以前は裏しまなみ海道なんて呼ばれていた道。
安芸灘とびしま海道という名前がついたが、しまなみ海道のパクリのように感じられてならない。
とはいえ、人も交通量も少ない良コースである。
スタートは今治市。ここから小さなフェリーに乗り、1時間半ほど揺られる。
運賃は覚えていないが、1000円しなかったと思う。
そして岡村島上陸。フェリー乗り場近くに生協があるが、ここを逃すとルート沿いに補給地点はしばらく無い。
コンビニは最後の下蒲刈島まで存在しない。
車も滅多に通らない海岸線を走る。
そして最初の橋、岡村大橋。
渡り切ると愛媛県から広島県に入る。
小島を回りこんで、中の瀬戸大橋が続く。
これを渡ると平羅橋。斜張橋だが地形の関係か無茶してて、ワイヤーを張る角度が異なっている。
この3連橋で大崎下島に上陸。
右手には堤防を隔てて海、左手には山。海岸線を走っていくと豊浜大橋が見えてくる。
これを渡って豊島に入るとそこそこの上り坂。
空荷ならとにかく、サイドバッグ装備では骨が折れる。
なんとかアップダウンをこなすと、
平成20年夏に開通したばかりの豊島大橋(アビ大橋)が。
この橋を渡り切るとそのままトンネルに入り、海辺まで一気に駆け下りる。
ここで地元のロードレーサーに出会い。一緒に走る。
相手はライトスピード・ギザロ。こちらはリンスキーのシクロクロス。チタンバイクが並んで走った。
平地とはいえ、容赦なくレーススピードで飛ばされたもんだからたまらなかった。
上蒲刈島を一瞬で駆け抜け、
であいの館
までの上り坂でバトル。さすが6kg台の軽量バイク。あと一歩で及ばなかった。少し話をしてから別れた。
こんな良いところに住んでいて、いつでも走れるなんて羨ましい限りだ。
であいの館は休憩所と販売所が一緒になったような施設。
小さな道の駅といったところか。
ここで海を見ながら休憩すると気持ちいい。
展望台からは、対岸に小さく本州の石油備蓄基地が見えた。
出会いの館からは蒲刈大橋が見えている。
なんてことない橋だが、ここを渡ると下蒲刈島。
すぐにラストの安芸灘大橋に繋がり、本州に上陸した。
とびしま海道は全長30kmと短く橋も小さいものが多い。
ボリュームの点ではしまなみ海道にやや劣るものの、車が少なく車道を走りやすいため、
ロードレーサーで行くならこちらのほうが気持ち良いかもしれない。
価格評価→★★★★★ 橋の通行料はすべて無料です
評 価→★★★★☆ しまなみとは少し違った瀬戸内を感じたいあなたに。