購入価格 ¥失念
フロント38×54で山岳系小径車で使用中です。
11-12-13-14-15-16-17-19-21-23
10速ですが、11から17までクローズドです。これは実にスバラシイ!私としては常用ギヤとして16T辺りを使いたいところです。9速時代には15までがクローズドだったのですが、10速になって16Tが追加され、格段に、非常に、スバラシく使いやすくなりました。ついに私の小径車が史上最強になった瞬間です(大爆笑)。図の青が9速、赤が10速のギヤ比を示します(横軸の赤と青の数字の位置にご注意ください)。なお、20inch(ETRO451)ホイールですが、わかりやすくするために700C相当のギヤ比に直してあります。
何がそんなに違うのか、という感じですが、かなり違います。
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アウターとインナーの稼働範囲は次の通りです。上のグラフでもよいのですが、違う表示方法を使ってみます。横軸がアウターの時のレシオ、縦軸はインナーの時のレシオです。ある傾きを持った直線になります。アウターとインナーの比率が大きいほど直線の傾きは緩くなります。アウター54、インナー38の場合は38/54 = 0.70 の傾きとなります。ちょっと寝かせています。
アウターではロー側2枚の使用を避け、インナー側ではトップ側2枚の使用を避けていますが、こういう使い方をするとき、アウターでの最小ギヤ比2.13が、インナーの最大ギヤ比2.19よりも小さいので、ギヤ比をどうにかうまくつなげて使うことが可能です。これが34/54だったりすると、扱いが難しくなります(っていうかそんなギヤ設定する人はいないと思うけど)。
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ここで市販の完成車に付いているギヤを見てみましょう。
GIANTのTCR ADVANCED SE (53/39T、12~25T) 参考価格 ¥367500
SPECIALIZEDのTarmac Elite Compact(50/34T、11~28T) 参考価格 ¥280000
上の図に、これらの完成車のギヤレシオ線を乗せてみます。
私の小径車のトップレシオが市販完成車に対してかなり低めに設定されているのがハッキリわかってしまいました。がしかし、実は私のロードのトップレシオにかなり近い値を設定しています。この小径車の性格上(?)、いざというときは超高価格カーボンロードをサクッと追い抜くために、自分のロードのトップレシオに近い設定にしてあります(ジョーダン)。
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というわけで38×54Tと11~23Tの組み合わせは山岳グランツーリスモ系20インチ小径車にはひとつの理想形だ、と強く実感する今日この頃です。そしてCS-6600ですが、扱いやすく信頼性も高い、なかなかよろしい品物であります。
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★☆