購入価格 ¥280,000 (ワイズ池袋)
1.スペック
<フレーム> クランクとシートポストがセットとなったフレーム
<カラー>クイックステップカラー(ブラック/レッド)
<サイズ>Mサイズ(トップチューブ長:565mm、ヘッドチューブ長:170mm)
<ハンドル・ステム>FSA K-Force
<コンポ>DA7970(Di2)
<ホイール>Mavic R-SYS
2.購入理由
ベッティーニの世界選手権2連覇を支え、当時の最強チームであるクイックステップのメインバイクにあこがれて
そして、最強の剛性感を味わいたくて。
3.デザイン
アメリカンマッスルそんな感じが似合うフレームです。
・すさまじく太いダウンチューブ、真円ではなく上下はつぶしてあります。
今まで見た中で最も太いです。
・超肉厚なチェーンステー、縦にも横にも厚く。
・肉厚ベントなフォーク。
・トップチューブは緩やかに湾曲し、振動吸収を抑える感じ。
・シートステーは、細くまっすぐ。
「下部は剛性感を上げて、上部で振動を吸収する」そんなコンセプトが見受けられます。
カラーリングはステッカーですがクリアの厚みもあり綺麗です。
但し、2年経つと白いロゴが黄色がかってきてます。
4.振動吸収性
<前>ベントフォークで突き上げ感はないが、ロードインプレッショは素直に感じられます。
<後>ホイールの影響もあるが、細かい振動はいなしています。大きな段差はガツンと尻にきます。
<全体>全体的にパリッと感があります。フレームも大概はどこか力を入れるとたわむのですが、このフレームどこを触ってもたわみません!
5.ペダリング
<シッティング>
付属のBB30カーボンクランクの剛性感が適度で、踏み始めの最もトルクがかかる箇所ではクランクがたわみ、その後は芯を持ったまま踏み込める。
硬いとのインプレが多いが、そこまでの硬さは感じません。でも、やっぱり足にはきます。
<ダンシング>
ハンガーは一切たわまず、踏み込むと一定の力加減で12時-6時まで力がかかります。まさに、踏み込んだら踏み込んだだけ進むという感覚です。
これが軽快なフレームだと4時-6時あたりから力が抜ける感じがしたり、ウィップするフレームだと12時-2時あたりがグニャとした感じがします。
ザッザッではなくザーザーというロードノイズでしょうか。
6.ハンドリング
大きめなフレームでホイールベースが長いのですが、非常にクイックです。
ベントフォークの影響もありますが、車体の倒し始めはニュートラルなのですが倒しこんでいくと旋回性が増す感じがします。
7.ダメダメポイント
・スローピングがきつすぎてMTBみたい。(MTBのスペシャらしいですが・・・)
・BBから異音多発。しかもクランクの固定ネジが硬くて取れない。
最終的にネジなめてクランク外せなくなり、ドリルで破壊しました。
BB30⇒ノーマルBBのアダプタかませてその後も乗りましたが異音はなくなった。
・シートポスト下がり病。シートポストの精度がいまいちですね。
・ヘッドチューブ長すぎ。スペシャの可変度ステムで多少下げれますが・・・
8.総評
このフレームに優雅さなど微塵もありません。
湾曲したフォーク、ISP、左右非対称ステーそんな小細工は不要です。
ホリゾンタル型、ラグ接続そんな過去の遺物では勝てません。
早く走るためのデザイン、すなわちボクサーの肉体なのです。
そう、このフレームに乗る人は「漢」なのです。
価格評価→★★★★★(この性能でこの値段はバーゲンプライス)
評 価→★★★☆☆(サイズ展開が最低)
<オプション>
年 式→2008年
カタログ重量→ g(実測重量 g)