購入価格 ¥2,649
自転車の鍵として結構な信用を得ていると思われるのがABUSのBordoシリーズ。
通称「ABUS 多関節」。
LINK板をジョイントすることで折り畳みロックを実現している。
チェーン方式では無いので、切られにくい(少なくともそう見える)のが利点。
電動工具を使えばやられると思うが、そこまでやる連中にはそもそも何をやっても無駄だ。
だが、このABUS Bordo、重いのが難点。軽いものでも1kgある。
まぁ、重量と頑丈さは基本的にバーター関係にあるわけではあるが。
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で、この形態を利用して、と言うか形態だけパクってw、そこそこの軽さと、結構なコンパクトさと、
そして構造故のそれなりな強度を得ているのが本製品。
収納時:L90×W50×H23mm
使用時:700mm
重量:346g(実測318g?鍵3本と一緒に計測で349gだった)
ご覧のようになかなかポップwな色合い。
自分はホワイト/ライトブルー、及びもう一品、ホワイト/ライトグリーン、を購入したが、
他にブラック/グレー、ブラック/レッドがある。
これは、サイクルモード2009会場と、Webでのアンケートの結果による初回生産カラーだそうだ。
樹脂コーティングされた10本のプレートは、浸炭焼入済み鋼鉄で出来ている。
浸炭焼入ってのは、金属の表面のみを硬化させ、内部は柔軟な構造を持たせることができるそうだ。
従って耐磨耗性と靭性を両立させることが可能、ってWikipediaに書いてあったw
別に鍵の部材として、内部を柔軟にする必要は無いように思うんだけど、エライ人が考えているんだろうから、
そういうもんなんだと納得しておくことにするw
まぁ、実際問題として、ちょっとやそっとの工具では切れないと思う。
鍵は(自称w)ピッキングに強い、四面ディンプルキーを採用。
自転車の鍵ってピッキングされることって多いのか?ブッタ切られることが多いんでねぇの?
と思うわけだが、安全性を高めるに越したことは無い。
見ての通り3本付属してくるが、それでも無くした際は「安心スペアキーサポート」にナンバーを伝えると、
1本600円(追加200円/本)+送料で送ってくれる。
ちなみにナンバーは、写真の後方にチラと見えているナンバータグに書かれている。
このまま無くしたらナンバーも分からんわけだから、ちゃんと控えておきましょうねw
畳んだ形態は、ポケットに入れた際に、人体に沿うように設計されているとのこと。
ジーンズのポケット辺りに入れることが前提なんだろう。
ちなみに、ジャージのバックポケットに入れると、人体に沿わないw
ジーンズのポケット=尻と言う部分=柔らかいからこそ人体に沿うわけだ。
んで、バックポケットやバックパック用と言うわけでも無かろうが、携帯用の袋も付属している。
なかなか気が利いている。
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実際に使用した写真がこちら。
これは例なので、ホイール・シートステイ・シートチューブをロックするようにしているが、
実際の使用ではホイール・シートチューブをポールと地球ロックするような使い方をしている。
無論、この鍵一つでの運用はしていないけど。
自分的に見た目に心配なのは、捻った際のリンクの強度。
切るのは一苦労だろうが、捻ったら逝ってしまうのではなかろうか?
と言う訳で、力いっぱいじゃないんだけど(弱いw)捻ってみた。
結果、曲がりそうな気配があるが曲がらなかった。
で、重要なのは、捻ってみた状況として鍵をフリーで試してみたと言う事。
つまり、持ち手に余裕がある(長楕円形)状態で試した。
実際の運用では、ホイールやら何やらをロックして、一辺が短い多角形状態で使うことになる。
上記の写真を見てもお分かりの通り、せいぜい4枚くらいの長さを捻らなくてはならない。
これは力が入らない。
おそらく、実運用している状態では、捻ってぶち壊そうなんてのは、まず無理。
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多関節としてはかなり軽く仕上がっており、にも関わらず結構信用できそうな鍵。
3個使えば盗人を萎えさせる事確実。
大丈夫、3個持ってもABUSより軽い。
なお、tateに関するWebサイトはこちら。
http://tate.unilocks.jp/価格評価→★★★☆☆ まぁ、安いとも言えないが、安心の為と思えば高くは無い。
評 価→★★★★☆ かなり安心感のある鍵。今後の破壊情報を待つ意味で1つ減。