サイエンスチャンネル THE MAKING 自転車ができるまで
購入価格 ¥0
上記の評価を見て、さっそく見てみました。 まだ、日本でもこんな手間のかかる作り方をしてるのかと思ったら、1999年の作品でした。 こんなに人手のかかる作り方をしていたら、売値は安くても¥19,800を下らないでしょう。 たぶん¥29,800あたりが定価になると思われます。 で、結果として中国から入ってくる激安の自転車に日本の自転車は価格競争で負けてしまいました。 調べたら、ビデオに出てくる出来鉄工所は2004年に民事再生法を申請、結果として廃業しています。 たぶん、映っていた機械類は中国に売られて、今も自転車を作っているのでしょう。 今となっては、日本にもこんな自転車産業があったというレクイエムにも思えます。 (ビデオに映っている人は、今どうしているんでしょうか…)
いずれ、電機や自動車も自転車産業と同じ道を辿るのでしょうか? でも、50年後とかには、中国より人件費が安いという理由で、また日本でも 自転車を大量生産する時代が来るかも知れませんね。 それが、いいかどうかはわかりませんが。
ビデオ自体の出来としては、いかにも教育ビデオ的で、おもしろさのようなものが感じられなかったのが残念です。 また、ひとつの工場ですべて作っているように見えますが、たぶんハンドル、ホイール、フレームは別々の工場で 作られているものと思われます。 この辺は、ちょっと不親切かなと思いました。
それと、ホイールの組み立て機械の存在は知っていましたが、こんな大掛かりなものとは思いませんでした。 実物を見れたのは収穫でした。ManInside さん、ありがとうございます。
これを見たら、中国の自転車工場も見てみたいですね。 たぶん、手間のかかるロウ付けはやってないだろうし、塗装もせいぜいいいとこ2度塗り程度なのではないかと思いますが…
価格評価→ 評 価→★★★★☆
<オプション> 年 式→1999年
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