購入価格 ホイールに付属
Zippのディンプル加工してあるタイヤで、購入したホイールに付いていた。旧モデルでCorsa Evo CXと同じ21mmと若干細め。現在は23mmのモデルもあるようだ。Vittoriaとの共同開発らしいが、Vittoriaのラテックスチューブモデルは使用した事がないため比較はできない。
公式ではディンプルの効果により40km走行時に最大9秒ものタイムを短縮できるらしい。時速何kmでの話なのか書いていないのも非常に怪しいが、とりあえず公道での走行では全く効果を感じられないのは確か。
トレッドのゴムはさらさらしており、290TPIと高密度なケージングとラテックスチューブの影響か非常にソフトで軽い走行感なのだが、その軽い走行感が故に若干グリップに不安がある。もちろん実際のグリップは普通のタイヤ程度にはあるのだとおもうが、ウエットの路面などでは非常に気を遣ってしまう。転がりとグリップはトレードオフなので、その点は仕方ないのかもしれない。
先述の通り、ドライで直線コースを走る分には非常に良いタイヤで、特に舗装が綺麗な道路を走っているときは相当スムーズに転がる。滑る様に転がる、という表現が似合うタイヤである。これは登りでも言える事で、軽い走行感のお陰で幾分楽に感じる。
ラテックスチューブのチューブラーは初めてだったが、聞いていた通り空気の抜けが凄まじく、自分は大体前6.5BAR/後7BARで使用しているが、朝出て夕方帰る場合などは前後とも1BAR程度下がっている事が多い。流石にこれだけ違うと走行感にも影響してくるようで、慣れるまでは帰りの道でパンクしたのかと思うことが何度かあった。
対パンク性はそこまで乗っていないので評価しにくいが、河川敷のダート(グラベルに近い)を何度か走った限りではそこそこ高い模様。カットなどもほとんどなかった為、ガラス片などどんなタイヤでもパンクするような物以外ではあまりパンクしないと思われる。
高圧にすると若干後輪が跳ねる傾向があるが、気持ち低圧で乗ると本当にしなやかで気持ちよいタイヤなので、もし安売りしていれば試してみても良いかもしれない。
価格評価→★☆☆☆☆(定価が高すぎる。実売7000円が良い所)
評 価→★★★☆☆(グリップのへの不安が気になる)