『5万円もする自転車は常識的に考えて高過ぎる』
(けど、ネットでお勧めされてるから仕方なく買う)
『メンテは空気入れるのすら出来ればやりたくない』
『クイックリリースなんて付いていても、一生ホイールを外す事は無い』
といった一般人感覚を持っていた私ですが、ふとした事からパーツ交換をし始めました。
組み合わせを検討したり、互換性を調べたり、
実際に組み付けたりして、少しずつ愛車の性能が徐々に向上していく様は、
正直な所楽しくて仕方がなかったです。
また、通勤の為に仕方なく乗っていた筈が、
パーツを変えると効果を体感する為に走りたくなり、
自然と走る距離と頻度も伸びていき、いつの間にか趣味=自転車になっていました。
余談になりますが、あまりお金を持っていない学生時代に自作PCに凝った時期が有り、
限られた予算とプラットフォームの縛りの中で、いかに快適な環境を作るかを楽しんだ記憶があります。
LGA775+DDR SDRAM+PCI Expressが出始めた頃にSocket 478+SDRAM+AGP
という環境で必死にパーツの交換しては性能を測るソフトを回して、一喜一憂していました。
いくらお金をつぎ込んでも世代の違いから、容易に超えられない性能の壁が有って、
しかも改造費は旧世代の物の方が若干高くつくという事も有りましたが、
自転車と同じく、組み合わせの検討をしたり、
互換性を調べる事が楽しくそれなりに時間を割いて楽しめていました。
(ちなみに、後日まとまったお金を手にした際に、
最新の快適マシンの購入したところ、性能が十分過ぎて自作熱は冷めてしまいました。)
皆様も何かを始める際に、色々と妄想したり、準備したり、
目標に向かって作りかけている過程が楽しくて仕方が無かった事は無いでしょうか?
余談の中の快適マシンとはちょっと違いますが、もし最初にロードを買っていたら、
自転車関連の事で色々調べる機会は無かった筈で、
どっぷりはまる事は無かったかも・・・とも思います。
4.重大な欠点
「ロードレーサーに乗ってるの?」と聞かれた時に、
Yesと答えるかNoと答えるか非常に困ります。
「少しロード寄りのクロスバイク」
と答えています。
5.まとめ
あまり意味の無い駄文を長々と書いてしまいましたが、
ドロップハンドル化したクロスバイクは
・性能のわりに高くつく
・パーツを変える余地が沢山有り、過程が楽しめる
・ドロップハンドルに興味を持ったクロスバイクユーザにやらせてみると
趣味=自転車という人間が出来上がる!!
という結論です。
クロスバイクをドロップハンドル化するか迷っているそこの貴方!!!
とりあえず、やってみましょう!楽しい自転車ライフがきっと待っています。
ちなみに、ふとした事というのは
サイクリングロードで見かけたドロップハンドルの自転車で颯爽と走る、
数々のロード乗りの方々が格好良いと感じた事です。
この場を借りて自転車ライフを始めるきっかけとなった、
自転車乗りの皆様にお礼も言いたい。thx!!!!!
価格評価→★★☆☆☆(高くつきました、これからも高くつく事でしょう)
評 価→★★★★★(気に入ってます)
<オプション>
年 式→2009