購入価格 ¥4000前後
通勤メインに使用してるジェイミスオーロラに標準装備されていたビットリアランドナーが
前後ともサイド面1周に渡ってヒビが入りどんどん深くなっていったのでトレッドを使い切る前に交換となった。
店に相談しパンクに強いタイヤを探してもらい、定番のシュワルベとツーキニストの他に薦められたタイヤ。
センタースリックで両脇は粒大きめの梨子地と、晴れの日しか乗らない身としては充分なこと、
耐パンクを謳うモノでは定番2種に比べ軽いので物は試しと決定。
実物を見て分かったのが最大空気圧が110psiと700x32のわりには高かったことだ。
前のビットリアは75psiだったし平均して80前後が多いと思う。
とりあえず前95後ろ105にして試走してみると、さすがに抵抗感が少なく走りが軽くなるがやはり固く跳ねぎみ、
前後10程下げて走ると乗心地は以前と同じくらいで軽い走りが得られた。
ただし耐パンク性を謳うタイヤの御多分に漏れずトレッドがかなり固く溝もないので小石を踏んだら
遠くにはじき飛ばすので周りに注意が必要だ。
雨上がりに走ったこともあるが排水性も以外とある。もちろん本格的な溝有りタイヤには及ばないようだが、
溝無しなので掃除が楽なのも良い。
というわけで2000kmほど走ったところで異変が、後輪サイド面にヒビが浮き始めた。
まだ浅いし部分的だがちょっとショック。前輪にも兆候がありいずれヒビが入ると思われる。
毎日ではないが通勤片道20kmに荷物と180cm90kgの体躯を支えていては致し方ないのかもしれない。
ビットリアもそうだったが耐パンクを高めれば構造やサイズ的にもタイヤ全体を固くせざるを得ないし、当然しなやかさも犠牲になる。
唯一サイド面の縦バネが頼りだがサイドカットを考慮すればあまり柔らかくもできない。衝撃の逃げ場が無いのだろう。
これは自動車タイヤのことだが15年程前、初めてミシュランのスポーツタイヤを着けた時
ハイグリップなくせにしなやかで乗心地の良いことに驚いた。当時の国産タイヤには無かった感触だった。
しかし1年半後トレッド面には変化がないのにサイドに無数の細かいヒビが発生していた。
もちろんタイヤのメンテは怠ってはいない。
他のミシュランも調べてみたのだが全体的にトレッドが固くサイドが薄く柔らかいのが共通点だった。
また私の購入したモデルはフランス製で日本の気候に合わなかったのも早くサイドが劣化した原因らしい。
結局二律背反というか、耐パンクが高いからといってタイヤの寿命が長いとは限らない。
私の場合体重が80kgだったらずいぶん違っていただろうが、自分の用途には非常にマッチしているタイヤだったのでちょっと残念、
これで3000円くらいだったらCP高いんだが。
ただしパンクは1度もないし、頑丈さと軽さのバランスは非常に良いと思う。
色も黒以外に赤とアイボリーがあるからアクセントも着けられる。
スリックタイプで耐パンク性が高く28や32mm幅って以外とないと思うんで街乗りメインのクロスにオススメ。
評 価→★★★☆☆(リフレクター付があれば4★)
カタログ重量→ 425g