CBN Bike Product Review
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えい出版 クロモリロードバイク


 
mia  2010-8-14 9:25
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えい出版 クロモリロードバイク
購入価格 ¥1,680

冒頭に掲載された60年代のCinelli Super Corsaや、René HerseのCourse Routeの見開き写真はまさに眼福。
ライターにフレーム一本組ませてみたり、バテットチューブのできるまでを紹介したりと、ちょっと変わった企画にもチャレンジしていてなかなか面白い。

とはいえ、カンパから銀色のパーツが次々消滅し、サイズを選ぶことができるスレッドステムは事実上日東に限られてきた2010年夏、企画としては些か遅かったかなという気がしないでもない。
一昨年の夏に出ていたなら、まだ銀色のカンパもイタリアンのスレッドステムも、探すまでもなく容易に新品で手に入った。ここ2年ほどで鉄ロードに合う多くのパーツが過去帳入りしてしまって、オークションや中古店で大枚はたいて入手するか、ダウンチューブより太いステム、モノコックのカーボンフレームにも負けない存在感を誇るチェンリングなどで”重武装”するしか道はなくなってきている。本書に載っている作例に惚れ込んで、うっかりスレッドステムに改造したフレームなんか注文しようものなら、あとあと相当な苦労を背負い込むことは覚悟しておいた方がいいだろう。
もちろん、あのメーカーのこのサイズを求めて、毎日ヤフオクとebayをうろつくのが楽しくてしょうがない、老舗のジャンク籠は掘らずにはいられないという方にとっては、何の問題もないことだろう。ま、もっとも、そういう方には本書の内容は「何とかに説法」かと思う。

欲を言えば、こういう本にこそ手組のホイールの組み方とか、チューブラーのインプレとか、クロモリに合う完組ホイールカタログみたいな企画が欲しかった。

えいなので、いつものコンテンツの使い回しもいくらかあるだろうと思って読んでみたが、写真一葉とか小さな囲み記事とかは別として、少なくとも大きな企画では使い回しは見られなかった。この点は評価できる。ただ、東京オリンピックに参戦した各国のバイクを掲載したモノクロページのレイアウトが、パリの旅行記事のレイアウトをそっくり使っているらしく「シャンゼリゼにうんちゃら…」などと東京オリンピックとは全然関係ないテキストが残ってしまっている。レイアウトのテンプレートを流用するのではなく、以前作ったファイルそのものをいじってテキストと写真を入れ替えるワープロソフト流でやるから、こういうことになる。ページレイアウトソフトの使い方も知らない、校正もしていない編集担当がいる。自転車で言えばシートステーの集合部に塗料を吹き忘れて鉄の地肌が丸見えみたいなもので、1,680円という価格には、こういう人たちのお給料分も含まれている。こういう出版社に提灯持ってもらっても、メーカーもあんまり嬉しくないだろうね。

評   価→★★☆☆☆(使い回しのえい、面目躍如)

 
okenta  2010-9-14 0:32
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えい出版 クロモリロードバイク
購入価格 ¥1.680

最近、鉄の自転車への興味が湧いて仕方が無いので、
まずは初めの一歩ということで久し振りに自転車関係の雑誌を買ってみたのがコレ。

上の方は恐らくクロモリの自転車についてお詳しい方だか、
自分はドの付く素人で、「スレッドステムってどうやって付けるんですか?」レベル。
なのでカタログ的に載っているだけの自転車紹介や工房の紹介、
また組んでいく過程などが写真で載っているのはそこそこ面白かった。

私は今、クロモリバイクを検討しているのだが、そこで役立っているのが「パイプ紹介」のページだ。
クロモリバイクはカーボンバイクもそうだが、パイプの質で性格が決定付けられる。
マテリアルの選択が非常に重要になってくる世界なので、
国産から外国製のパイプまで様々な特徴を書いたページは非常に勉強になった。

「なるほど、スーパーコルサとシンテシーは同じパイプなんだな」
「だからこの2つで迷ってる場合は、メーカーで選んじゃってもOKだろうな」

と言った具合にね。


まぁ例によってインプレのページは、

「乗り味については、推して量るべし」

などと意味不明な文言で締めくくられていたり、
殆どがファッション雑誌のブランド紹介みたいになっているので注意が必要。

価格評価→★★★☆☆(広告的内容が多かった割には高い)
評   価→★★★★☆(クロモリ初心者には楽しめるかも?)
 
GlennGould  2011-1-4 18:12
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枻出版社 クロモリロードバイク 【鉄ロードのすべてがわかる】
購入価格 ¥1.680


“こんな感じで一丁上がり”的な風味の枻出版社の自転車ムック

かと思ったら、全然違いました。大変面白く、資料的な価値も高い、優れた書籍です。

とは言っても、この10年で、ローエンドからハイエンドまで、すっかりカーボンバイクが当たり前になりました。初めて乗るスポーツ自転車がカーボンバイク、というのはごく普通の出来事になっていますので、その立場からすれば、スチールバイクは、もしかしたら奇異に見えるし、同じ意味で、この良書も、何やら不可思議な、別世界の出来事を扱ったキワモノ本に見えてしまうかも知れません。それはある程度仕方のないことです。しかし、それとは関係なく、これは良書です。

大変面白く、資料的な価値も高い、優れた書籍である、ということを申し上げて、評価は、


価格評価→★★★★★
評   価→★★★★★


とします。
言いたいことが無いわけではありませんが、この本はこれで文句なし!!イイ本です。
全部で152ページでしたが、次は300ページの大作を期待します。



* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *



さてさて、ここから先は、投稿者の偏見が渦巻く文章となります。この本の論旨とはまるで無関係の駄文が続きます。また、かなりあやふやな記憶を辿って書いていますので、間違っている可能性もあります。もしよろしければ先へお進みください。なお、画像は文章とはあまり関係がありません。。。


◇表紙◇
表紙には、日本の競技自転車の黎明期から1980年代中盤辺りまで活躍した土屋製作所のビルダー、梶原利夫氏のEVERESTが表紙を飾っています。カンパ・レコードあたりで組まれています。1969年製。これは正直申し上げて、ただの古いスポーツ自転車にしか見えないかもしれませんが、それでいいんです。

◇page 14◇
スチール時代の終焉と再生の兆しを評論した2ページ。この本のプロローグ的な位置づけです。ところで隅っこにはスチール時代のDE ROSAのオーダーシートが。フレームジオメトリを7つのパラメータで指定するようになっています。ここで注目すべきは、フォークオフセットが指定できるのに、ヘッド角度を指定するようにはなっていない、ということです。一方、フロントセンターは指定できる。これはヘンで、面倒で、奇妙です。どんな深遠な意味がここに隠されているのか?何が奇妙なのか、詳細は割愛しますが、私なら、このオーダーシートは、却下です。えっ?こんな小さな図に反応するな、ですか?

◇page 16◇
「時を越えた美しき鉄の魔物たち」と題して、このページからいくつかの名車を紹介しています。まずはMASI。ヘッドラグの肉抜き部への挿し色がキレイではない。間近で見ると意外とキレイじゃなかったイタリア車・・・っていうことだったなあ、そういえば。

◇page 20◇
EVERESTも魔物として紹介されています。伝説ビルダーの梶原利夫氏は、Kalavinka(九十九サイクル)の田辺氏、FTB/QUARK(細山製作所)の細山氏などにも大きな影響を与え、さらにマスプロメーカーのMIYATAのKOGA MIYATAも手掛けました。84年頃でしたか?EVERESTのやや廉価な車種が発売され、キレイな1ページ広告がニューサイクリングかどこかに掲載されました。フロントかリヤか忘れましたが、チューブラタイヤのバルブがリムから思いっきり斜めに飛び出しているのを発見してしまい、完全に興ざめしたのをハッキリ覚えています。

◇page 22◇
Rossinも魔物。RossinがRossinだったころのRossinが紹介されています。創業者のRossin氏はRossinがRissinではなくなってしまったことを嘆き、Rossinを離れてしまいました。Rossinで修業した日本人と言えば、Kiyo Miyazawaの宮沢清明氏ですが、最近、どうされているのでしょうか。

◇page 26◇
Cinelli Laserも魔物として紹介されています。(魔物って、この本はニューサイクリングか?)いわゆるファニーバイク。これは1985年の作品ですが、ニューヨーク近代美術館に収蔵される、との報をサイスポで見て、うぉ~カッコイイ~と思ったのを憶えています。しかし、今見ると、それこそ古色蒼然との印象を拭えません。文中では当然、褒めまくっていますが、Cinelliなら単なるSuper Corsaの方がいいなあ。ちなみに、Laserのフォーククラウン。コレは今でも各社、各工房で広く使われているヤツかと思われます。

◇page 28◇
このページから現行スチールバイクのインプレ。最初の見開きがCOLNAGOのMASTER X-LIGHTとCHERUBIM PIUMA。例によってレーダーチャートで快適性だのハンドリングだのを評価していますが、これはある意味、お約束。PIUMAはジオメトリをフルオーダーすることができます。ハンドリングの善し悪しなんて、ジオメトリ次第でしょう。ジオメトリをフルオーダーすることができるPIUMAがMAXTER-Xに負けるわけないじゃん(ちゃんと設定出来れば、の話ですが)。あっ、よく見たらPIUMAのハンドリングにはちゃんと満点がついていました。

◇page 34◇
DE ROSAのNeo Primato。機材オタクとしても名高い仲沢隆さんの「デローザは昔から、変なベント加工などしない。直球勝負の作りなのだ」は名言。ONDAフォークとか、意味不明のベントが目白押しのカーボンバイクにも言ってやって!

◇page 46◇
Steel Pipe Catalogのページがここから。これは資料価値が高い、素晴らしい内容。パイプメーカーの型番とパイプ厚さが網羅!こういうのを中学生が貪るように読むと、あっという間に覚えてしまうのですが。そんな中学生が日本を救うに違いない。

◇page 54◇
クロモリ自転車入手のケーススタディがここから。こういうのは判りやすくてイイですね。ナイスな企画。まるで違う4つのケース・・・CHERUBIM、Kalavinka、DE ROSA、Panasonicを紹介しています。まあしかし、だいたいKalavinkaは現在、一般オーダーを受け付けていないのに、アレですけど。。。一番確実でコストパフォーマンスが高いのはPanasonicだろうなあ。

ところでKalavinkaには学生時代にお世話になったことがあるのですが、ファニーバイクやカーボンディスクなどが出始めて、何かが一気に変わり始めそうな1986年のミラノショーの雑誌報道を見たKalavinkaの田辺さんが若造の私に、「ねえ○○君、これから自転車の世界はどうなっていくと思う?」と質問が。LOOK初の実戦投入カーボンバイクでレモンとイノーがワン・ツーを果たしたツールもあり、ハンドメイド業界には厳しい時代が来るような気がしたのですが、私はそれには触れませんでした。し、しかしKalavinka。今では果敢にカーボンバイクにチャレンジしているという顛末!すごいぞKalavinka !!!

◇page 82◇ 
6ページにわたって今野製作所の二代目、今野真一氏が「スチール自転車のメリットとその未来」を論考します。偉大な創業者の今野仁さんの遺産に甘んじることなく過激な挑戦を重ねる真一さんですが、根性が据わっています。よく考えています。是非、この本を購入して一読しましょう。

◇page 90◇
そしてここからは絹自転車製作所の荒井正氏の「クロモリフレーム その素材と製法」という、甚だマニアックなページ。鋼材の組成比率が、何と、各パイプごとに網羅されています。所詮、クロモリ系鋼材など、枯れた鋼材です。ヤング率なんて皆似たようなもの。組成比率なんて説明されても、単なるユーザにはほとんど無意味ですが、しかし、これは素晴らしいページだ!貪り読む中学生よ、出でよ!!

◇page 98◇
何と6ページに亘ってラグのオンパレード。CHERUBIMの1インチインテグラルヘッドパイプも出てくる。あ~自分が大学三年のときに作ってもらったFTBのフォーククラウンはアグラッティだったのか!とか。あれ、ケルビムのR2で使われていたフォーククラウンが載っていないじゃないか、とか。で、今は台湾製がメインなんですねぇ。

◇page 105◇
ここからが工房探訪のページ。ここでANCHORのハイドロフォーミングチューブをちゃんと紹介するところがステキだ。最速ビルダーの細山さんは、「何でも作ってしまうスチールの魔術師」と紹介されているゾ。細山さん曰く「作ってくれって言われると、断れないんです」。カッコよすぎ!!

◇page 130◇
「日本のスチールロードバイク」と題する座談会。伝説ビルダーの梶原利夫氏、DE ROSAを日本に紹介した横尾明氏、ミヤタ出身でジャイアント初代社長の沼勉氏、という、これはニューサイクリング誌か?と見紛うほど濃い面々が参集。業界の先駆者による証言が次々に。これは
貴重です。

◇page 138◇
もうページ数も尽きつつあるのか?何故かここでいきなり「世界のスレッドステム博物館」。やっぱ、NITTOのPearlは世界一美しいワなあ、とか、CINELLIの1Aもう一度作ってくれぇ~とか、唸りつつお茶を飲みます。



ハンドメイドが全盛だった1980年代。サイスポのショップ広告には、

  ZUNOW CHERUBIM 3Rensho代理店

というような文字がたくさん見られたものです。すなわち、ショップが、ハンドメイドのオーダーの窓口になっていたんですね。そんな時代があったんかいな!?という感じです。これは1977年のニューサイクリング10月号のCYCLONE(シクロウネ)の広告です。シクロウネが代理店開拓を積極的に進めていたことがうかがえます。



シクロウネは後に3Renshoブランドを放ち、ハンドメイドの黄金時代だった1980年代に最も輝いた工房のひとつです(評論のための引用なので問題はないと判断しますが、問題があればNC誌が一報くださるでしょう)。

また、RAVANELLOの高村製作所は、かつて、自社ブランドを生産しつつ、何故か西のトップブランドだったZUNOWの代理店をしていた時代があります。


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昨今のスチールの復権が今後、どんな風に推移していくのか?興味深く見守っていきたいと思います。



 
 
 
 
 
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