購入価格 400円強(wiggle)
先日、久しぶりに境川サイクリングロードを走って江ノ島まで行って来た
帰りがけにコンビニで補給していると、GIANTのESCAPE3、
CROSS3、アサヒのPB プレシジョン・スポーツに小さめの
サーフボードをくくりつけた高校生3人組と出会った。
さすが、湘南の高校生はリッチ!とびっくりしたが、
気をつけてみると、別に湘南でなくても、最近、
クロスバイクに乗っている高校生って結構いるんですね。
しかも、結構な確率でサドルバックまでつけている。
自転車の平均単価が6万円だかの欧州某国と9800円の
安売りママチャリが跋扈する我が国を比較して嘆いていた
疋田氏などは感涙にむせぶような事態である
でも、リアライトを付けている人はほとんど見ない。
246あたりをロードでかっとばして通勤している方も、リアライトの
装着率は低い。車から見ると、特に市街地ではライトを下向きに
しているので、かなり近くにならないと自転車は見えない。
ママチャリならペダルの反射材が低い位置で反射するので、
気がつきやすいんだが‥
wiggleを徘徊していたら、初めて買うリアライトにちょうど
良い製品を見つけたのでレビューしておきたい。
このライトを見つけたきっかけは、ツーリング車にCarradiceの
バックをつけてイメチェンしてみたいという衝動に駆られたこと
にある。
そうすると、ライトなどの付属品類も合ったものにしたくなる
今までは猫目のTL-LD610-Rを使っていたがどう考えてもミスマッチ。
それで、手持ちのTL-LD130-RをC-1という
猫目純正のクリップに付けて取り付けてみた。
このクリップ、振動ですぐ本体と分離する問題商品ゆえ
瞬間接着剤で結合して取り付けたのだが、クリップごと外れて
飛んで行ってしまった。小細工して強引に取り付ける方法も
あったのだが、そもそも、デザインが現代的過ぎてサドルバックに
似合わんな!というのもあって、別なものを探す羽目になった。
wiggleのリアライトを見ると、ちょうど在庫処分になっっていた
本製品が目に留まった。商品説明が今ひとつで、サドルバックに
取り付けられるか分からなかったが、レビューを読むと
本体にクリップが付いていると書いてあったので、
無料配送の価格合わせに注文してみることにした。
前:CATEYE TL-LD150(LD130のLEDを5つにしたもの。大きさは同じ)
後左:本製品 後右:CATEYE TL-LD610
ご覧になって分かるように、手前の小判型の150に比べて
かなり分厚い。LD610より厚いくらい。大福餅をつぶした
ようなでかさ。長さはLD150より短そうに見えるが
これは接写しているためで、実際はほぼ同寸である
ただし、電池込みの実測重量はSMART 55g、LD610 55g、
LD150 45gと大きさの割には軽い。
5つのLEDのうち両端の2つは
外側に折り曲げられて取り付けられている。
接合部には防水用の赤いゴムが入っている
赤いカバーの部分にも光を分散させるための
凸凹部分があり、視認性はかなり高い。
サドルバックやベルトに付けられるクリップが本体に接合されている。
しっかりしたつくりで、抜け落ちないように
ギザギザに加工した部分も付いていて、これを付けて
500キロ以上走ったが、外れたりはしていない。
シートポストに取り付ける際は、クリップごと取り付ける
スイッチ部分はマグネットスイッチではないので、
防水性はそれなり。スイッチそのものは、LD610より
押しやすい。LD610の前作、LD600に良く似ている
点滅パターンは消灯->点灯->点滅->サイドトゥサイド->消灯
長押しでOFFになったりはしない。最初が点灯なのもちょっと
気になるが、これは、点滅は違法になる国がある為らしい
シートポストに取り付けるアダプターは、猫目のLD170,600など
旧世代のものとほぼ同様の作りで、付属の厚みの異なるゴム板を
挟んで固定するタイプ。31.8ミリでは取り付けることができない。
また、シートポストに対して垂直にしか取り付けられない設計ゆえ、
シートポストに付けると足に引っかかる方が多いと思う
この辺りが、思うように売れず、今、50%OFFの在庫処分に
なっている最大の原因だと思うのだが、サドルバックに
取り付ける分には問題にならないし、実点灯させてみると、
ちょっと不細工な外観?に似合わず、視認性もよいので
ある。
正面からみた所。左:SMART 右:TD-LD610
電池はどちらも充電済eneloopを使用
正面から見ると、両端のLEDを外側に曲げているため、SMARTは実質
3LEDになってしまうこともあって、610の方がずっと明るく感じる
斜めから見た所。左:SMART 右:TD-LD610
ところが、角度をずらすと形勢は逆転する。こんどはどうみても
SMARTの方が明るく見える。これは、細かく造りこんだ反射板と
両側を外側に曲げたLEDの効果である
猫目の場合、ヘッドライトと同じく、レンズの力でLEDを狭角に
集光して、明るさを稼ごうとする。であるから、正面からの光を
測定したばあい、他の製品を圧倒する
しかし、ちょっと角度をずらすと、レンズで集光していることは
弱点に変わる。実際の道路では、運転席によじ登るようにして
乗り込むダンプや、かなり高い位置にすわるミニバンから、
逆に自転車のサドルの位置より下に運転者の頭がくるような低重心の
スポーツカーも走っている。
車がほとんど走っていないような道で、何百メートルも先からならば、
運転席の高さの差は有意な角度の差にはならないので、視認性は
高いかも知れない。
しかし、通常の夜間走行の場合、先行車両の陰に隠れているため、
数十メートルの距離で初めて自転車が目に入ることはよくある。
このような状態では、他社の製品に比べて照射角度があまりにも
狭角であるため、猫目製品は総合的には視認性が低い可能性が
高いのである。
以上のような訳で、800円前後のLD130や1600円前後のLD610よりも、
サドルバックに付けるのならば、ワンコイン以下で買える
この製品の方がはるかにお勧めである。
ただし、在庫品セールであるから、付属の電池は使用期限まで
あと3ヶ月を切っている。あまり夜には乗らない方は、
最初から、国産の新品に交換して使われることをお勧めする。
ちなみに、同形のフロント用もある。こちらはLEDが緑色で
暗くお勧めできないが、筐体が全く同じなので、カバーのみを
リア用に取り付けるとカバーの色を透明にすることもできる
こちらは500円弱なので2個買っても900円である
無料配送のための価格調整にどうぞ
価格評価→★★★★★(文句無く安いです)
評 価→★★★★☆(シートポストにもちゃんと付けられたら‥)