[Race & Event] ツール・ド・美ヶ原
購入価格¥6,000
ご存知かとは思いますが、日本では上り坂と下り坂だと、上り坂の方が多いんですよ?
毎年6月の最終週に開催される、「GEKISAKA」を合言葉にした長野県松本市の浅間温泉をスタートし、ゴールの美ヶ原を目指すヒルクライム。
標高差1270mを全長21.6kmの距離で上る。
スタートから美鈴湖までの5キロ、いきなり始まる、コース紹介にも「ここが一番きつい所」とかかれた最大斜度17%の坂。
ダンシングすればホイールスピン、座って漕げばウイリーという狂気に満ちた激坂だ。
はじめから諦め、と言うか戦術的撤退と言うか、どうしようもないキツイ箇所は押して歩く人も少なくない。
そんなカッコの悪いことは出来ないぜと言いながら漕いでみるが、押して歩く人に全く追いつかない。
体力の半分以上を持って行かれ、ようやく美鈴湖に到着すると地元の方の和太鼓による応援。
引きつった表情で軽口をたたきながら先に進むが決して美鈴湖からゴールまでが楽なわけではない。
半分に減った体力で残りの15キロに挑まなければならない。
途中、ジュニアゴールに差し掛かると、「もう、ジュニアゴールでいいですよう」と情けない言葉が口を突く。
後から追い上げてくる人、上から落ちてくる人ととがごっちゃになり、少しでもきつくなれば渋滞を起こす。
半分を過ぎたあたりで、「ここが一番の難所」と言うわけのわからない看板があり、スタッフが慰めてくれる。
もちろん、最大の難所を過ぎたからといって決して楽になるわけでもない。
リカンベントやMTBに抜かれながら上っていくと、ゴール前3キロ付近で下りが現れるがもちろん、休めるはずもない。
天候がよければアウタートップで50キロは軽く出る下りを一気に下り、最後の上りを上りきると、
「はぁ、もう自転車こがなくていいんだ」と言う思いで胸がいっぱいになりながらようやくゴールとなる。
日本で一番標高の高い高原を満喫しつつ帰路につく。
1時間30分から2時間くらいのタイムならレースに参加した気分に浸ることが出来るかな
ひょっとすると、ギアが軽い分MTBやクロスバイクのほうが速いかもしれない。
もちろん速い人はもっと速いですけどね
価格評価→★★★★☆(エントリーフィーとしては普通かな?)
評 価→★★★★☆(坂好きにはたまりません)
参加賞にこんなものが入っていた。けっ!!なんて事をしやがるんだ、げ、元気が出るじゃないか