購入価格計¥27,000あたり
700Cなのでカテゴリはロードホイールとしたが、本来はエンド幅135mmのクロスバイク用に組んだ。純正品は前後で2,000gを超える鉄ゲタ...いやアルミゲタだったのである。
目的は輪行ツーリングと山登り。丈夫で軽くよく回り、何より135mm幅に対応しなければならないなら選択肢は限られる。探すより組んだほうが早い。
前後ともイタリアンの基本的な6本組み。スポークは前後それぞれ1.8mmと2.0mm。ニップルは後輪のみ真鍮。ハブはXTRの旧型を選んで一応のコストダウンを図ったつもり。リムはスポークとメーカーを揃えた。チューブ(バルブ長)を選ばないリムハイトは、突然のパンクにも安心。初期振れが取れて安定してくると、ニップルをロックタイトで固めた。たしかにニップルの緩み≒振れは抑えられるようだ。ええバラす時はそこいらカスまみれさ。
硬い、柔らかいとか剛性がうんたらは省略。明らかな効果は踏み出しの軽さにある。ストップ&ゴーを頻繁に要求される街中では、出足の勢いが全く違う。坂もグングン登れて楽しい。ケツが軽い。そして痛くならない。これが手組みの振動吸収性なのか。それともプラシーボ効果か。
感覚の話が続いて申し訳ない。ある速度が出たところから伸び悩む、力が逃げるという表現をすれば良いのか。軽さと引き換えに、引っ張られるような推進力は弱くなった。実は2度組み直しており、最初は逆イタリアンだった。私なんぞの足で違いは分からんのだけども。後輪のニップルももとはアルミだったが、バラしたニップルの僅かな歪みを見て、アルミニップルの再利用は控えるべきだと思った。旅の道のりを考えると、ここは真鍮が適当と考える。
完組みホイールの選択肢に乏しいクロスバイクにとって、手組みホイールは金銭的にも助けとなる。ちゃんとした振れ取り台を買って、今度またホイールを組もう。
価格評価→★★★★★スペック的には安すぎ
評 価→★★★☆☆素人が組みました
年 式→2009年春
実測重量→前輪752g、後輪995g