購入価格 ¥2800
安価なステムやシートポストでおなじみカロイ。
店で何気なく手に取ったら滅茶苦茶軽かったので購入。
色は艶消しブラックと艶ありホワイトの2色。
長さは80mmから120mmまで10mm刻みと、標準的なラインナップ
ハンドルクランプ部が特殊で、キャップ側が非対称。
片側のボルトを全部締めてからもう片側を締め付けるようになっている。
完全に締め切ったボルトでキャップとステム本体が一体化するから、
ちょうど、昔のクイルステムみたいな締め付け方になる。
オーバートルクでクランプ部が変形したハンドルバーに対しては
ボルトを締め切っても締め付けが足りないが、
そんなハンドル使うなというのが総意だろうからこれでいいと思う。
こいつの何がすごいって、その重量。
110mmで実測116gと、飛び上がるほど軽い。
100~110mmのステムで150g切ったらそこそこ軽い、130g切ったら超軽量と言っても怒られない。
それが、たかだか3000円のステムで110g台。
一方、欠点は剛性の低さ。これに尽きる。
うちのロードバイクは手組16本ラジアルの前輪履いてるせいでもともとフロント周りの剛性は高くないが、
ステムをこれに変えたとたん、ダンシングでハンドルがよれるのを感じるようになった。
コーナーで倒しこむときもフロントの接地感が薄くて怖い。
ただ、このあたりの剛性感は、前輪、フォーク、ヘッドチューブ、ステム、ハンドルの剛性の合計で決まるようで、
同じステムを使っても別のバイクでは剛性不足を感じなかった。
この一件で、有名メーカーのステムやホイールが意外に重いのは、
ちゃんと剛性考えてるせいだったのかと納得できたが。
いや、カロイが悪いって言ってるんじゃないよ。周りのパーツアセンブルによってはイマイチってだけだし。
エヴァディオブランドでも同じステムが販売されている。
チタンボルト仕様なんかもあってそっちはさらに軽量。
価格評価→★★★★★ 十分安い。
評 価→★★★★☆ もうちっと剛性欲しい。
実測重量 116g@110mm