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他日レビューしたRotor 3Dのペダルスレッドがかなり勘合きつかったのでDIYで浚い直すことにしました。シマノやカンパなどのコンポメーカークランクではまずないことですが、サードパーティー製(特にアノダイズ加工してあるやつ)だとままあります。
Park Toolsからはペダル用タップが2種類出ていますが、ロードやMTBのクランクは通常9/16インチ20山のスレッド、もう一種は1/2インチ20山で児童用自転車やBMXなどかなり限定的な範囲で採用されています。通常は9/16インチに対応するTAP-6を使用します。
パッケージには2本のタップが入っていますが、パッと見は全く一緒なので使用前にしつこい位確認しましょう。失敗れば当然クランクはパアです。左ペダルは逆ネジで、右は正ネジ。左用タップには"PARK TOOL CO. 9/16-20 LH USA"とレーザーエッチングされています(Left Hand=左側)。右用には"LH"の表記がありません。あとは通常タップを使用する上での常識を守る限り、何も難しいことはありません。一応以下に挙げておきます。
1. 使用前に必ずタップにたっぷりと切削油を塗布すること。同時に潰れなどがないかチェックし、切削中も適宜切削油を流し込むこと。油が切れると摩擦で熱が発生し、カジって煙がでてきます。最悪タップがパーンと破断して危険極まりない。
2.防護メガネをしましょう。ショットシェルが当たっても平気!だなんて謳っているんだからOakleyでも大丈夫でしょう。とにかく安全第一。
3.ちゃんとタップハンドル使って回しましょう。ごっそり浚うことになる時はいっぺんに全て浚おうとせず、2〜3回転ねじ込んでは緩めるのを繰り返しながら切り屑を掻きだし、切削してカジリを防ぎましょう。切り屑を逃がすための溝は切ってありますが、案外あっさり詰まってしまいます。
4.結構切り屑が出ます。カーペット上など掃除しにくい場所で作業するのは避けましょう。
以上。Park Toolですから、精度とか強度は心配ナシです。使用感にも結果にも一切文句なし。そう頻繁に使うものじゃないですから、ショップに持ち込んだ方が賢いかも知れませんね。
価格評価→★★★★☆(こういう特殊なタップにしては、そんなに法外な値段じゃない)
評 価→★★★★★(やっぱりParkは頼りになります)
年 式→2010
カタログ重量→ --g(実測重量 123g)