購入価格 110ユーロ
ST-7900に合わせて購入。67のデザインがどうしても好きになれないため、値段には目を瞑った。
性能についてだが、RD-5600との違いが分からない。
カセットが56だったり非純正パーツがごった返す自分のバイクでは、完璧な変速性能を求める事自体が間違っている。不満は無い。それだけである。
RD自体は至る所に軽量化の涙ぐましい努力が見られる。ワイヤー固定ボルトはチタンを中空加工してあったり、ボルト類もアルミが採用されている部分もある。プーリーゲージもアウター、インナー共にカーボンに変更された。
突然だが、今回はメインピボットボルトの交換方法を紹介する。
というのも、涙ぐましい努力を完全無視するサードパーティーパーツを付けたいからだ。チタンよりアルミの方が軽いのは当然だし、何より色が付いている事が重要だ。普通のRDには興味はありません。
冗談は置いといて、まず、ピボットの固定フックを外す。
スプラインの根元見える溝に、千枚通しのような物を入れて引っこ抜く。その際、ピボットボルトを回転させ、きちんと抜ける位置に合わせておいた方が良いだろう。
これが外した状態。画面右下に向かってフックを抜いた。
この状態だとロックするものが何もないため、スプリング固定蓋?(写真の穴が開いているパーツ)を少しでも触ると、勢い良く蓋が発射されるので注意されたし。ウエスなどを被せておく事をお勧めする。
全部外すとこうなっている。このスプリング(4g)もサードパーディーのチタン製に換えられるが、今回は見送り。この状態でピボットボルトを押すと簡単に外れるので、後は交換して元に戻すだけ。
その際スプリング固定蓋をはめるのがちょっと難しいが、自分の場合は左手でRDと六角レンチ(ピボットボルトの回転防止)、右手にラジオペンチを持って作業した。Bテンションアジャストボルトのネジ穴の所をラジオペンチで掴んでねじれば、結構簡単に戻る。
今回交換したのは
ピボットボルト
プーリー固定ボルト
ストローク調整ボルト(M4x16)
B-テンション調整ボルト(FDから移植)
アジャスター
プーリー(KCNC)
の5箇所。全部アルミに交換した。ワイヤー固定ボルトは痛恨のサイズミスで残念ながら見送り。
そして、完成写真がこちら。
どうだろう。何も思わない人は恐らく正常であり、興奮した人は病気だろう。
軽量化できたのはわずか12g。
掛かったコストは4000円近い。つまり、1gに約330円掛けた事になる。
しかし、RDといえどとても愛着が湧いた。余裕のある人は是非。
価格評価→★★☆☆☆(実はまだ終わってません)
評 価→★★★★★(値段の向こう側へ行こう)
<オプション>
実測重量 156g