購入価格 失念
上でTORIALさんがレビュー内で書いて下さっている通り、一度手放したもののやはり使ってみたくなって再度購入した。Cervelo R3用と思われるが、正規の単品販売では存在しない真っ白仕様。フランスのCerveloディーラーからバルク品として購入した。
EnveやEaston EC90の前期モデル、THM Scapulaも考えていたが、価格や実用的な面を考慮してFundaにした。Teamの方が軽いが、白仕様はProしか無かった為半自動的にProになった。
使用するフレームはカスタムオーダーのクロモリフレームなので、コラムは1 1/8でノーマルヘッド。ヘッド周りの剛性はお世辞にも高いとは言えず、下りのコーナーでは若干捻じれるような感触が伝わってきた。Funda自身も結構柔らかく、クラウン付近はもう少し剛性が欲しいように思う。ブレード形状ながらさほど縦剛性は高くなく、乗り心地は悪くないように感じる。
前から見るとハの字になっており、肉厚は曲がる辺りから薄くなっている。一律に横に厚いわけではないのが、このような乗り心地になっている原因だろう。
インテグラルヘッド用なので、クラウンレース付近は幅広。外見程剛性は高くないような気がするが、ノーマルヘッドなのが一番の原因かもしれない。この辺りは最近のスタンダードなカーボンフレームで試さないと評価は難しい。
横から見ると一貫して幅広のブレード形状で空力特性は良さそうだが、全く実感できず。そもそもこのフレームで他のフォークを試していないので比較のしようがない。偽物はこの『FUNDA PRO』の文字が違う場合が多い。この写真とフォントが違ったりちょっと大きかったりすると偽物の確率が高いので注意されたし。
問題のアンカースリーブは接着から1年経っても全く問題ない。一度かなりトルクを掛けてみたが、全く緩みやガタは見られなかった。手順書通りにきっちりと作業すれば剥がれてくることは無いと思う。これを入れる事によって、ステムのネジを締めた感触が、カーボンの曖昧な感じからアルミのしっかりした感触に変わった。プレッシャーアンカーよりも長いので、ヘッド周り(ステムからヘッド上ベアリング)の剛性に多少なりとも影響しているのではないだろうか。重量増を嫌って当初は軽量なプレッシャーアンカーを使用していたが、10g強の重量増よりもメリットの方が多いように感じたため、現在はこちらで運用している。
見た目はエアロで高剛性そうだが、乗ってみると意外と普通のフォークといった感じ。特に尖った性能があるようには感じないが、安心して使えるという点は評価できる。とりあえず不満は無いので、当分これを使い続ける予定だ。
価格評価→N/A
評 価→★★★★☆(意外と普通)