9月18日(土)の話。
麦草峠東面登坂
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=7329&forum=124&post_id=12428#forumpost12428の続きです。
・・・今度は、JR中央本線茅野駅側から、八ヶ岳の全景を眺めながらマイペースで上ります。
http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=95d923247b8451e3ea04406d0b9c6ec8茅野からは、北の蓼科山方面から南の編笠山まで、約90度の角度で八ヶ岳連邦を望むことができます。途中、標高1000m付近の昔ながらの店の自販機で水を補給。やれやれ、朝の登坂とはキツさが違うなあ。勾配は似たようなものだけど、さすがに元気一杯とはいきません。
1985年と86年に上った時は39×21T、88年のときは38×22Tだったけど、もうそんなギヤじゃとても上れないだろうなぁ。今つけているのは38×23Tでタイヤが20インチだから、700Cの34×27T相当だもんね。これだけあれば大抵の坂は大丈夫。
よくあることですが、標高が上がってくると、何だか眠くなってきます。目を閉じるとそのまま居眠り走行に移行しちゃうんじゃないか?などと思いながらゆっくり上っていくと、ななっ、何と、下るときに見た、「ホムセン小径車の男」を発見!
うーむ、彼こそチャレンジャーだ。彼にとっては自転車の重量やグレード、車種など問題ではない。とにかく、自転車で麦草峠に行ってみたい、という素朴な衝動が彼を衝き動かしているようです。高校一年の春、20kgは下らなかったであろう鉄の塊のような3段変速の通学自転車、片倉シルク号(つまりママちゃり)で東信濃の鳥居峠を目指したのを思い出しちゃうよぉ。思わず声をかけてしまいました。
「もう少しだから頑張ってください!」
「あ、こんにちは・・・」
峠の手前は勾配が緩んで速度が上がって、到着。
「おかえりなさーい」
件の女性スタッフさんに言われてしまいました。その方は外のテーブルでヒュッテの段ボール模型を修復?していました。この見事な模型はどなたかが作ったもののようです。
で、番台のオヤジさん曰く、
「おっ、お帰りなさい。えー、今日のお薦めはトマトカレー、です」
「えーっと、トマトカレーはさきほどいただきましたので、山菜蕎麦とホットのりんごジュースでお願いします」
「はい、トマトカレーは先ほど召し上がりましたね。では山菜蕎麦ですね」
接客の妙を心得ているというか、可笑しすぎて吹きそうに。
あとは下るだけ、と思うと、一安心。女性スタッフさんと外でいろいろ話しているうちに蕎麦が出来たようです。腹を満たして、さて下るか。雲が出てきて気温も下がり気味で、気がつけば寒い。というわけでハンディタイツも動員して暖かくして下ることにします。
ところでこの女性スタッフさん。クロモリなんていう言葉を知っていたり、ハンドメイド工房の名前を聞いてきたり、と、随分自転車のことが好きなんだな、と。で、後日知ることになったのですが、この方、何と!昨年自転車日本一周を終えた女性なのだそうです。しまった~、もう少し色々話をしておきたかったなあ。
・・・午後になると、ロードバイクで上ってくる人が突然、増えてきました。やっぱり自転車ブームだ。あの素晴らしきホムセン小径車と自分の小径車を除けば、すべてロード。これが30年前なら、ロードじゃなくてランドナー(絶滅危惧種)やキャンピング車(ほぼ絶滅)が主流だったのかと思うと、時代は変わったってことですね。
下りは冷えるぅ・・・。ウインドブレイカーとハンディタイツを持ってきて本当に良かったぁ~。歳とると寒いのがつらい。下り疲れた頃にJR八千穂駅に辿りつき、自転車をクルマに乗せて、佐久平のビジネスホテルに向かいます。
今日は110km走行で、獲得標高は2700mか。アー疲れた。風呂に入って洗濯して、佐久平駅前の信州そば「草笛」のくるみ蕎麦を食って、寝た。。。
(碓氷峠につづく)
評 価→★★★★★