購入価格 ¥55000
Wiggleで特価だった。
ロッキーマウンテンのMTBは憧れだったし、クロモリフレームにも乗ってみたかったし、ディスクブレーキも使ってみたかった。
多少スペックが低いとはいえMTBを持っていたため少し迷ったが、購入した。
…翌日、MTBで交通事故に遭い負傷することになるのだが。
パイプはレイノルズ853。丁寧に溶接され、粉体塗装で仕上げられたフレームは美しく、部屋に飾っておきたいほどだった。
ロッキーマウンテンおなじみのメイプル柄はマスキングで塗り分けされている。
カナダの自社工場で生産されたというのも、自社製品に対する責任が感じられて気に入った。
実は、2009年からブリザードも台湾生産になるはずだったのだが、
以降が間に合わずにカナダ工場で生産されることになったのだとか。
事情はとにかく、なんか得した気分である。
フレーム重量は16.5インチサイズで2116g。さすがに重いか。
普通のクロカン用アルミフレームで1800g程度、軽量なカーボンなら1kgなんてのもザラにあるご時世。
まぁ、トレイルライド用だからこれでいいだろう。
ブリザードはシートステー集合部よりトップチューブが1段下がっている。
溶接時の熱集中を避けるため、或いはスタンドオーバーハイト確保のためのデザインだろうが、
16.5インチの小さめサイズだとスローピングがきつすぎてカッコ悪い。
取り回しを考えて小さいサイズにしたが、もうひとつ大きいサイズでも良かったかな。
手持ちのパーツで組み上げ
ただ、肩の張ったROCKSHOXフォークとは相性が悪く、クラウンとダウンチューブが干渉する。
転倒のたびに何度も当たり、パイプが凹まないまでも塗装がはがれてきたので、
ゴムシートと自己融着テープで養生した。
ちょっとカッコ悪いけど致し方ない。
乗り味は極上。以前はアルミフレームのMTBに乗っていたが、リヤタイヤの路面追従性が高いのがはっきりわかる。
ごくごくショートストロークのサスペンションがついているかのよう。
小さなギャップがあるコーナーでの安心感が段違い。
クロモリフレームだけあって、アルミに比べるとBBが揺れるが、
リズムを合わせて踏めば気持ちよく進むし、
荒れた路面でペダリングするときはしなりが細かな衝撃をいなしてくれて乗りやすい。
柔らかな乗り方が求められるオフロードでこそ、クロモリフレームの持つしなやかさが活かされると思った。
フレームの造り、乗り味ともに満足。トレイルライドの相棒としては申し分ない。
ただ、シートチューブ外径30.0mm、内径26.8mmはクランプとピラーの選択肢が大幅に狭まるのでやめてほしいが、
価格評価→★★★★★ セールおいしいです。
評 価→★★★★☆ マイナス1は重さとスローピングのきつさ。乗り味には不満なし!
年 式→2009年
実測重量→2116g