購入価格 ¥30000

サーベロR3なんかに標準装備されているフォーク。
アルファQが製造しているとの噂だが…
コラムからエンドの先までフルカーボン。横から見るとストレートだが、正面から見るとわずかにS字の曲線を描いている。
ブレード側面の赤いラインは左右で微妙にズレているが、気にしてはいけない。
プレッシャーアンカーを挿入するタイプではなく、付属のスターナット挿入済みの薄いアルミパイプをエポキシ接着剤でコラム内に接着する。
重量は20g。実はプレッシャーアンカーよりも軽いし、ステムクランプに対しての僅かな強度向上を望めるメリットもある。
エポキシ接着剤から、接着面を荒らすサンドペーパー、油分や汚れを拭き取るアルコールを染み込ませたウエットティッシュまで添付されていたので、作業自体は説明書を見ながら付属品を順に使っていけばすぐに終わる。
フォークとしての性能はほぼ満点。
ダンシングやコーナリングで剛性不足を感じることもないし、振動吸収性も良い。
見た目の印象だが空気抵抗もなんだか少なそうだ。
ただ、ブレーキをかけながらターンインする状況ではごくわずかにヨレる感じがした。
こういう感覚はTimeのAvant Stiffでは無かったのだが。
ただAvantは路面からの突き上げがかなりあったし、振動吸収性とのトレードオフと考えたら仕方ないのかもしれない。
ヨレるといっても少し違和感があるだけで、運転操作にはほとんど支障がないレベル。
比較対象が無かったり、感覚が鋭くない人なら気づかなくても不思議ではない。
気に入っていたのだが、距離2000kmを目前にして、時速50km/hのクラッシュ。
幸いにも擦過傷で済んだが、フォークはライダーを守るかのごとく無残に折れた。

次も同じものを買おうかと思っている。
価格評価→★★★☆☆ 3万円なら…
評 価→★★★★☆ 満点あげたいが、わずかなヨレでマイナス1
実測重量
352g(コラム300mm)
326g(コラム214mm)
20g(アンカーインサート)