GIANT SPINFORCE
購入価格 完成車付属
ホイールが修理で旅立っている間、友人から借りていた。 世代交代後?のFOUR By SIXとはちょっと違う。
なんといっても特筆すべきはその重量。鉄下駄アジア代表である。 1000gまでの秤でフロントが量れなかった時には、秤を疑ってしまった。壊れてんじゃね?と思い別のものを載せた時、初めてどういう意味か分かった。
鉄下駄フランス代表のアクシウムですら、Fハブの重量は200g程度らしい。ということは、ハブが200gとしてもスポークとリムで800g以上。スポークは24本なので、重く見積もっても200gは絶対に切っているはず。つまり、リムは600g以上あるわけだ。今時そんなリムを探すのは逆に難しいのではないだろうか。どこかのディスクホイールより重いカーボンディープと良い勝負。
走行感はいわずもがな、非常にゆったりした加速。その代わり、スピードが乗ると外周部の重さでゴリゴリ回る。たぶん、どんなに雑なペダリングでも大丈夫だろう。軽量リムの方が有利なのは当然だが、一定速度に限り使用可能。ちなみに、外周部が重くても巡航速度は変わらない。軽量リムでスピードが下がるという人はペダリングを見直した方が良い、という事をどこかで読んだ気がする。
ハブの回転は最悪で、ちょっとメンテナンスしないだけでもうゴリゴリ。いや、ゴリゴリというのはまだ回転するだけマシである。もう末期には手では回せなぐらい固かった。
GIANTの完成車にこれが付いていたら、まず変える事をお勧めする。シマノのR500でも軽量カーボンホイール並に感じるはず。ましてやもう少し背伸びをして3万ぐらいの手組みを買えば、走りは一変するはずだ。
価格評価→★★★☆☆(付属) 評 価→☆☆☆☆☆(まず交換)
|