購入価格: ¥200(税込) ※180ml
『高GIの糖分と多量のカフェインで凄い即効性。摂取のタイミング次第では強い味方に』
●イチゴ味のかき氷のシロップや栄養ドリンクの味
往復50kmくらいの折り返し地点で、血糖値が下がってちょっと疲れを感じた時に、自販機のレッドブル・エナジードリンクを2回試したことがある。
飲むとすぐに効いてきて、シャキっと元気になって集中力が増すのが分かった。それどころか、帰りの方が力強く漕げたような気さえした。味は良くないが、即効性は凄いと思う。
レッドブル・エナジードリンクの成分の中で、主に即効性に関係しているのは、糖類(スクロース、グルコース)とカフェインだろう。
●糖類について
高GIのスクロース(ショ糖)とグルコース(ブドウ糖)は、即分解されてエネルギーになるので、今すぐエネルギーが欲しい場合にはうってつけだと思う。その反面、高GIらしくエネルギーが切れるのも早いと思った。自宅に着く直前にはガクッといきなりエネルギーが切れた。
これはMuleBar KICKS GELのように低GIの炭水化物を組み合わせていないので仕方がないのかもしれない。同じ条件ではないが、50kmくらいの距離でレッドブルとMuleBar KICKS GELをそれぞれ2回ずつ試した感じでは、MuleBar KICKS GELの方が最後まで集中力とエネルギーは持続した。
ロングライドではまだ試していないのだが、中盤のエネルギー補給としては、後々のエネルギーのことを考えて低GI食品を摂取しておいたり、MuleBar KICKS GELのような高GIと低GIを組み合わせた補給食を摂るのがベストだと思う。
持続性が低めなのはマイナス面ではなく、単にタイプの違いだと思う。レッドブル・エナジードリンクは入手しやすいので、即効性が必要な状況ではとても役に立つ。
また、運動開始前(20~30分)に大量の糖分を取ると、インスリンショックが起こり却って低血糖になってしまうが、100mlあたり11g程度の量なら運動前でも問題なさそうな量。
●カフェインについて
レッドブル・エナジードリンクがキターァ!!というくらい即効性があるのは、エネルギーになりやすいスクロース、グルコースに加えて、カフェインの存在がかなり大きい。
レッドブル・エナジードリンクは、一本にカフェインが80mgと入っている。MuleBar KICKS GELのガラナのカフェイン含有量50mgよりも多い。リポビタンDなどの栄養ドリンクのカフェインの含有量も50mgなので、かなりカフェインの含有量は高い。
これほどの量だと利尿作用がかなり心配だ。初めてレッドブル・エナジードリンクを飲んだ後は何度もトイレに行ったので、利尿作用はやはり強いと思う。
カフェインの覚醒作用で集中力は増すし、筋肉は興奮してものすごく力が出る感じがした。帰りはテンションが上がった状態になって踏みすぎてしまい、翌日は結構筋肉疲労が出た。
テンションが上がると知らず知らずのうちに踏み込んでしまう。多いカフェインの量のおかげでパワーが出しやすくなるとは思うが、調子に乗って加速すると筋中グリコーゲンを早い段階で失い、筋肉疲労を招き、却って疲れてしまうかもしれない。
このカフェイン量は、スクワットで大きな重量を持ち上げるような時に最も威力を発揮しそうな感じだ。逆に言えば、自転車に乗る時にはもっとカフェイン量が少なめで、もう少しマイルドな興奮感でいいような気がする。
●エネルギー補給の戦略次第では強い見方に
前述のように、私がロングライドに挑戦する時には、休憩中は他のものを摂取するかもしれない。だけど、あとゴールまであと数キロというところでは確実に威力を発揮してくれると思うので是非使ってみたい。
また、普段、私が乗るような距離では積極的に使っても問題なさそうな感じなので(トイレもあるし)、エネルギー補給の選択肢が増えたのは素直に嬉しく思う。
(メーカーサイト) レッドブル・エナジードリンク:
http://www.redbull.jp/cs/Satellite/ja_JP/RedBull-Japan/Products/011242760632203価格評価→★★☆☆☆ (缶飲料としてはちょっと高め)
評 価→★★★★☆ (持久力は低めだが即効性が非常に高い。カフェインは多すぎるかもしれない)