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多摩サイ下流部では、いや、多摩川に架かる橋として、全国的に最も有名な橋。
何故有名か。
毎年、今日と明日(1/2、1/3)、全国に放映される橋だからだ。
そう、箱根駅伝の往路1区と復路10区で選手達が走りぬける橋である。
特に1区ではスピードランナー達の駆け引きの場として、新八ツ山橋(品川)と並ぶ仕掛けどころである。
基本平坦ステージである1区、ここの登り下りは新八ツ山橋と六郷橋のみ。
そして、2区の鶴見中継所まで近くなってくるだけに、この六郷橋が仕掛けどころとして有力なのだ。
ここで得たマージンを活かせるか、あるいはここで引き離された借金を、次の「花の2区」で返せるか、
ロードレースとの共通点を感じる駅伝、その最高峰である箱根駅伝の醍醐味の一つがこの橋なのだ。
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この橋、実はちょっと変である。
サイクリングロードのレビューでありながら、サイクリングロードでは無く橋の通行の話となって恐縮だが、
下り線と上り線で自転車の通行区分が違うのである。
これが下り線(東京側から川崎側へ渡る)の入り口写真。
特に規制は無い。
対して上り線(川崎側から東京側へ渡る)の入り口写真。
自転車通行禁止となっているのがお分かりであろうか?
実はこの橋、下り線は警視庁の管轄。
上り線は神奈川県警の管轄。
下り線は「車道を走っていたら歩道に上がれと言うが、車道走行自体は禁止していない」だそうな。
ちなみに自分は警察に何度も出会っているが、歩道に上がれなどと言われたことは無い。
そもそもこの道路、全面ガードレールなので、車道から歩道へ上がることは不可能。
言われたら、無視して走るつもり(だって途中で停まる方が危ないものw)
文句は後で聞く。
上り線は「以前、原付の事故があって以来、軽車両は全て禁止にしている」とのこと。
なんで原付が事故って軽車両の通行が禁止になるのか自分には全く理解できないが、そういうことらしい。
(神奈川県警的には、昔から軽車両は通行禁止だったと言っているそうな)
ま、阿呆としか言えない行政の一端がここにあるわけだが、法は法だ。
くれぐれも皆様が六郷橋を通る際は、上り線では歩道走行をしてくださいね。
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橋自体は「新六郷橋」とも言われる2代目。
昔々はここに「六郷の渡し」がいて、川を渡してくれていた。
東海道最初の渡しだったわけだ。
橋の北側には、
・京浜東北線多摩川橋
・東海道本線六郷川橋梁
・京浜急行多摩川鉄橋
の3線が架かっており、その間の河原には公園もあることから、子テツの鉄ビュースポットとしても賑わう。
ちなみに、言うまでも無いが、自分の子供もその中の一人だwww
自分は、以前はこの橋が多摩サイへの入り口だった為、現在の最寄橋である多摩川大橋と共に、
この橋には愛着がある。
多摩川の中央で東京都と神奈川県(川崎市)に分かれており、境界線が示されている。
ここから見る多摩川は、深く美しい。
人生自体がブルージーなおっちゃん達の家さえ見えなければ、だがw
価格評価→★★★★★ 「走るのはタダ」
評 価→★★★★★ 好きな橋の一つ。下流の橋におけるある意味正調。