[Race & Event] Honolulu Century Ride
購入価格 $55(エントリーフィーとして)
今回やっとの思いでホノルルセンチュリーライドに参加してきた。 気になっている方も多いと思うのでレビューしておこうと思う。 イベントとしてのホノルルセンチュリーライドのみならず、参加するにあたり必要となったこと苦労したことも併せて記載する。
◆ツアー(HIS利用)◆ 評価:★★☆☆☆ 今回は諸々の事情があり、HISを利用することとなった。 HISの場合、スポーツ専門セクションがあり、このホノルルセンチュリーライドもそこの扱いとなる。 (地域によって違う可能性があることを留意されたい) 他にもトップツアーやJALパック、JTB等からも同様の商品が発売されているので内容や価格からチョイスする事をお薦めする。
HISの場合特に詳細な説明等は無く、事務的に書類が送られてくるのみであった。 しかも出発直前になって。
送られてきた書類のなかには既に終了済みの事前講習会の案内まで。
いやいや、知らされてないから。それ。 金払ってるのに。
◆エントリー◆ 評価:★★★★☆ 日本よりエントリーする場合基本的に以下の方法がある。 ・スポーツエントリーを利用する ・旅行会社に代行を頼む 前者の場合\10,000となり、後者の場合\12,000(HISの場合)となる。 後者の場合旅行会社により変動するが、基本的にスポーツエントリーを利用したエントリーを代行しているだけのようだ。
そして基本的に日本人向けではないため便利ではないが、Active.comを利用してのエントリーが可能である。 こちらは$55とスポーツエントリーのほぼ半額。 こうなるとこちらを利用しない手は無い。
スポーツエントリーを経由した場合としない場合の差は以下の通り。 〇値段 〇ゼッケンを貰う場所、時間 〇完走証の名前が印刷済みか否か(くだらない)
解りやすく日本語が使えるスポーツエントリー(または旅行会社の代行)を利用するか、または金銭面重視でActive.comを利用するか、消費者に選択肢のあることは良い事だと思う。
◆配送◆ 評価:★★☆☆☆ バイクの配送。結構困る問題である。
空港から空港、即ち飛行機での輸送はこの期間JALWAYSを利用すると無料のようだ。 ただし、事前申請が必要らしいが、この辺りは旅行会社に任せているため詳細は不明。 空港-ホテル間の往復についてもHISでは輸送を無料で(というか旅行代金の中に含まれる)サポートしてくれているため特に問題は発生しない。
この2点において、個人で手配する際は注意が必要となるだろう。
多くのツアーでサポートされていないであろう自宅-空港間が一番の問題となる。 これについては諸々調べてみたが、どうやら空港ゆうパックを利用するのが最も安くつくようだ。 結果的に片道2000円弱で済んだ。
しかしネットで前もって調べた際の「翌日には空港につく」という案内を信じたためにえらい目にあった。 実際に申し込みフォームに移動すると「出発日の六日前を超える日付の予約は出来ない」とのこと。
!? 出発二日後だよ兄さん。
結局方々を駆け回り直接郵便局に持っていくことで事なきを得た。 が、受け付けのおばちゃんがサイズ上限を知らなかったり(通常のゆうパック上限を超えるようだが、空港ゆうパックでは扱ってくれるらしい)諸々問題が発生した。 もしご利用される方がいたら手配は早めにすることをお薦めする。
◆体調管理◆ 評価:★☆☆☆☆ これは勿論自分の問題なのだが、最終的に体調を大きく崩すハメとなった。 何よりホテルの冷房設定温度上限が24℃という恐ろしい数値。 そして慣れない気候に慣れない長時間の飛行機移動。 極力体調には注意した方が良いのは言うまでも無い。
◆交通状況◆ 評価:★★★★☆ 右側走行にはやはり違和感が、と感じていたが割合すぐ馴染むことができた。 というのも、国内に比べ車が自転車に対して非常に寛容であるようだ。
無理な追い越し、幅寄せ等はほぼ皆無といってもいい。 道も全体的に幅は広めで、バイク専用レーンも多く私としては走りやすく感じた。
◆路面◆ 評価:★★★☆☆ 路面状況は決して良いとは言えない、が非常に悪いというほどでもない。 一部にあるアスファルトの上にアスファルトを無理やり乗せたようなモコモコ道路には辟易するが、きちんと路面を見ながら走ればパンクするような心配はそうそう無いと思われる。 (自転車に慣れない連れは思い切り亀裂でリムを打ったようで一度パンクしていた)
◆出発◆ 評価:★★☆☆☆ カピオラニ公園から6:30からの出発となる。 出発の混雑を避けるため以下の条件を参考に4つのクラス分けがなされる(記憶を頼りに書いているので内容は不正確であることを了承されたい)。 クラスA:月500km以上走り、一年以内に160km以上のレースに参加した方。 クラスB:月200km以上走り、過去三年以内に80km以上のレースに参加した方。 クラスC:基本的にゆっくり走行が目的の人。 クラスD:ちびっこ&保護者 5:50までにスタンバイしておかないと最後尾からのスタートになるため注意が必要となる。
私はクラスCでの出発としたのだが、実際に出発できた時刻は6:50頃になった。 徐々に出て行くクラスAを見ていると、どう見ても(人は見た目で判断できないとはいえ)全く上記条件にそぐわない方々が散見された。 また、動き始めてから列に割り込んできている人まで。
「スポーツマンシップ」なんて求めてはいけないことなのだろうか。
◆コース・道のり◆ 評価:★★★★★ ダイヤモンドヘッドをぐるりと回り、東側の海岸沿いに北進していくコース。 道のりは非常にわかりやすい。 基本的に曲がる箇所にはきちんと標識が出ているため迷うこともないだろう。 基本平坦ではあるが、一部アップダウンはどうしても出てくる。 が、ある程度自転車経験があれば完走は苦にならないと思われる。 自分の体調によって20マイル・25マイル・50マイル・75マイル・100マイル好きな箇所で折り返し可能なのもありがたい。
途中途中ハナウマ湾、マカプウ岬、コオラウ山脈、クアロア牧場等景色的にも見所は盛りだくさんで海岸線を走っているだけでも飽きない。
◆イベント中のサポート◆ 評価:★★☆☆☆ 特にHISの、ということになってしまうが、イベント中のサポートは基本的に期待できない。 ツアーによってはサポートカーも出しているようだが、基本自分で全て対処しなくてはならないだろう。
◆エイドステーション◆ 評価:★★★★☆ 各折り返し地点にはスポーツドリンク、フルーツ、クッキー等を無償提供してくれるエイドステーションが併設されている。 あまり数多く補給食を用意しなくても、エイドステーションを利用すれば多くの場合問題は生じない。
◆総評◆ 評価:★★★★☆ 国外で自転車に乗るどころか、そもそも海外経験が初めてな私にとって今回は多くの体験が出来たとても貴重なイベントとなった。 もし、参加に悩まれている方がいたとしたら、「是非一度出てみて!」と薦めたい。
二度目出ることがあるかと聞かれるとちょっと微妙なところではある。 それはこのイベントが微妙だったからではなく、単純に「走っていないところの方がより走ってみたい」という欲求からであり、つまるところ「更に新しいところにいってみたい」という気持ちを湧き上がらせてくれるイベントであった。
でもきっと半年後には「そろそろツアー申し込み開始時期だけど今年はどうしようかなぁ」なんてお財布と相談している私がいるんじゃないかと思う。
価格評価→★★☆☆☆(全部含めるとえらい出費でした) 評 価→★★★★☆(替えがたい何かはきっとあるような気がする) <オプション> 年 式→2010
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