Campagnolo Veloce 12-25

購入価格 ￥10000前後と記憶（日本のショップで）

コンポのグレードによってスプロケットはどう違うのか。むかし、ショップで聞いてみたことがある。すると、「重量だけですよ」と言われたので、シマノなら105グレード、カンパならヴェローチェを使用していた。

その後、CentaurやRecordグレードのスプロケを使うようになってわかったことだが、重量以外の違いがある。それは磨耗性。

一般的なスプロケの寿命は25000kmくらいだと聞いたことがあるが（ソース不明。本当かな）、これはそんなに持たない。正確な数値を記録したわけではないが、8000kmくらいで寿命という気がする（※評価対象は2008年モデル）。但し、寿命といっても通常使用に影響が出るわけでは全くない。普通に使える。

使えるが、チェーンの移動に時間がかかるようになったり、調整に時間がかかるのは好きではないので、私はもう買わないと思う。それに、海外の安いショップを探せば10000円でChorusの10sカセット（デッドストック）が買える（というか、もう買ったｗ）。2009以前のCeutaurのスプロケは、ほんのちょっとだけ良くなる。Recordは段違いに良い。

高いものばかり買う必要はないと思うが、完璧に調整されたマシンで自意識が消失する快感を求めたいような人は、スプロケはケチらないほうがいいだろう。逆に、重いギアでのんびりツーリングするのが好きだ、という人はこのグレードでもいいと思う。

価格評価→★★☆☆☆　
評　　　価→★★★☆☆　

購入価格 ￥7000台

チタンスプロケットの歯飛びが生じたが、https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=11003&forum=28
歯が飛ぶのは7段と8段だけなので、そこだけベローチェに交換して、何とかチタンを使い切ってみようという、日本の美徳「もったいない」を実践しようと試みた。

しかし、恐るべしCampagnolo、グレード間の互換性まで封じていたw
流石は階級社会の産物、貴族の発想。「もったいない」なんて論外なのだろう。仕方ないのでピンからキリまで知るためにも、一回鉄スプロケットを使ってみようと、ベローチェにしてみた。
ピカピカで綺麗〜。(と言いつつも、ハーフチタンのレコードの鉄部分に比べると安っぽい。)
確かに重いが、意図に反して軽くし過ぎた人には貴重なリアのウエイト源になるのではないか？
回転の中心部にあるから、重さも感じ辛いし。

変速感覚はさほど変わらない。ただ変速音というか振動がレコードの方が余韻が美しい。
「シュチャーン」と「カチャン」くらいの差。まあ、趣味、嗜好のレベルかと。

当初、耐錆性からチタンを選択したが、持って一年程度の消耗品の上、室内保管が前提なら鉄スプロケットでいいじゃんと思い始めた。

価格評価→★★★☆☆(妥当かと）
評　　価→★★★★☆(思いのほか悪くない）


使い古しのフルチタンスプロケット、なんか再利用法ないだろうか。
もったいないなー。

購入価格 ￥3500

11速がメジャーになった頃に結構投売りされて、数個購入して使っています。
12-25Tは他にもコーラスとケンタウルを所有していますが、ヴェローチェは
まずもって質感が安っぽいです。
ただのユニクロメッキなのでホームセンターのネジみたいに見えます。
ケンタウルも10速前期ではコーラス同等の仕上げ、後期以降はヴェローチェの
リネーム版なので同じような感じです。というか全く同じです。

重量はかなり重く、実測で280gくらいあります。
たぶんティアグラより重いですね。結構ずっしり。

質感については使っていけば真っ黒になるので問題ありません。
シフトのインデックスがちょっと合わない気がしますが、たぶん気のせいでしょうｗ
重さもべつに走りには関係ないのでOK。

問題はひとつ。摩耗しやすいんですよねこれ。
15000kmで頻度が高いギアが目に見えて摩耗していきます。3万kmは使えると思うので
特に気にしていませんが、シマノと比べると確実に早期に摩耗します。
この点コーラスの10速のスプロケはシマノ並みに持ちます。
ただ、コーラスの「11速スプロケ」に関してはヴェローチェと同等に感じるくらいちょっと
柔らかいと思います（別途レビューします）。

そんな感じです。摩耗が早いとは言っても、困るほどの柔らかさや摩耗では無いので充分
以上に使えます。

価格評価→★★★☆☆
評　　　価→★★★☆☆