購入価格 ¥6,800
SELLE ITALIAのMTB向けサドル。
現在はカタログ落ちしたのか本家Webには掲載されていない様子。
サドルメーカーSELLE ITALIAとソールメーカーVibramの共同開発サドル。
Vibramと言えばFivefingersという五本指のシューズを作って市販してみたりとなかなか面白いメーカーだ。
Vibramのソールに使われているマテリアルを、サイドとテール、ノーズ下部に貼り付けている。
これはサドルの傷みやすい部分を保護するという役割を持っている。
またノーズ下部の部分はMTBを担いだ際、滑り止めとしての役割も持っている。
サドル本体中央(写真中央の艶無しの部分)は窪んでおり、血流を止めたりしないようになっている。
またそれ以外の部分(艶有り部分)はエナメル加工されており、ペダルを回す際に抵抗にならないような工夫をされている。
座面は比較的広め、クッションは程々といった感じ。
極一般的なMTBのサドルとは一風変ったサドル。
どちらかと言えばロード向きとしても良さそうな感じだ。
前後の着座位置の選択範囲はあまり広くはない。
スィートスポットは1点のみと考えていいと思う。
重量は公称240g、当方の秤では252gと誤差は少し大きめだった。
まぁMTBサドルなので、この程度は誤差の範疇か…と思った。
実際に組み付けて走ってみた。
張り出しは結構あるように見えるが、足を回すのに不都合があるような張り出しではなかった。
またエナメル加工はかなり効果的で、足は回しやすかった。
下ってくる場合、ブレーキングをした際にサドルから後輪の方に尻を突き出して後荷重にしていると思うが、この時にVinramは効果を表す。
そう、サドル後方のVibram部分に腹を当てる事で、支持する箇所が増えブレーキ時の姿勢制御が楽になるのだ。
持って触った感じとしては、結構丈夫かな…と思っている。
価格評価→★★★★☆(まぁこの値段なら妥当かと)
評 価→★★★★☆(耐久性は未知数だが意外と丈夫そうな感じだ)
年 式→2010
カタログ重量→ 240g(実測重量 252g)