購入価格 ¥800くらい
私はパンクをしたことがない。
もちろん、いざという時に備えてパンク用品は一式揃えて走っているが、いまのところ自分がお世話になったことがない。一度、見知らぬひとに携帯ポンプを貸したくらいだ。
なので、チューブ交換はタイヤの交換のついでに行っている。交換用として持ち運んでいたチューブを本採用し、新たに別のチューブを交換用として開封する。交換用チューブはラップでくるんでダウンチューブ裏のツールボトルに収納する。
いままではSCHWALBEのチューブを持ち運んでいた。手に入りやすくて頑丈だ。申し分ない。だが、ツールボトルにふたつ入れるには微妙にかさばるのが気になっていた。入れようと思えば入る。だがもっとコンパクトなら……
店頭で軽量チューブを眺めると、実にコンパクトにまとまっている。パナレーサーのR'AIRなどはパッケージが透明なので良く分かる。だが、R'AIRを交換用として持ち運ぶのは怖い。そこまで軽くコンパクトでなくてもいいし、もっと安いのが良い。もっと扱いやすいのが良い。
というわけで、EXTENZA軽量チューブ(バルブ長48mm)を持ち運ぶことにした。
ここで断っておきたいのは、今回のレビューでは、あくまでも「収納性」という観点だけで評価している、ということだ。私はANCHORの完成車に乗っているので、最初に付属していたのはこのチューブだと思うのだが、印象はとっくの昔に記憶の彼方だ。そしてパンクするまで(あるいはタイヤを交換するまで)このチューブに出番はない。
比較対象はSCHWALBEのSV15。バルブ長50mmの製品だ。
・パッケージから取り出した状態
・丁寧に巻きなおした状態
・ラップで包んだ状態
音鳴り防止の内張りウレタンを剥がしたOGKのツールボトルにふたつ詰めると、このようになる。
・SCHWALBE SV15
・EXTENZA軽量チューブ
SCHWALBEだと携帯ポンプを入れる隙間はないが、EXTENZAなら入る。
・airboneのミニポンプ、パナレーサーのタイヤレバーを3本、TNIお助けチューブを入れた状態
これでも、上半分はほぼ空なので、CO2ボンベはもちろん、チューブをあと2本入れることも可能だろう。収納性に関しては目論み通り。満足いく製品だった。
さて。
パンクについて言及した途端にパンクする、というのはよく聞く話だ。言霊信仰というべきか、懐かしのマーフィーの法則というべきか。もし早い時期に使用感を追記したら、遂にパンクしたと思ってほしい。使用感次第で星の増減が有り得るので、ここでは星4つとさせて欲しい。
価格評価→★★★★★
評 価 →★★★★☆