購入価格 ¥忘れた
私はごく個人的に
「現在店頭で買えないモノはココではレビューしない」
という考えでおります。古いパーツの話をしたくなったらあなパーかレビュアー掲示板に書きこんでます。
ただ、現商品との比較とか何らか意味があるならばその限りではない、、と。
でコレはそのケース。
このクランク、登場時は衝撃を持って迎えられた様です。その軽さと美しさに。
クランク自体の軽さは後の77,78世代になっても変わってません。BBは流石に軽くなりましたが。
ただその軽さ、華奢さから剛性面の不安を訴える人が居たのも事実のようで、ヨーロッパのトッププロの中でも頑固な人は頑強なルックスの先代を使い続けたとか。
しかし逆に言えば、それ以外のトッププロは大人しくコレ使ってたわけです。一般人の、それも実業団トップクラス連中でないならばこのクランクで剛性不足なんぞ言えぬ筈です。
で実際のトコどうなんよ? ってことで実はこのクランクは私の選手時代(つっても未登録チャンピオンクラスですからね、一応)使ってたモノで現在は通勤用ロードに付いてます。
で保有するロードバイクあと二台についてるのがカブトガニでお馴染み78DURAとフルクラムのRacingTorqRのコンパクト。
剛性で言えば
ガッチガチの78DURA>>>一応プロも使ってたぜ7410>カーボンムクのTorqR
の筈ですね。
じゃ比べて分かるか? 78DURAとTorqRで?
しかもフレームも78DURAはアルミ+カーボンバックのGIOSレジェロで、TorqRは懐かしのネオコカーボン、つまり剛性最強クラスと最弱クラスの筈
でもサパーリ分かりません。全く。
完全な休日が1/週なので一日辺りの走行量は人より多いと思いますから疲労度の違いがあれば分かると思うのですが全くです。
私程度の脚力では違いが分からんというのが本音ですね。
じゃ堅いのが正義なのか?
コレについてはライターの中沢隆さんが書いてましたが、
「競輪選手の中には堅いホロテク中空クランクより、しなる先代DURAやスギノ75の信奉者も多い」
とか。
バンクに命賭けてる人達のお話ですから興味深いです。
という訳で結論
「クランクの剛性を語るならもう少し鍛えてから来い」
はい、出直して来ます。
あと一つ、もしオークションなどでこのクランク見つけた方、コイツのチェンラインというかBB軸帳が特殊ですのでBB付属でなければ手を出さない方が無難です。
価格評価→N/A
評 価→★★★★★(丈夫で長持ちは流石DURA)