購入価格 ¥7,365(wiggle)
I-Clicの最廉価モデル、Fibreflex。
TIMEのペダルは今回初体験で、今まではシマノSPD-SLとBBBの変態軽量ペダルを使用。
箱はチタン・カーボン用の箱なようで、Fibreflexの文字は何処にも無かった。
まぁ、箱ではなく中身が大事なので別にいいのだが…
★☆
スプリングテンションの変わりにカーボンフレックスブレードを使うことで、pre-opening機能を助け、疲労耐性を高め、さらにその重量を大きく削減しました。 (チタニウムスプリングに比べて43%削減).
(wiggleの解説より抜粋)
☆★
板バネはカーボンではなく、ファイバーフレックスブレードが入っている。
上記レビューワー氏の仰る通り、扱っているショップでもカーボンより耐久性があるらしい、と聞いた(無かった為wiggleに注文してしまった)。
実際のところ強度の違いは解らないが、まぁカーボンとの違いで2,500円程なので、この辺りは好みの差で選んでも良いのではないだろうか。
ボディは艶の無い樹脂で安っぽさが目立つ。
が、まぁこれは実用性重視と考えればこんな物かという気にもなる。
他のI-clicを見ていないので分からないが、若干バリが残っていたりと仕上げは少し粗め。
仕上げの良さも求めるのであれば、これより上のグレードをお薦めする。
クランクに取り付けた状態。
ベアリングは割と素直な回転。
PD-R540と比べたらずっと素直に回る。
見ての通り、シルバー系のクランクに付けると浮いてしまう。
白辺りあれば幾らかちがうかもしれないが、まぁそこまで求める程でもないか。
さて、使用感だが、I-clic全体が言われているように、非常に脱着が楽に出来る。
この楽さは今までのどのビンディングペダルにも無い。
パチッとはまり、グニッと取れる。
パニック状態でも取れるだろう事が予想出来る位軽い付け外しを提供してくれる。
但しビンディングの微調整は必要。
シマノよりも調整はシビアな感じで、納得いくまで何度も付け外しをしている。
それが終われば実に安定したペダリングを得られるだろう。
フローティング感に関しても今までの物とは一線を画したレンジの広さ。
シマノのSM-SH11よりも可動域は広く感じ、最初はかなりの違和感(クリートがしっかり入っていないのではないかという)を感じたが、これは直ぐに慣れた。
普段SM-SH10等の固定クリートを使っているにはあまり向かないかもしれない。
当初の違和感は、相当なものだろう。
I-clicのバネ強度の調整は、ペダル外側側面、後ろにある穴にマイナスドライバーを入れて調整する。
これがまた微妙に穴が小さい為、通常のドライバーでは難しい。
自分の場合は電工ドライバーで頭が広がっていないストレートタイプの物を使って調整した。
初期状態は一番弱い状態。
好みによってだと思うが、自分は中程度にしている。
ペダルを外す時に硬さが増したが、フローティングの範疇が分かりやすくなったので不意に外れそうな不安感は無くなった。
クリートに関しては、色々聞くと耐久性が悪い、という話が多い。
また場所によっては非常に滑りやすい。
職場の階段(樹脂系のマットが敷いてある)で何度滑り落ちそうになったか。
クリートカバーが欲しいと心底思っている。
総論としては他レビューワー諸氏の仰るように、ビンディングペダル初心者向けのペダルだと思う。
この脱着し易さは初心者に大きな恩恵を与えてくれるだろう。
また足首が弱い方や女性にもお薦めしたいと思う。
価格評価→★★★★★(国内価格は高い)
評 価→★★★★☆(ペダルの評価はいいが、クリートがちょっと残念)
<オプション>
年 式→2011
カタログ重量→ 260g(実測重量 258g)