購入価格 約10万円 (送料その他込 @eBay)
一目惚れしたもの。状態がよさそうでおまけにサイズがドンピシャ。事前の交渉でも国際発送に対応してくれそうで「俺を買え」という声が聞こえてきた...気がした。本当はクロモリにする予定だったが、ただでさえ太い足がさらに太く見えてしまうのでファットチューブはかえってよかったと今は思える。
本体そのものの落札価格は終了15秒前にピンポイントで狙った(俗に言うスナイプ)ところそこそこ安くで済んだ。が、送料が結構かかり合計では日本円で10万円ほど。(円高に助けてもらった。)
転送会社とのトラブル(表示していた金額と実際請求が違ったのでグーグルトークで電話をかけて会社のオーナーに抗議して、差額は割り引いてもらった)を経て到着。
<材質と漕ぎ心地>
アルミZR9000でパイプは極太。乗り心地がハッキリするぶん踏み込みに対するレスポンスはいい気がする。{スイスイ進む/手を抜くとあっさり減速する}感覚。
<乗り心地>
当方が元々アルミ派なのも関係しているかもしれないがそれほどしんどいとは思わない。ただし今まで乗ったアルミの中で一番硬い気がする。タイヤの空気圧は範囲内でマックスにするのを基本としているが、細かい振動やアスファルトの変化、小石など全て手と尻に伝わってくる。
空気圧を少し下げてみたこともあるが、振動が減るというよりはパンクし始めた状態で走っているような奇妙な感覚になったので、ガッツリ衝撃がくるのがデフォと思って走っている。
<見た目>
(最近では全く珍しいことではないが)ケーブルはフレーム内を通っているのでスッキリ。乾拭きとかがとても楽だ。
グラデーションのかかったフレーム塗装は本当にきれいなのだが、手元のコンデジではきれいに撮れなかったのでアップは断念。
<問題点>
コンポのアップグレードに手間がかかる。特にBBまわりとフォークは規格が特殊なので1 1/8のフォークやホローテック2のクランクを使用するにはスペーサーをドイツから取り寄せる必要がある。(日本でも扱っているけれど高い。)さらにBBは圧着されているので取り外しには特殊工具(と経験)が必要になる。
価格と性能など色々と考慮すると、所有欲を満たす以外にあえて中古の、それも独自規格だったころのクライン(≒オールドクライン)のアルミロードを手に入れるメリットは特にないと思う。(とは言え購入したことは後悔は全くしていない。なんとも見ているだけで嬉しくなってしまうし、自分との相性もあっていると思う。)
価格評価→★★☆☆☆(価格対性能で言えば中古だし★は2つが妥当だと思う。プレミアムうんぬんを言えば別かもしれないけれども。)
評 価→★★★★★(←価格で評価すると★は2つだが、個人的にはとても気に入ってるし...中立ではないと思う。)
<オプション>
年 式→1996
写真上はTTのモデル表示。
写真下はDTのブランド表示。製造年代で字体や字間が違うらしい。