購入価格 ¥6,400
常用できるチューブラーの後輪専用のタイヤとして、
・ブチルチューブである
・バルブコアが外せる
・トレッドが減りにくい(軽さは二の次)
・23C以下のラインナップがある
・パンクしにくい
・価格が あまり高くない
などの条件を設けると、このタイヤが適任だと思い 購入しました。
Vittoria CORSA ELITEの後継モデルであるRUBINO PRO G+も良いのですが、
最近になって 定価で2,000円もの値上がりを食らった事に加え、
トレッドの頑丈さではいまひとつな気がするので 常用タイヤとしての選択はあまりできなくなりました。
これ以外の選択肢だと、TUFOのJet Pro 19CやS33 21Cなどが挙げられますが、
パンクリスクの低さと耐久性の高さではスプリンターが勝ります。
S33 24C? 知らない子ですね。
○装着
まずはリムに乗せて9Barまで加圧し 伸ばします。
コンチネンタルのタイヤは これをやっておいた方が 作業しやすいです。
リムハイト35mmだと、絶妙にバルブが見えません。
バルブ延長なしで使えるギリギリのリム高は 25mmくらいです。
セメントを塗る面は 精度が高く、リムに乗せた状態で顕著な縦振れが見られる事もありません。
これがVittoriaだと、バルブまわりだけ厚塗りするか迷うところですが その必要もなさそうです。
セメントを塗ってからリムに乗せました。
再度9Bar入れて一晩放置すれば完成です。
今から思えば、超絶に 嵌めやすいタイヤでしたね(遠い目)。
○重量
セメント塗布前、バルブ延長前の重量です。
公称値は275gなのですが、外れ過ぎではないでしょうか?
これ以前に買った個体も291gあったので、カタログ重量が そもそもフカし気味である可能性があります。
○転がり
普通。コルサCXやコンペティションのような軽快さには欠けますが
GiroやS33 24Cのような鈍重さもありません。
S33 24Cに関しては、実測重量では10gしか変わらないのに 天地ほどの差があります。不思議です。
乗り心地も普通ですね。明らかにゴツゴツしている訳ではないので 振動吸収性が悪化する程ではありません。
CORSA ELITEに比べれば やや悪いですが気になりません。
○グリップ
強烈。こちらも コンチネンタルのハイエンドモデルには 当然ながら及びませんが、
単純なコーナーでの信頼度で言うなら コルサCXにも引けを取りません。
TUFOの軽量タイヤを鼻で笑えるレベル。
○耐久性
とにかく減りません。これ以前に買ったのは 昨年5月くらいだったはずなのですが、
ローテーション無しで2,000km近く使用して 未だにヒビひとつ入っていません。
もちろん、後輪での使用です。
シーラントも入れていないので パンクもゼロ。
○まとめ
THE・頑丈なチューブラータイヤ。僕は前輪に履いた事はないですが、
「迷ったら これ買っとけ」と よく言われる理由が分かります。
体重の軽い人や 40km/h以上出さない乗り方であれば 前後スプリンターでも十分なくらい。
重さが どーのこーのと悪態を吐いたばっかりですが
これだけ長距離にわたって使い続けても 減りづらく、
かつ 耐パンク性も高いとあれば 瑣末な問題のように思えてきました。
Vittoriaは 2017年から23C未満のタイヤを全て廃版にしてしまいましたが、
コンチネンタルは依然として22Cや19Cが残っています。
出続ける限りは こちらとしても買い続けたいところです。
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★☆