購入価格 ¥6720
【購入動機】
今までは、フラットペダル(ピン無し)にスニーカーという組み合わせだったのですが、スニーカーがあまりにボロくなってきたので、スニーカーを新調したところ、ペダリング中に足の指がつってしまう事が多発。
軽いギヤで、フラペらしからぬ勢いでペダリングしている時に、ピキッとつったまま我慢して走るのは、苦行でしかありません。
私のペダリングは、変なクセがついていて、つま先は可能な限り地面を向いて、踵は上げたままです。
0時~4時は、つま先を地面にするっと差し込むようにして、4時~8時はペダルを擦るように引きながら後ろへ押し出すように蹴ります。
8時~0時は惰性と反対の足で回します。
0時~4時のときに、足が滑り落ちないように、親指の拇指球をペダルの角にひっかけて、指でペダルを掴むようにしていました。
スニーカーを変えたことで、足の指でペダルを掴みにくくなって、つってしまったのです。
自分でもセオリー無視の変態ペダリングだとは思ってますが、そういうクセがついてしまったものは仕方がありません。
ビンディングにするって手もあったんですが、ビンディングだとクリート位置の融通が利かなくって、つま先を地面に向けてのペダリングが出来ないのです。
クリート位置はつま先寄りがよいのですが、一番前に持っていっても全然ダメで、自分のペダリングが全くできません。
良識ある大人なら、「ここで自分のペダリングスキルは間違っていたんだ、この機会に修正しよう」となるかもしれませんが、私にそんな良識を求めるのは、間違いってもんです。
そこで目に止まったのが、トゥークリップレスストラップとかペダルストラップと呼ばれる本製品です。
【感想】
まず、手持ちのフラットペダルに、装着不可だったので、わざわざペダルを買ってくることに、うーむ、余計な出費がかかるな~。
装着はたいして問題なく完了。
最初にストラップが金具をどう通っているか確認して、同じように通しましょう。
特に道具は使いませんでしたが、手芸なんかで使う先が細くて曲がったラジオペンチみたいなものがあれば作業が楽だと思います。
早速、使いたくなりますが、その前に大事なことがあります。
それは、スニーカーの靴ひもをちゃんと締めること。
そうしないと、スニーカーの中で足が動いてしまい、ペダルと足との一体感が損なわれます。
ジョギング等をやってる人は知ってると思いますが、靴ひもを結ぶ際は、低めの椅子なんかに座って、踵でトントンと地面を叩きます。
踵が地面について、つま先が45度ぐらいに上がった状態で靴ひもを結びましょう。
これで、フィット感がかなり上がります。
ビンディングはペダルとシューズは固定されていて、ズレが生じるのは、シューズと足しかありません。(クリートの遊びがあるにはありますが)
それに対して、ストラップタイプは、ペダル+ストラップとシューズがズレて、シューズと足もズレが生じます。
おまけにスニーカーはある程度隙間があることが多い。
そこで、少しでもズレを無くして、ペダルと足の一体感を上げるためにも、靴ひもを結ぶことをお勧めします。
最初はストラップの長さが、長いような短いようなで落ち着かなかったんですが、数回やり直して、一旦落ち着くと、かなり快適です。
今までのように、足の指でペダルを掴む労力から解放されました。
おかげで、足の指はまったくつりません。(普通は、つりません)
今までの苦労はなんだったんだ。
ただし、2時間ほど使って連続使用していたら、ちょっと痺れてきました。
まあ、痺れはフラットペダルの時もあったので、良しとします。
そして、片足ペダリングも出来るようになりました。
すげー、ぎこちないですけど。
フラットペダルだとどうやっても片足ペダリングはできなかったもんな~
片足ペダリングが出来るということは、引き足が完全に使えるって事です。
私の場合、引くってよりは蹴るってイメージですが。。。
9時ぐらいから、足の甲でペダルストラップを0時方向に蹴り上げるような感じです。
あんまり、蹴るイメージを強め過ぎると、今度は0時~4時のつま先を地面に差し込むような動きへ上手く繋がらなくなるので、まだまだ練習が必要です。
ケイデンズは上がったかどうか分かりません。
だって、うちのサイコンにはケイデンズセンサー付いてないし。。。
サイクリングロードを走ってみて、気持ちですが、今まで軽る目のギヤでくるくる回して時速30キロで走っていたのが、32キロぐらいになったような。
もともと、ちょっと頑張れば時速32キロは出せていたので、スピード・ケイデンズに影響があったかどうかは、疑問があります。
時速2キロあがったとして、そのうち半分は新アイテムを導入した気分によるものとすると、時速で1キロ改善。3%ほど性能向上したというところでしょうか。
基本的な機能としては、なんら問題ありませんし、足の指がつらなくなり、引き足も使えるようになりで、良いことだらけの気がしますが、気になった点もあります。
ストラップを足にはめないと、クランクが6時方向に向いたときに、ストラップが地面に触れてしまう。
地面に触れるだけなら、いいんだけど、生地がだんだんと傷んできそうなのが気になります。
しかも、安い製品じゃないし。
そして、足をストラップに通しにくい。
慣れの問題もあるんでしょうが、フラットペダルと両面ビンディングしか使ったことない人間にとっては、足を通しにくくて困る。
トゥークリップも同じなんですが、はめるには、つま先でペダルの角を手前に引いてから、通す操作が必要となります。
ペダルを手前に引くってのが、やっかいで、わざわざ足をクランクの回転方向とは逆方向に動かさないといけません。
坂道発進や、信号が青になってから車の左後ろにピッタリついて走りたい時など、一瞬たりとも回転を落としたくない時に、逆方向に動かすのがもどかしいです。
あとやっぱり高い。
同じような製品があさひ自転車で2900円。
あさひ自転車で2個買った方が安いって、どういうことよ。
次買うなら、あさひ自転車で買います。
価格評価→★★☆☆☆(他に選択肢があるのに、この値段はないよ)
評 価→★★★★☆(ペダル軸を極限までつま先に寄せたい人にはお勧め)