高いレベルの中庸
購入価格 ¥車両に付属
恐らく2014、白ハブの11速モデルです。
フロント26mm、リヤ30mmハイト。
MoMag、Two-to-One・・・etc 細けぇこたぁ気にしねぇぜ。英語だし(涙)
完成車に付いているホイールからのアップグレードや、今よりちょっといいホイールが欲しいときに、ZONDAと共に必ず候補に挙がってくる万能ミドルクラスとして、実際の需要はハイエンドより多いのではと思います。
幸運なことに、先日購入したPARISに付いてきました。
納車後、レースが迫っていたのでBORAに換えてしまいましたが、その後レー3に履き換え足柄ロングライドや普段のツーリング等に使用しています。
メカニズムやテクノロジがどう効いているかは正直わかりません。
が、普段使いから草コンペまで、非常に使い甲斐のあるホイールです。
インプレです。
§0発進
1,555gのホイールですが、リムが軽いわけではなさそう(先に PHILLYさんがお書きになっていますね)で、若干「よっこらしょ」的な回り方をします。
そりゃ、キシリウム系列やレーゼロなどの軽い/高剛性なホイールと較べてしまえばアレですが、回り始めてしまえばスルスルスル・・・となかなかどうして気持ちよくスムーズに回っていきます。
§中間加速~巡航
スチールベアリングってすげぇ!と思わせるスムーズな回転。
リムの重さがいい方向に働いており、さほど頑張らなくてもスピードが乗ってきます。
25km/h~30km/hくらいで、ホイールが回るに任せて脚を乗せるようにペダリングすると、気持ちのいい瞬間が訪れます。
クルマでいうと、パワーではなくトルクに乗って、スルスルと走っている感覚でしょうか。
純正から交換された方は、ここでニヤリとすると思います。
§登り
恐らくホイールを替えて、一番気になるポイントがここだと思いますが・・・
安心してください。結局エンジンですよ!!
(by とにかく明るいpajamaman)
と言ってしまうと身も蓋もないので書きます。
いわゆる鉄下駄と言われるようなホイールに比べればかなり軽くなると思います。
が、これを履いたから例えば表ヤビツが10分速くなった・・・ということはないと思います。
1,890gのキシリウムエキップと、1,750gのコスカボと、1,490gのデュラC35CLと、1,485gのボラワンCLで、どれだけヤビツのタイムが変わるかと言えば・・・私の場合5分程度しか変わりません。
※今までのヤビツ最速(といっても47分半の貧脚)が、実はVENGE+コスカボだってことはナイショです。
1,555gのレー3でも、ほぼほぼ平均タイムと同じくらいで、ホイールより本人のコンディションの方がタイムの有意差が出ます(涙)
と、身も蓋もないことをまた書いてしまったのですが(汗)
タイムはともかく、登りを走っていて楽しいと思えるホイールです。
9000-C35と似たようなフィーリングで登ってくれますし、斜度5-6%で頑張って15km/hくらい出ていれば、ホイールの慣性も手伝って綺麗な走り方をしてくれます。
§下り&コーナー
リムの重さと、ハブの回りで速度の乗りは良好です。
凹凸もあまり気にせずそれなりの速度でコーナーに進入して行けます。
コーナリング中も粘ったり急に切れ込んだりせず、素直にラインをトレースしていきます。
§総括
ここのところ、コスカボ、C35、BORAと、リムハイトのあるホイールばかり使ってきましたので、久しぶりのローハイトのホイールは新鮮でした。
リムの反響音がほとんどないのでとても静かなのです。
ハブの音もさほど大きくありません。
乗り心地も悪くなく、剛性としなやかさのバランスが良いと思います。
またローハイトなので横風に余計な気を遣う必要がありません。
値段はそこそこ、走りはスムーズ。
ビジュアルもカッコいい!
売れている理由もよく分かります。
価格評価→★★★★☆(←付いてきたものですがコスパ良いです)
評 価→★★★★☆(←人気あるわけだなと)
<オプション>
年 式→2014
カタログ重量→1,555g(実測重量1,585g)