購入価格:¥980
CBNのレビューを見て購入。趣向を凝らした一品。
こういったアイデア商品は自転車界隈だと珍しいんじゃないでしょうか。
歩道を歩いている人に自転車が近づいていることを気づいてもらおうとするベルです。(付属書の言葉を引用)
主観で鳴らす通常のベルとは違い、あくまで「自然に」知らせようとするのがこのベルの大きな特徴。
アスファルトの凸凹があまり無い場所で走行すると音はほとんど鳴らず、
歩道や砂利道などのちょっと起伏に富んだ場所を走行すると音が鳴る仕組みになっています。
こういった道路環境の違いを利用して、自然にベルを鳴らします。
あと、前に歩行者がいる場合は指でベルをそのまま揺らして音を鳴らしたりもします。
音色は、風鈴のような音色をする耳障りと感じない心地よいもの。
甲高い「キィィーン」やママチャリの「チャリンチャリン」がポピュラーな音色だと思いますが、
それとはちょいと一線を画している感じ。言葉に表すと「カランカラン」といった具合。
「お遍路さんの鈴の音」をイメージしてもらえると解りやすいかと。
ただ音は頻繁になることが多いので、人によっては煩わしく感じることもあると思います。
脱着はボタン式。長さは止める箇所によって3段階の調節ができ、簡単な着脱かつしっかり固定もしてくれます。
1年ほど使用していますが、ボタンが外れたりとかバーテープの糸のほつれは全くありません。
カラーバリエーションも14色と豊富で、コットンバーテープの色に応じて色彩のアクセントが加えたりできるので、
デザインの面でもかなり優秀な商品だと感じます。
(1年も使うとこんな風に色褪せる)
製品もそうですが、付属書の説明文は是非とも読んで欲しい。
全ての人の思いやりとマナーによって自転車を楽しむフィールドが変わることをやんわりと説明しています。
自転車についてあまりよく分からない方でも「自転車に乗ったときの心がけ」を意識できる素晴らしい文章だと感じました。
正しく、人に対する想いにあふれた製品だと言えます。
価格評価→★★★☆☆(やや割高)
評 価→★★★★★(アイデア商品。付属書は一読の価値あり)