HAYES 油圧ディスクブレーキ El camino XC 390g
購入価格 ¥55,000(前後)
まず、何といっても制動力が半端ない。
シマノは、「シュルシュルシュルシュー」という感じ。ローターに若干オイルが付着してるんじゃないかと疑いたくなる感触。 コイツは「ジジジジュー」という感じ。シマノと違い、握りこむ力が逃げずに制動に反映される感触。
コントロール性を加味すれば、好みの問題かもしれんが、 コイツを使ってコントロールしにくいと思ったことはない。
以下、細部について。
【レバー】 ・タッチは何というか、雑な感じ。握り心地が悪い。 ・レバーが大振りで、上下にガタがある。 ・パワーアジャスターも面白いのだが、このアジャスターを回すと、レバーのリーチまで変わってしまうのが難点。
【キャリパー、パッド】 ・マグラ、シマノに比べると、キャリパーが大きく重そうに見える。 ・補修パーツの供給体制は、シマノ、マグラより良いそうだ。 ・メタルパッドの減りは、シマノのメタルに比べても速いと思われる。 ・ウェットでは鳴きがひどい。 ・クリップでパッドを固定しているのだが、クリップが少しでも変形すると、走行時に振動でカタカタいって多少煩い。 しかも工具で固定していないので、走行中にパッドが飛んでいきやしないか、ちと不安でもある。心配性の方は要注意。
【ローター】 ・6インチVローターを使用。ぶつけたはずはないがかなり歪んでいる。使用期間の長いセンターロック・シマノのほうは歪んでいない。
全体的に、致命的な弱点はないものの、人に勧めたくなるものでもない。
価格評価→★★☆☆☆(←ブレーキは命に関わるから奮発したけど・・・、高い) 評 価→★★★☆☆(←当時のトップグレードにしては完成度がイマイチ)
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