購入価格 ¥500(中古)
買う気なんて全然無かったんだけど、古本屋の単行本500円均一セールで
ついつい購入
一般紙の自転車特集の時によくインタビューが掲載される、自転車界の広報マン
疋田氏の最新刊
『ものぐさ自転車』っていうのは新しいコンセプトだよね。作りもかなり凝っていて
まあドロン女史との共著を参考にしたんだと思うが、注釈用に下段が空いていて、
ここを、専門用語の説明の他に、脱線とかつっこみにも使っている。ようするに
ドロン女史との共著では彼女にやって貰っていた部分を全部一人でやっている
面白い構成の本である。
雑誌で連載していた、『ロードバイクで歴史旅』とか『とろろん銭湯記』を下地にしている部分
『自転車の安全鉄則』など硬い活動からの抜粋部分など、今までの彼の活動が記述に生きていて、
本人からすると、時間を掛けずにお気楽に書いているっぽいんだけど、
結構内容があって、初めての人には結構楽しめると思う。
ヘタをすると彼の代表作ということになってしまうかも知れない
一般の人でも気楽に読めて、折りたたみ自転車っておもしろいかも?
と思わせる出来ではある。なんでも重版がかかりそうだそうな
まあ、目出度いことではある。
ただ、あの人、本業の他に連載を幾つも抱えて、さらに大学の公開講座とか
どこやらでトークイベントとか、家に帰れば幼児のパパだし、ゆっくり原稿を
推敲も校正もしている時間が無かったんだなあという出来でもある。
前のレビュワーさんが指摘おられるバイクフライデー TIKITだけでは無い。
猫目のライトもTOPEAKのアーレンキーも問合せ先はなぜか和田サイクル?になっていたり、
一般の人向けの本なのに、『ニップル』なんて言葉がいきなり注釈も付かずに
使われていたり、いちいち指摘しているときりが無い。
(重版になるなら気になるところだけでも直したら)
価格評価→★★★★☆(写真やイラストが多い割には、まあまあの値段かな。カラー頁は無いけど‥)
評 価→★★★★☆(いい加減->良い加減で気楽に読めるのが良い。当サイトのレビュワーには不要な本ですが‥)