SRAM RIVAL
SRAM RIVAL グループセット 2010 £499 @Slanecycles →2010.11時点で約¥65000
フレームを新調するにあたって購入した。 いろいろあって↑の状態ですんなり購入できたわけでは無いのだが。
詳しくは、追々各パーツ別にレビューを投稿しようと思っているので、ここでは概略を。
☆イイ! ・黒の精悍な印象 黒や白を基調としたカーボンバイクには合う色味だと思う。 ピカピカではない。クリアコートが乗っているわけではないから。 グレード的にライバルと目される105にもブラックの設定があるが、105のほうが幾分艶のある黒だろうか。
・クランクセットのデザイン 個人的にシマノのぼってりとした感じのスパイダーアームが好みでない。 スパイダーアームが細めで、軽快なイメージはかっこいいと思う。 かっこいいと言えば2011ヴェローチェのシルバークランク…細身のクロモリバイクが欲しくなるデザインだった。 あそこまで細身精悍な印象ではないけど、これはこれで好き。
・軽量 SRAM製品の最大のアドバンテージがこれでしょう。 個人的にはTRUVATIVEのトリプルクランクと本セットのコンパクトクランクの重量差が最大の感動だった(あたりまえ)。
・ダブルタップ 変速が楽しくなりました。変速ミスは、メカの調整がきちんとしていればほとんどありません。 強いて言えば、シフトダウンの段数が分かりにくいことがあるくらいです。
・カーボンのレバー 化粧カーボンじゃないみたいです(本当かな?) 全体の仕上げはそれほど上級じゃないんですけど、半艶消しのカーボンのメッシュがいい感じ。
・リーチアジャスト ブレーキレバーはネジで無段階調整、シフトレバーはメカ根元の金属のカム?で調整。 シフトレバーはブレーキ側に無条件で合わせられるので、あえていじる必要はない??
・リアの変速調整 本当に楽です。ロー側に気を遣わないと「空うち」ができないというのは本当なのですが、きちんとマニュアルどおりの設定をすれば大丈夫。 シビアなところは全然ありません。 エンドを曲げて走行を余儀なくされた時にはさすがにインデックスいじりましたが、エンド修正後に元に戻さなくても普通に変速するってなに? ・・・仮修正とはいえ、調整しなおしてくれないショップのスタッフもどうかと思いますけどね。
・機構がシンプル 調整ネジなど、ちょっと観察すればどれがどういう意味のあるものなのか分かるので、メンテの際に楽です(それでもってちょっと楽しい)。 注油のポイントがつかみやすいのも◎。
★うーん… ・クランクセットの組み付け 16mmヘックスと8mmヘックスが必要、とある。まず16mmヘックスの入手に苦労した。 左クランクと一体となったシャフトに右クランクを組み付ける際の機構は、プレッシャープラグの組みつけのような、 ハブの玉あたり調整のような独特のものなのだが、 マニュアルどおりにやって違和感を感じた。適当に組んで、今のところトラブルはないからいいのだが。 私のように自分で組む無謀な方は注意されたい。
・ブレーキのセンター調整がない 105のセンタリング調整ボルトがプラスネジというのがたいそう不評だが、無いよりはマシである。 キャリパーの上面がすっきりデザインなのは良いけどね。 ちなみにFORCE以上のグレードのキャリパーにはセンタリング調整機構があり、それはキャリバーの側面に位置するようである。
・シフトインナーワイヤーの取り回し レバー内でのルートの複雑さが言われているが、これは何とかなりそうな印象。 私が気になるのはリアディレイラーでのケーブルルーティングが複雑なこと。 パンタグラフにケーブル末端を引っ掛ける溝があるが、ちっとも引っかからずケーブル末端が垂直に突き出してくるのはみっともない感じ。
・レバーブラケットの形状 旧シマノよりすっきりして見た目はいいのだけど、ブラケット先端を持つエアロポジションが取りにくい。 理想は新エルゴパワーのようにツノがある形状である。これは単なるワガママか。
ボトムブラケットなど、他は可もなく不可もなく、と言う感じ。 全体として、後発の強みかシマノとカンパのいいとこ取りをしたような機構だなという印象を受ける。 ダブルタップのような独創的なアイデアや、(主に素材選択による)重量へのこだわり、 ヒューマンセンターな感じのデザイン力がそれに加わって、SRAMコンポの魅力ができていると思います。
価格評価→★★★★☆(海外価格なら) 評 価→★★★★☆(とくにセンタリングボルトが…) <オプション> 年 式→ 2010
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