購入価格 ¥わすれました
6年程使い11S化を機に現行コーラスとリプレースしました。私が使っていたのはパンタグラフがカーボン化された2007モデルです。
リアメカを派手に打ち付ける様な落車はなく(立てかけておいてパタンとドライブサイド側に倒した事は数回あります)、何度も輪行しました。多分、このメカでの走行距離は1万㌔から2万㌔の間です.
フレームから外してパーツクリーナーで洗浄.各部リンクのをチェックしましたが気になるガタも無く、まだまだ使えそうです。ジョッキープーリー側のケージ部分に摩耗が見られますが、まあこんなもんでしょう。ひょっとしたら各部のバネ弱っているかもしれませんが、こうした経年劣化は徐々に進むものなので小傷はあれど、体感としては「ヘタってきた」という感覚はありません。長持ちするなあ。
5年目で一度ワイヤーアジャスターが根元から折れた為交換(どうも10S時代のカンパは長期使用するとここが折れる様です)。折れるのは問題ですが、近所にアジャスターを在庫しているショップがあったので、即交換でき助かりました。
別稿で述べるべきですが、ドライブトレインを一新すると、変速の正確さは劇的に向上するとは感じます。これが、カンパ11S特有のこと なのか コーラスとケンタウルのグレード差によるものなのか(たぶん大して差がない気がします)、10Sコンポの経年劣化によるものなのかはわかりませんが、新しいドライブトレインは気持ちが良いです。
で、何でこんな事を敢えて書いたかというと、諸事情がの為、焦って11Sに換装したのですが、思えばカンパは10Sから11Sの移行にあたってフリーボディの幅を変更せず、スプロケットのピッチ(歯の厚みもなのかな?)を詰めた経緯があることをすっかり忘れており、リアメカも11S用に交換してしまったからなのでした。
よく考えるてみると、リアメカの移動量はフリーの幅に依存する訳なので、エルゴだけ11Sに交換すれば変速できちゃう気もするし、ふとこのことに思い至りネットで調べると、11Sエルゴで10Sリアメカを引いて、11Sのスプロケと問題なくシンクロさせている方もおられる様で、「あーまだ使えたんじゃん」とがっくし来ました。
当職、通販使わない人なので高い勉強代になりましたが、まあ、なにかあった時のスペアとして保管しようと思います。
10Sコンポ自体は、まだ新品でも購入可能なので、ちょっとレトロな自転車を組む場合等には、リアメカは敢えて10S用なんてのもマニアっぽくてカッコいいなとも思います。
この当時のリアメカではヴェローチェは耐久性に難ありというレビューも掲載されています。記憶ではベローチェは定価で一万円しなかった気がしており、このケンタウルは当時のデュラエースと同じか若干安価だったとはず。そう考えると耐久性は妥当。値段分きちんと違う気がします(重いけど)。
こうした製品の耐久性は構造から来るのか、材質から来るのか、精度から来るのかよくわかりませんが(多分全部だと思う)、経験上、XTとXTRの間には長期使用でのリンクのガタ付きでは超えられない耐久性の差があったので、10S時代のカンパは比較的良心的と言えるかもしれません(11Sはこれから使うのでよく分かりません)。
価格評価→★★★★☆(ちょっと高かったけど長持ちしたので)
評 価→★★★★☆(まだまだ使えそうです)
<オプション>
年 式→2007
カタログ重量→**(不明)g(実測重量222g|テンションプーリーのみ社外品)