CBN Bike Product Review

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GARMIN Edge 500

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ichello  2010-8-31 11:35
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GARMIN Edge 500

購入価格 ¥28523

初wiggleです。一週間で届きました。

色はご覧の通りド派手です。ジャージ付きにとびついたのですが大失敗。



実物見ると「たまごっち」みたいです。電子音もかつてのこの手の携帯ゲームを彷彿とさせます。書いても情報として有用じゃないかもしれませんが、スピード・ケイデンスセンサー/マグネット/ハートレートセンサー及びストラップが同梱されてました。

無論英語版なのですが、表示部の「speed」が「速度」とか表示されても嬉しくもなんとも無いのでこれでいいや、、と思ったものの各種設定はやや面倒でした。一応、冒頭部分だけは下記URLで閲覧できるので参考にし、英語版マニュアルを斜め読みしつつ、細かな部分はいくつかのサイクリストのブログ等を参考にセットアップしました、、小一時間くらいかかったでしょうか、、、、

http://www.iiyo.net/manual/Edge500-E.pdf

装着の際、秀逸だと感じたのは、スピード・ケイデンスセンサーの位置関係の調整のし易さでした、マグネットが近づくと、センサー部分のリセットボタンがLEDで赤(ホイールのマグネットを検知したとき)と緑(ケイデンスのセンサーのマグネットを検知したとき)に光ります。キャットアイの有線のだと、どこで拾っていのか今イチわかんないので、こうして視覚的に確認できるのは有り難いことです。

使用感は、諸兄のかかれている通り、サイコンとしては全部載せで表示のカスタマイズもできますので文句ありません。もっと早く使っとけばよかった、、、のですが、、、

実は私がこれまでGarminの製品の導入を躊躇していたのには理由があります。私はMacを使っているのですが、製品同梱のドライバが日本語環境では正しくデバイスを認識しないとの情報がcbnanashiのレビューでも多数寄せられていたからです。ユピテルのGPSもそうですが、正式にMacに対応しているとのアナウンスが無い、、あるいは、対応しててもドライバに不具合がある、、というのはMac使ってると日常茶飯事なんですけど、この手の商品の場合PCとの連動は必須なので購入に踏み切れませんでした。

そうこうしている内にSEでMac使いの友人が、どうやら同社製品を問題なく使えていると伝え聴き、どうやっているのかと質問したところ、サードパーティのドライバソフトを使えば問題ないとのこと。おお、ニッチプラットフォームなのにそんな便利なドライバがあるのか、、、と知り、購入に踏み切りました。

この友人に勧めてもらったのが、「rubitrack」というソフトです。購入価格は$39

http://www.rubitrack.com/

ソフトそのものは英語版ですが、OS側の言語を英文表示にせずとも表示は化けずに英語ででてきます(当たり前だけど)、Edge 500の同期も問題なく、ソフトを起動してから、USBポートに接続するだけで、デスクトップにEdge 500がマウントされます。データのインポートも問題なし、ついでにgpxなどの書き出しも出来ますからひとまず常用する上での問題はありません...同梱のソフトはCDも開封せず仕舞いなのでソフト面での使い勝手の比較はできませんが、今のところ不都合・不満なく使えています.

画面はこんな感じ、、なんかちっちゃくなっちゃいましたけど奇麗に表示されます。



国内正規品を買ってもどうせMac用はドライバ×××でしょうから、安価に通販で購入し、有料のサードパーティのソフトで情報を管理するという使い方/買い方はありなんじゃないでしょうか?(日本語マニュアルにこだわるのなら、並行もので一年保証+日本語マニュアル付きで販売している業者もある様です)

あああと、こんなたまごっち見たいなサイコン欲しいと思う人はいないかもしれませんけど、おまけのジャージは国内の表示のサイズより一回り大きいです。つまり、L→XL、M→Lくらいなんじゃないかと思います(失敗その2)

価格評価→★★★★☆(国内販売価格は43,000円だそうです.あり得ません)
評   価→★★★☆☆(機能は大満足ですが、敢えてこの色にする理由は無いですね 涙)
年   式→2010
カタログ重量→未計測

 
ichello  2010-10-3 22:41
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GARMIN Edge 500(買い替え:追記)

購入価格 ¥23,800(本体のみ)

wiggle(海外通販)でジャージ付きの特価品のGarmin Edge 500を購入し約一ヶ月半つかいました。

ただし、色がアレなので、僕の自転車にまったく合いません。娘や奥さんにも「たまごっち」と馬鹿にされる始末です。

で、先月目標達成できたら密かに自分へのご褒美(って何で?)にしようと思っていたのが黒いGarmin Edge 500です。




■なんで買い替えるの?(ひょっとして馬鹿?)

これには事情もあって、ド派でなジャージ付き特価品は決済かったるいので、僕がよく走る友達のU君に買い物するときについでに頼んでもらったんものでした。

で、使用感はすばらしいのですが、すこし気になる点も出てきました。

・ばっくれてユーザー登録すれば問題ないのかもしれませんが、支払い者と使用者が違うと不具合があったとき面倒
(本体分解不能なつくりなので、リチウムイオン電池交換はメーカーで行わないとなりません)
・登坂の時なんかは30分くらいずっとメーター見ている訳ですが、色が色なんで吹き出しそうになる

という具合にいろんな思いが去来します。で、やっぱ普段使うものなので、自分の気にいった色にしようと思ったのでした。

今まで使っていた本体は、元々の購入者のU君に格安でおゆずりし、使ってもらうことになりました。結果的に保証面でもよかったと思います。

■選定まで・・・どこから買うか?

で、どこから買うかいろいろ考えました。選択肢は3つあります。

1.またwiggleから買う

 ◎正規品よりすごく安価
 △でも、英語版
 △保証がめんどいかも
 △若干納期がかかる
 △クレーム対応(初期不良の交換)なんかも面倒だし時間がかかる

2.正規品を買う

 ◎日本語マニュアルがある
 ○保証はきちんとしていそう(憶測)
 ×バカバカしいくらい高い
 △ディスプレイの表示が日本語でダサい
(speed→速度 とか heart rate→心拍数とか表示しても嬉しく無い)

3.並行輸入品を買う

 △価格は正規品と海外通販のちょうど中間くらい
 ◎納期暴速(15時までなら即日発送)
 ○一年保証
 ◎日本語マニュアル付き

僕はMacをつかっているので、正規品を買っても結局Mac用の別売りの管理ソフトを使わなければならなりません(不具合があるしうなので、Training Centerは使った事がありません)。なので、正規品のありがたみがウィンドウズを使っている方よりは薄れます。

あと、馬鹿なんで都合2ケのEdge500を買うという愚を犯すことを考えると、通販激安のEdge500と正規品のEdge500の代金合算すると、上位モデル(でかいので嫌だけど)のEdge700やらEdge800まで余裕で変えてしまいます。こういう意味では安価な方が有り難いです。

こうなってくると並行品が俄然魅力的なので検索をかけていくつか業者さんのサイトを比較しました。

この中でVALUE IMPORTというサイトは品揃えも多く、3.で書いた「日本語マニュアル」「一年保証」がついています。実際どれだけ保つのかわかりませんが、内蔵電池は一年程度でバッテリーの持続時間が短くなってくることも十分考えられるので、輸入業者側の保証があるのは安心感がある様に感じました。

http://value-garmin.net/

サイトにはかなりユーザーに都合がいいキャッチフレーズが書いてあるので、一応ネットでの評判をみてみても悪評はないことから、念願のEdge 500はココに注文しました。

■納期は暴速

うわさ通り暴速で届きました。

途中連絡もきちんとしていて、製品シリアル入りの保証書 と 日本語マニュアルも同梱されていました。対応はかなりきちんとしています。ヤフオクなんかとは比較になりません。

日本語マニュアルは製本は簡素でしたけど、きちんと輸入業者で訳出したものの様です。自動翻訳の様なあやしい日本語ではありません。ネットの情報だけではどんな業者さんなのか、判断材料にかけましたが大当たりでした。

■サポート

使ってみて,早速ログがとれない不具合が発生!

結構ブルーになりましたが、これは、輸入業者作成のマニュアルに指示のあった「サポートのページ」(URLの記載があったのですが、コレ載せてしまうと、輸入業者の労苦の意味がなくなる気がするので端折ります)を開くとトラブルシューティングが充実していて、これに従いガーミン本社のサイトからファームアップのソフトウェアをDLしガーミン本体に転送したところ、問題なくログが拾える様になりました。

アップデートのあとは立ち上げたあとの衛生の探知時間も短くなり、他社製のソフトからデータをインポートすることができました。

正規代理店のトラブルシューティングのページはやや簡素なので(製品にFAQやトラブルシューティングが同梱されているのかもしれませんが)、ネットに出ている情報同士の比較だと、VALUE IMPORTの製品サポートサイトも健闘していると思います。

この他メイルフォームもサポートページにあるので、不具合の連絡などに活用できそうです。

一般的に正規品は、正規の輸入代理店が販売店に製品を出荷して、日常的な不具合の多くは販売店の方で行うことになると思います。

ところがPOLARとは違ってガーミンはまだまだ新興メーカーなので、だったらネットで買っても日常的な不具合の対処法は自分でしらべるしかないという状況なのかもしれません、、、

こんな中で輸入業者が自分の会社でサポートのページを作って顧客向けに公開してるというのはすごいなあと思いました。実店舗をもたない会社だと思うし、並行品だから小売店に卸すことも想定していない筈なので、サポートまで気を配っているのかなと思いました。こういう配慮は自分の仕事でも参考になる部分、大きかったです。

■使用感

結局同じ機種の買い替えでしたので、使用感は「まったく」変わりません。当たり前ですね。

一番ありがたいのは日本語マニュアルで、これがついているだけでも海外通販 と 平行輸入品の間の3500円程度の価格差どうでもいいなと思えて来ます(納期暴速だし、、)。何故このマニュアルが便利かというと、通り一辺の機能はかなり直感的につかいこなせるのですが、トレイニングモード や ルート表示機能などを使いこなそうと思うと、やはり日本語のマニュアルがありがたいと思うからです。

トレイニングモードでは、

・コース設定をしておいて、過去の自分と競争したり
・心拍やケイデンスを維持する為にアラームをならしたり
・ペースを予めきめておき、これを下回るとアラームをならす

という具合に、すこし真面目に練習しようとしたときには便利な機能が提供されています。

というか、賢いサイコン程度の使い方だと、能力の6割くらいしか使ってないことになるかも、、、ので、機能をフルにつかおうとすると、海外通販ではそれなりの英語力が必要です。マニュアルの英語も読解できないことは無いのですが、僕の英語力だとすこし推測しながら設定をしてみて、使ってみて、解釈がまちがっていたら修正するという具合で煩わしいので、やっぱ、日本語マニュアルはあるに越した事ありません。

この日本語マニュアル、早速コピーしたので、蛍光マーカーで線をひきながらしっかり読み込んで練習に役立てたいと思います。楽しみです。

■色・・・これ結構重要

あと、当然ですが、自転車と色合いも合って精悍な印象になりました。

これまで使っていたチームカラーのは無彩色の自転車じゃ無いと合わなさそうです。過日のライドで久里浜のコンビニで同じく黒のEdge500をつけたビアンキに遭遇しましたが、もうビアンキくらい特徴的な色合いのバイクになってくると、青もこのチームカラーも全然合いません。正規品はまだ青しか準備がない様、、、海外通販はちょっとという方は並行品もよいかもしれませんです。

ネタ的にチームカラーを使ってみましたが結構突っ込みどころ満載だったので(痛車か?)、はじめっからココで黒いの買えばよかったと思いました。すこし賢くなりました(またおんなじ過ちを繰り返しそうですが...笑)。

■総評

価格も割安で、保証付き、日本語マニュアルもついてて、トラブルシューティングもある程度公開しているので、ココで買ってよかったです...大満足。

色も自転車と合いました。やる気になりますね。

あああと、僕は自転車に赤/黒/銀/白のパーツしか使わないことにしました。ゴテゴテいろんな部品をつけると、ものすごく目立つんで、無難に色合いまとめようと思います。仕事場で室内保管しているので、床の間的存在感も大事にしたいです(馬鹿ですねえ...笑)


価格評価→★★★★☆(付属品を含めると結構な値段ですかね)
評   価→★★★★★(マニュアルある方が使いこなせます.サポートサイトもあってすごい)

年   式→購入は2010ですが、本体のクレジットでは2009でした。何故かな?
カタログ重量→未計測
 
RS80R  2011-1-16 10:44
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Garmin Edge 500 with Cadence and HR

■ 購入価格:£187.49(≒JPY24,646)by Evans Cycles

■ 購入理由:先日の年末ポタの際、V3のセンサーを紛失・・・。
 センサーを買うのもつまらないし、Edge 500をポチっとな!

■ 購入先:Wiggleではバンドル版のカラ―はブルーのみ扱い。
 一方Evans Cyclesではバンドル版のナチュナルカラ―の選択が可能。
 オーダーから4日には商品到着。相変わらずの爆速!
 梱包をばらしてみると・・・最高級品!バージョンが付属されていました。

■ 使用感:サイトのマニュアル参照に自分好みにセッティング。
 1画面最大8コンテンツx3画面=24コンテンツのセッティングが可能!
 起動時間は約1分程度、GPS精度も高い。

 バッテリーは寒風の中約5時間走行で68%
 (↑充電はまだ2回のみでリチウム・イオン電池の慣らしはまだ?!)
 走行後はガ―ミンコネクトからログが可能で、視覚的に走行を確認出来ます。
 http://connect.garmin.com/?s=1

■ 評価:多くの購入者はPCユーザーと思われ!
 USBとネットが有れば・・・各言語の取説、各形状対応のACプラグ。(←こんなもの、要らん!)

 これ以上の機能は不必要な位に高機能。
 (GPSモデルを除く)

価格評価→★★★★★★
評   価→★★★★★★

 
flare  2011-6-29 23:02
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GARMIN Edge 500

購入価格 ¥25000

何度か欲しくなっては、やっぱりやめた…という繰り返しがあったが、ついに買ってしまった。
ちゃんとした心拍計が欲しいな、と思っていたらコレである。Wiggleのセールにまんまと乗せられた。
800はさすがに高いし、日本地図導入のコストや情報に乏しかったこともあって見送り。
いずれグレードアップする余地を残したとも言うw

以下、細々と語るが、本体を持っていない人にとってはおよそ面白くないであろう長文なので、
購入検討中の人に向けてEdge500の特徴をざっと説明。

・通常のサイコンの上位互換と言うよりは別物。起動時衛星捕捉に時間がかかる、18時間しかバッテリーが持たない等、勝手が違う。
・機能は全部入り。GPSによる現在地、標高、速度、ケイデンス、心拍数、出力、ついでに温度の表示と記録が可能。勾配のリアルタイム表示も可能。
・表示項目のカスタマイズ性に優れ、1~8項目表示*3画面の設定が可能。8項目表示はちょっとごちゃごちゃして読みにくい。バックライトは優秀。
・アラート機能が充実していて、衛星捕捉またはロスト時、ロギングを忘れてスタートしたとき等、たまごっちのような電子音でお知らせしてくれる。
・指定した時間・距離のあいだ、目標心拍数、ケイデンス、速度ゾーンから外れるとアラームで怒られるワークアウト機能はローラー台のお供に最適。
・予めいれたコースデータを用いて、簡易的な地図表示やプロフィールマップ表示、ゴーストとのタイムアタック勝負が可能なコース機能。
・Garmin純正のソフトウェアは、ビール飲んで鼻クソほじりながら片手間に作ったとしか思えない程の酷い出来なので、創意工夫でもって快適環境を構築する覚悟をされたし。
・ちゃんとした、自分にあったログ管理ソフトを見つけたら、1日のライドを振り返ってみたり、トレーニング記録をつけたりできる。


さて、ココからは若干濃い話。

本体は58g。GSC10センサーやブラケットを含めると、バイク重量は100gほど重くなる。
駆動時間は18時間。1日100~200km程度なら電池残量の心配はいらない。
本体の造りはよく、外周を覆っているゴムが頼もしい。バイクに取り付けると前面に位置するGARMINロゴ部分は触ると硬いので、プリントではなく下地の樹脂を出っ張らせているようだ。
裏面のUSB端子カバーは、防水を考えるとこんなもんか。開閉のしにくさは気にならなかった。
サイド部には左右それぞれ2個、合計4つのボタンがある。ちょっと押しにくいので、使用頻度の高いボタンは正面にあると良かった。

箱を開けたらまずは本体を充電。普通のサイコンはボタン電池だが、Edge500はリチウムイオン電池を内蔵している。
各国プラグ形状対応の充電器が付属するので、ミニUSB端子をEdge500の裏面にブスリと突き刺して充電。

充電中にGSC10スピード・ケイデンスセンサーのセットアップ。
これが良く考えられていて、シンプルながら調整しやすい。マグネットを検知するとLEDが光るようになっているので、正しくセットできたか一目でわかる。
また、ブラケットをステムに取り付け。これは縦横どちらでも取り付けできるのでハンドルにも設置可能。2個付属するのでサブバイクにも取り付けられてちょっと嬉しい。
取り付けバンドはゴムのOリング。不安になるが、意外とちゃんと固定できる。見た目もスッキリするし軽量。
しかし、Oリングがいっぱい付属するのが、経年劣化を暗示しているようだ。高価なEdge500をすっ飛ばさないようにこまめにチェックが必要だと思う。

まだ充電が終わらないのでPCにGarmin Training Centerをインストール。このソフト、はっきり言ってゴミだが、各種設定ツールとして必要である。
Macは持ってないのでわからないが、ここのレビューやブログを見る限り、各自工夫してどうにかなっているみたい。

初回電源オンで本体の初期セッティング。
言語、12-24時表示設定、あとはライダーの身長や体重の入力など。
ふざけて、読めない言語に設定してしまうと、メニューが読めず元に戻すのに一苦労なので注意されたし。
私は英語版を買ったので英語に設定。難しい言い回しがあるはずもなく、単語さえわかれば問題なく使えると思う。
従来のサイコンにあるような、現在時刻とタイヤ周長設定はしなくても良い。
時刻はGPS信号を受信したとき自動で調整されるし、タイヤ周長も、スピードセンサーからの信号とGPS信号を照らし合わせて自動的に設定される。
ただ、周長自動設定は誤差があるようなので、手動で入力したほうが安心できる。

次にPCと接続。Training Centerを起動してEdge500と各種データの送受信ができる。
安静時心拍数や最大心拍数、心拍ゾーン、あとは速度ゾーンの設定はPC側からでなければできない。

心拍ゾーンは、最大心拍数を100%、安静時心拍数を0%として、任意のパーセンテージで5つのゾーンに区切ることができる。
心拍トレーニングについて適当に調べ、
ゾーン1(65~75%):LSD
ゾーン2(75~80%):ミドル
ゾーン3(80~85%):メディオ
ゾーン4(85~90%):ソリア
ゾーン5(90~100%):インターバル
と設定。



なお、Edge500の画面上では、心拍数(bpm)、運動強度(HRR%)、最大心拍数との比率(%)、ゾーン表示(例えばメディオ中は3.5などと表示される)
を選べる。
私は、今どの程度の強度なのか一目で把握できる運動強度表示(%)にしている。
安静時心拍数の計測は、起床時に測るのが良いみたいだが、ハートレートセンサーをつけて、Edge500でログを取りながら寝るのが確実。
ベッドに横になってリラックスした状態では40~50bpm。しかし腕をあげるだけでもすぐに心拍が上がって面白い。
そうやって遊んでいる間に寝てしまい、翌朝ログを見ると最低37bpm。低けりゃいいってモノでもないがちょっと嬉しい。
最大心拍数の計測は、220-年齢なり、峠でもがくなり、お好きな方法を。こちらは190に設定したが、ログを見る限りはもう数拍低いかも。

Training Centerからは、プロフィール設定に加え、ライド履歴の管理、ワークアウトの送受信、コースのインポートなどが可能。

画面のカスタマイズ性は抜群で、1項目から8項目まで、好きな位置に好きな情報を表示できる。それを3画面セット可能。



普段表示する内容は、必要な最低限度に絞ったほうが見やすい。
私は速度、距離、走行時間、現在時刻を常時表示できるTOPEAK V10X
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=7538&forum=85
と併用しているため、Edge500の表示内容は、運動強度、ケイデンス、心拍数、勾配、ラップ距離、ラップタイムの6項目。最初2つは大きめに表示される。
2画面目は、別のバイクで使うときやナイトラン用。こちらは速度、現在時刻、運動強度、ケイデンス、走行距離、走行時間、ラップ距離、ラップタイム。
3画面目は速度やケイデンスの平均値等、乗車中振り返ることが多いデータを集めている。

また、ワークアウト中は別にもう1画面設定可能。こちらは画面上半分のみなので1~4項目。下半分にはトレーニング内容に合わせて、残り時間や残り距離等が表示される。

ワークアウト機能はローラー台トレーニングに最適だと思う。目標とする心拍数やケイデンスゾーンから外れるとアラームで警告されるし、
残り時間や距離が表示されるので、効率的にトレーニングできそう。俄然ローラー台が欲しくなる。

コース機能もまぁそれなりに楽しめる。
地図は表示されないが、予めルートラボ等からコースを転送しておくと、コース図またはプロフィールを表示可能。
縮尺変更不能で使い勝手は悪いものの、初見のコースを走るときは役立つかな。
ワークアウト、コース共に言えるが、ログ計測のスタート・ストップやモード終了がいまいち分かりづらいので、積極的に使う気にはなれない。



他、便利機能としては高度補正機能。GPSの高度計測は不正確なので、Edge500は気圧計と温度計で高度を計測しているのだが、こまめに補正してやる必要がある。
Edge500はElevation Pointを10個まで登録可能。任意の地点で高度を入力すると、その位置で計測開始する時に高度補正されるようになる。
家の前で設定しておくと良い。なお高度はGoogle Earth等で調べられる。

本体については満足。ボタンの押しにくさや、ワークアウト・コース機能での操作不満があるものの、
従来のサイクルコンピュータとは一線を画す機能とカスタマイズ性。コンピュータと呼ぶにふさわしい出来。
しばしばファームウェアもアップデートされているので、今後不満点が修正されたり、夜間のみバックライト常時点灯機能が実装されたらうれしいな。




Garminのセンサーだけの問題では無いのだが、上半身に脂肪も筋肉も無いせいか、ハートレートセンサーがずり落ちてくる。
ゴムのストラップを短く調整すると締め付けがきつく苦しい。
ブラジャーみたいに肩紐をつければ落ちてこなくなるんじゃね?と思ったが、
汗に濡れたジャージから透けて見えることを想像すると、未だ実践する勇気は無い。

価格評価→★★★☆☆
評   価→★★★☆☆
 
c40koba  2011-7-3 19:11
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Garmin Edge 500 with Cadence and HR

購入価格¥33800@国内並行輸入通販にて

ここのレビュー記事等を参考にさせて頂いた上で'11年3月に購入。
すでに使用開始して約4ヶ月が経過。
全ての機能を使いこなせているとは言えないが、非常に気に入って使っている。

機能、操作感等は先達の方々のレビューを参照いただきたい。
ここで私が言いたいのはホイールサイズ(周長)設定の影響についてである。

Edge500では周長設定が"AUTO"と"固定値(←取説に各ホイールサイズ周長表あり)"の二つが選択出来る。
"AUTOとは便利!"と思い私も最初はAUTOにしていたが、私がよく使う以下の周回コースにてAUTO LAP機能を
使用して走行してみたところ①の様なデータとなった。

 周回コース特徴
   距離:4.0km ※MapfanWebでの計測
  高低差:約36m ※Garmin Connectのグラフデータから最高標高と最低標高を読み取り差を算出
   特徴:左回りで車道左端を走る限り、走行ラインは1本しかない。
      ただ一つだけUターンコーナーがあり、そこで歩道を通過した場合(右折待ち自動車を
      避けるため)は4~5mは距離が短くなると思われる。

周回毎の最長距離-最短距離差が120mはあまりに大き過ぎる。(ありえない!)
ということで素直にタイヤサイズ(当時はIRCのチューブレスタイヤ使用で空気圧は約7.5bar設定)の
周長2096mmに設定を変更。
その結果が②、③のデータである。周回毎の最長距離-最短距離差が20m、および30mに減少。
(これぐらいならまあ…)
としても平均1周距離はMapfanWebでの計測距離(精度は分かりませんが…)に比べ、僅かに大きめ
(14~15m)になっており、やはり実測周長で設定すべきと考えた。

その後、色々あって私はチューブレスを諦め、昔馴染みのチューブラーに戻したこともあり、その際に
タイヤ周長を実測(CORSA-CXⅡを約8.0bar設定で計測して2090mm)して設定し、再度本コースを周回。
それが④のデータ。
周回毎の最長距離-最短距離差が40mとやや大きいものの、1周平均距離は-4mにまで迫った。
(これにどれほどの意味があるかは人によると思うが…)

まあとにかく周長はAUTOではなく実測周長を入れるべきという結論である。
(当たり前の結論で誠に申し訳ありません。m(_ _)m でも体を張って取得したデータだけは評価してやって下さい)

①2011年3月27日走行ログ 周長設定:AUTO/IRCチューブレス700×23C
ラップ数  タイム  距離km  平均速度km/h
  1   00:07:49  4.00    30.6
  2   00:08:01  3.95    29.5
  3   00:07:54  3.93    29.9
  4   00:08:03  3.94    29.3
  5   00:08:01  3.96    29.6
  6   00:07:59  3.98    29.9
  7   00:08:06  3.98    29.5
  8   00:08:05  3.97    29.5
  9   00:07:56  4.01    30.3
  10   00:08:02  4.05    30.3
※周回毎の最長距離-最短距離差:0.12km
           平均1周距離:3.978km

②2011年4月10日走行ログ 周長設定:2096mm/IRCチューブレス700×23C
ラップ数  タイム  距離km  平均速度km/h
  1   00:07:45  4.02    31.1
  2   00:07:48  4.01    30.9
  3   00:07:47  4.01    30.9
  4   00:07:45  4.01    31.1
  5   00:07:42  4.02    31.3
  6   00:08:04  4.01    29.8
  7   00:07:55  4.01    30.4
  8   00:07:57  4.02    30.3
  9   00:07:55  4.00    30.3
  10   00:07:49  4.02    30.8
  ※周回毎の最長距離-最短距離差:0.02km
           平均1周距離:4.014km

③2011年4月17日走行ログ 周長設定:2096mm/IRCチューブレス700×23C
ラップ数  タイム  距離km  平均速度km/h
  1   00:07:40  4.01    31.3
  2   00:07:50  4.02    30.8
  3   00:07:44  4.02    31.2
  4   00:07:54  4.01    30.5
  5   00:07:55  4.02    30.4
  6   00:07:59  4.03    30.2
  7   00:07:57  4.00    30.2
  8   00:07:57  4.02    30.4
  9   00:08:08  4.00    29.5
  10   00:07:57  4.02    30.3
  ※周回毎の最長距離-最短距離差:0.03km
           平均1周距離:4.015km

④2011年6月9日走行ログ 周長設定:2090mm/CORSA CX-Ⅱ実測値@約8.0bar
ラップ数  タイム  距離km  平均速度km/h
  1   00:07:21  4.01    32.7
  2   00:07:36  3.99    31.5
  3   00:07:39  4.02    31.5
  4   00:07:53  3.99    30.3
  5   00:07:44  3.98    30.9
  6   00:07:46  4.00    30.9
  7   00:07:56  4.01    30.3
  8   00:07:49  3.98    30.6
  9   00:08:02  4.00    29.9
  10   00:07:46  3.99    30.7
※周回毎の最長距離-最短距離差:0.04km
            平均1周距離:3.996km


 価格評価→★★★★☆(←機能が高いのは分かるが、もう少し安ければ…)
 評   価→★★★★★(←機能は十分。走行後の楽しみが増えた)

<オプション>
   年  式→2011年3月購入 英語版
カタログ重量→?g(実測重量55g/メーター本体だけ)
 
syobon  2012-1-1 4:15
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Garmin Edge 500 with Cadence and HR

購入価格 ¥26,745 (Red with Premium Heart Rate and Cadence )

元旦から書くのも何だけど、ネタが溜まって仕方ないので失礼します。

購入したのは英語版だけれど使用に関しては日本語でなくても全く問題なし。

しかし、使い初めて3週間使用後くらいにハートレートモニターの表示がおかしくなる
(心拍115位で止まったりしてるうちに全く表示しなくなる)
結論から言うと、他のハートレートモニターだと動いたので「Premium Heart Rate Monitor」の故障のようだ。

※故障に関してはただいま修理に発送準備状態なので省きます(メーカーの対応カテゴリーにあとで書きます)

他の方も Premium Heart Rate Monitor が故障しているようなので、このHRMはちょっと製品的に怪しいですね。
 年末になってPremium Heart Rate Monitorが海外通販やヤフオクなどで旧HRMよりも安く叩き売られていたので評判はあまり良くなさそう。

HRMのセンサー部分は、電池の蓋を外してみれば分かるけど結構単純な構造。
【画像参照】
丸いパッキンを蓋で抑えて汗(水)の侵入を抑えているようですが、防水が一重構造なので簡単に電池・基板部分に汗が浸水しそうな感じです、通常パッキンの周りまでは汗でびしょ濡れになるので結構ギリギリですね。
 左右の丸い鋲の金具部分もちゃんと防水構造になっているのかよく分からないので、使っているうちにここから汗が入ってもおかしくなさそう。

とりあえず、これからgarminを買う人は、ソフトストラップじゃない旧HRMのgarminを買ったほうが良さそうですよ。

価格評価→★★☆☆☆
評   価→★☆☆☆☆(ダメダメ)

 
3mm  2012-1-10 12:54
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GARMIN Edge 500

購入価格 ¥23,800(並行輸入の VALUE IMPORT にて購入)

Edge 705 を持っていたけれどレース用に小型のものが欲しくて購入。

VALUE IMPORT 社製(?)の紙のマニュアルが付属。
さほど使い方が難しいものでもないし、直感的に操作できるため操作で苦労することは無い。

GPS ログが取れることは当然便利だけれど、GPS 抜きで単純なサイクルコンピュータとしても優れていると思う。

ANT+ の 心拍計、ケイデンス、スピードセンサーに対応しており、
表示したい項目、項目数(最大8)を選択できるため、シーンに応じて表示を変えて利用するととても便利。

加えて、GPS でのオートラップ機能があるので、クリテリウムやエンデューロでは
ラップ数のカウントやラップ毎のタイムが拾える点も秀逸。

Edge 705(800)がサイクリングに最適だとすれば、
Edge 500 はレース用に優れたサイクルコンピュータだと思う。

価格評価→★★★★☆
評   価→★★★★★
 
ManInside  2012-5-16 20:25
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Garmin Edge 500 Red with Premium Heart Rate and Cadence

購入価格 £186.66 (Wiggle, セール時にクーポン利用で)

長年Edge 705を愛用してきたが軽量化のためEdge 500に手を出した。



705は106g, 500は57gで、49gの軽量化を達成。ナビが必要ない時は500を利用することにした。

液晶画面はEdge 705のほうが見やすいと思う。ボタン操作も705のほうがやりやすい。一方、起動と終了は500のほうがやや速く、情報表示画面も三つあって便利。あと温度計が付属している(直射日光を浴びると異常に高い数値が表示されるので夏場は信頼できないと思った)。基本的な部分が地味に改良されており、好感が持てた。

Edge 705に比べて非常に小ぶりなのでレーシーなスタイルのバイクには似合うと思う。レッドバージョンのみ単体で購入できないのが不満だが、多分マーケティング上の理由があるのだろう。

購入直後はオートラップがONになっていたり、微妙に動作が違うところはあるものの、設定方法はほぼ705と同じでほぼ迷わなかった。非常に使いやすい。恐らく現時点で高機能サイクルコンピューターの代表機種と言えるだろう。シンプルなCATEYE STRADAと高機能なGarmin Edge 500。その両極の間にその他の全てのサイコンが存在する。そう言っても過言ではないのではなかろうか。

価格評価→★★★★☆
評   価→★★★★★ 今のところ不具合もなく満足。
<オプション>
実測重量→ 57g
 
ManInside  2013-7-20 14:06
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Garmin Edge 500 Red with Premium Heart Rate and Cadence

購入価格 £186.66 (Wiggle, セール時にクーポン利用で)

購入以来安定稼働しているEdge 500。
ある時、自分以外の誰かのHRモニターベルトを検知したらしく、"Multiple HR Monitors Detected" のようなメッセージが表示された。

ファームウェアのアップデートで解決するようなので、帰宅後早速やってみた。

Garmin Connectの画面でアップデートが完了したと表示されたのでEdge 500をMacから取り外し、電源を入れようとしたら、死んだ。

"Software Missing" というメッセージが表示され、「ピーーーーー」という、テレビドラマで心電図の波形がフラットになった時に流れるあの音を発している。

メーカーサイトで手順通りにアップデートして「ソフトウェアがありませんピー」ってナメてんのか! と怒り狂ったものの、色々検索してなんとか復旧。

手順としては、

1. .gcdという拡張子のEdge500ファームウェアをGarminサイトからダウンロードする
2. RGN_TOOLというアプリ(Windows用)をダウンロードし、それを使って.gcdファイルを.rgnファイルに変換する
3. Edge 500とパソコンを接続
4. 得られた.rgnファイルをGarmin WebUpdaterのアイコンにドラッグアンドドロップ

というものだが、まず最初のステップでつまづく。ファームウェアのURLが様々なサイトで紹介されているが、現在ダウンロードできなくなっている。あちこち探した結果、なんとか最新版3.20の入手に成功(普通には手に入らないかもしれないので必要な方はCBNフォーラムでお声がけください)。

ソフトウェア回りというか、保守やサポート回りは相変わらずのガーミンクオリティだなと思った。問題なく使えているあいだは神製品。問題が発生するとイラク戦争。それがガーミン。

価格評価→★★★★☆
評   価→★★★★☆ 
<オプション>
実測重量→ 57g
 
momochi_gyugund  2014-3-29 18:25
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Garmin Edge 500 Red with Premium Heart Rate and Cadence

購入価格 £168.29(wiggle。これに70ポンド分のクーポンを使用しました)

馬鹿野郎!
ひさしぶりにサイコン、GPSのレビューを漁ってみれば、
どいつもこいつも「道に迷った」だの「方向音痴の俺にはGPSは必須」だの軟弱なコメントばかりしやがって!
自転車乗りでありながら、ちょっと走るコースを間違えたくらいでうろたえるとは何事だ!
自転車乗りたるもの『新しいコースを開拓したった!』くらいの気概があるべきなんだよ!
かく言う俺にも、通勤初日で桜坂に行くつもりが春日に着いてしまったり、
唐津を目指していたはずなのに気がついたら久留米をさまよっていたりするなど少なからず前科があるんだ。
どうやらここは俺の体験談を話さなければ納得は得られないだろうな・・・

あれは俺がLOOK 586 UDを購入した頃のことだ。
俺はショップで常連たちとサイコン談議に花を咲かせていた。
最近、俺の行きつけのショップではGPSで取った走行ログを「STRAVA」というSNSで走行データを共有し、
決められた区間のタイムを競うのが流行していた。

たまたまその場に居合わせた謎の客の得意げな声がこだまする。
「ガハハハハハ!やっとKOMをひとつ獲ったんですよ。嬉しいなぁ」※1

KOM、だと・・・?
どうやら黙っているわけには行かないようだな・・・
現状では俺は話題についていけないのでそそくさと俺はショップをフェイドアウトし、
その夜はSTRAVAとやらを検索し、アカウントを登録し、近所の有名ヒルクライムスポットを検索することにした。

デヤァーーーッ!

俺の気合が真夜中のディスプレイにこだまする。
登録は簡単。
facebookのアカウントを持っている人はワンタッチで終了。
そうでなくても、メールアドレスとパスワードを設定する、普通の登録方法でも可だ。

did you know?

直訳すると「ねぇ、知ってた?」豆しばのようなstravaからのメッセージがこだまする。
登録が終了し、uploadのボタンを押すと、edge500内に入っていた過去の走行ログが自動的にアップロードされる。※2
ただし、edge側で手動で消去したログはuploadされないので注意が必要だ。
次々と検索される近所のコースのリザルトに俺の意識は一喜一憂となった。
俺「フハハハハハ!どうやら白糸TTでは敵なしのようだな!」
 「何・・・?桜坂を3分6秒、俺より速いヒルクライムをしている、だと・・・?」

ふと見ると、桜坂の近くに、見慣れぬコースの名前が目についた。

俺「『赤い豆の木』か。どうやらなかなかセンスあるネーミングのコースだな。行ってみるか。」

翌日、退勤後。
俺はまだ見ぬ「赤い豆の木」を求めて、都市高下を一路東へ向かった。
今日は通勤バイクなのでRNC7。
スピードはGPSで検出してくれるので、マグネットなどは必要ない。
購入時に2つ付属のバイクマウントをつけておけば、edge500のみポン付けで使いまわしがきくので、まことに便利である。
強いて面倒を上げれば、今乗っている自転車を「586 UD」から「RNC7」に切り替えることくらいなのだが、
それさえも積算距離を自転車別に計算したいのでなければしなくてもよい。
strava上のデータであれば、あとでPCから入力しなおすことも可能である。

  
edge500「heading SE」

edge500の方角表示が小さなディスプレイにこだまする。
初めて通る道では必ず迷子になる俺にとって 方角表示してくれるのは非常に心強い。
確かにディスプレイは小さいが、8分割まで何分割して何を表示するか自由に選べるし、
「レース中に見たい画面」「今日のここまでのアベレージを見たい画面」
などと複数セッティングしておき、ワンタッチで画面切り替えも可能だ。

難なく目的地周辺に到着した。
どうやらここが上り口のようだな・・・

デヤァーーッ!

平尾中学校前に俺の気合がこだまする。
傾斜が0%になったあたりでストップボタンを押した。※3
どうだ・・・初見ながら、どうやらなかなかいいペース配分で走れたようだな・・・
KOMは獲れたのだろうか?
スマホなどの手段でその場でアップロードできない俺は、不安と期待でそわそわしながら帰宅の途に就いた。
しかし「赤い豆の木」に俺のリザルトは表示されていない。

「馬鹿な・・・どうやらコースを間違えたというのか・・・」

その瞬間、ディスプレイの向こうにいた謎のフォロワーの上腕二頭筋が荒々しく隆起し、俺に落雷のようなダイレクトメッセージを叩き込んだ。

「馬鹿野郎!もうちょっと東!」

薄れ行く意識の中で次に届いたこんなメッセージが心に残っている。
「つよし、『新しいコースを開拓したった』くらいに思っておけばいいのじゃよ」

あなたはもしや・・・死に別れたおじいちゃん?
俺がその問いを発するより前に、謎のフォロワーはオフラインになっていた。
俺は悟った。
stravaなどでタイムを競う行為は、はいわば「自分自身をコントローラーとしたゲーム」的側面があり、
それはモチベーションの高揚に効果があるのだが、それが目的化しては危険であること。
そしてGPSは方向音痴の根本的解決にはならないと―――

--------------------------------------------------------------------------------------------

【要点をまとめます】

GPSおよびサイコンでできそうなこと、できてほしいことは考えうる限りすべてできる優秀なGPSサイコンである。
私が購入したセットには、バイクマウント2つ、心拍センサー、ケイデンスセンサーとマグネット、スピード計測用マグネットが付属。
全部セットで使ってもよいし、部分的に使ってもよいし、全く使わなくてもよい。
全く使わない場合は、GPSでできる機能だけが使用できることになる。

ちなみに私は、586 UDにケイデンス・速度センサーを付けて全部入りで使用。
RNC7はGPSでできる機能+心拍計(通勤時は心拍計はつけない)で運用している。
ANT+対応のパワーメータ―を持っていれば、それから送信されるデータを表示できる。


精度、エラーについて・・・
GPSの精度は「平地では」おおむね正確で、ホイールにつけたマグネットで計測したものと速度・距離ともにほぼ狂いはない。
ただし山の中(とくに木立の陰が苦手っぽい)、勾配の急な坂では速度表示などに狂いが生じることがある。
トンネルをくぐると、走ったコースがおかしなことになっている。そういった状況でも正確を期す場合は、ホイールマグネットから速度を拾おう。

方角は正確。

高度、勾配は多少誤差あり。
気圧、気温の変化によりおかしな数値を出すこともある。
気温の変化を参考にしているので、朝、寒い中を通勤→取り外して、職場のデスクの引き出しへ→夜、温かい室内から外へ  などとやると、
帰宅スタート時に「高度 -50m」などと表示されていることがある。どこだよその海底王国は。
その場合、しばらく走っていると、何らかのタイミングで0mに戻っていることがある。
また、計測を一度リセットすると、その場で0mに戻る。
これらを理解しておけば、実用上問題はないレベルである。

気温は当てにならない。
直射日光に当たっていると50度を超えていることも。
屋外、日なたで使うことの多い自転車用途では、正確に気温を測定するのは難しいのだろう。

GPSゆえエラーもある。
ときには海を越えて遠いパラオまで飛んでしまうこともありうる。
すると、こうなる。

やっぱRNC7スゲー。海も越えれるし2877.6km/hで巡航できる。

どうやらこれ一発で年間走行距離とか平均速度とかメタメタになってしまうようだな・・・
まぁそこまで気にすることもなくネタとして楽しめば良いかと。

電池について・・・
マニュアルによると「満充電で18時間ほど」の使用時間らしい(満充電からゼロになるまで使ったことがないので伝聞形)。
実際に私が使った限りでは、週末、4時間ほどのトレーニング×2(その間充電せず)で電池残量は「50%」になっているので、だいたい合ってる。
ケイデンス・速度センサーの電池(よくある入手性の良いボタン電池CR2032)の寿命は、約1年(走行距離5000km程度)。
心拍センサーの電池(これもCR2032)の寿命は約1年が経過したが、まだ尽きていない。長いな・・・

ちなみにEDGE500本体にはリチウムイオン電池が内蔵されていて、利便性を度外視してバッテリーを長持ちさせるなら
「電池残量50%を超えないようにして運用する」「長期保管するときは電池残量20%くらいで」が良いらしい。
反対に、電池残量が多い状態で頻繁に充電するのが最もよろしくないのだとか。

バイクマウントについて・・・
2つ付属しているのがありがたい。
ちょっと丈夫な輪ゴムでステムやハンドルにとめる。
質実剛健というか、必要十分というか・・・所有欲が満たされる類のものでは全くない。
しかししっかりと固定されていて、落としたことはもちろん、落ちそうな不安を感じたこともない。
約1年が経過したが輪ゴムの劣化などもなく、耐久性を含めて優秀といってよいだろう。

--------------------------------------------------------------------------------------------

総じて、サイコンとしては高価だが、それだけの価値はある。
ケイデンスが表示されないのに目をつぶれば、手持ちの自転車すべてをこれ一台でカバーすることもできる(というかかなりそれがおすすめ)。
ポケットに入れてジョギング用途に使うことも可能。
ケイデンス・スピードセンサー、心拍センサーのみを買い増しすることもできる。

最後に、今の私が「買ってよかった」と思える点を3つ。

・サイコンとして高性能
サイコンとしての基本性能がしっかりしているのはもちろん、高度、勾配、方角など、GPSならではの情報は走る上で貴重。
ヒルクライムレースでも有力な武器。

・自転車複数台(サイコン複数台)状況下で走行データを手動(exel)で管理していたのだが、その煩わしさから解放された。

・stravaなどのsnsを利用することによるモチベーションの高揚。
それを通して走る仲間もできた。

※1
KOM・・・king of mountainの意。
stravaでは地図上のあちこちに設定された区間があり、
garmin edge 500 などGPSのデータを入力すると自分の区間タイム、速度、心拍、ケイデンス、パワー・・・等が表示される。
その区間を走った無数の自転車乗りのうち、最も区間タイムが速かった者に「KOM」の称号が与えられるという仕組みだ。
なお、この区間は自分で設定することもできる。

※2
edge500本体内にログがたまってくると、アップロードにかかる時間が長くなる。
ゆえに、ある程度で本体のログを消去しなければならないのだが、
私が使っているファームウェアのバージョン(3.0)では、一個ずつ手動消去するのがうまくいかない。
(表題だけは消えているのだが、中身は残っているっぽい?)
となると、「全消去」となるのだが、なかなかそれに踏み切れずにいる・・・
通勤とかはどうでもいいので全部消しちゃっていいのだが、レース時とかコースレコード達成時とかのログは残したい。
strava、garmin connect などにアップロードしておけば、
あのちっこいディスプレイの本体でログを見ることはない、とわかってはいるんだけども・・・

※3
stravaの区間タイム計測はスタート地点・ゴール地点を通過すると自動的に計測されるので文中で私がしたような
「ストップウォッチのオン・オフ」操作は必要ない。
また、それは逆を言えば、途中で休憩をはさむと異様に長い時間を要したことになる(休憩時間も時間の加算はストップされない)ことを意味する。
また、勾配などそのあたりの土地的な雰囲気から勝手に「ゴール!」と思い込んで足をゆるめると、実はゴールはもうちょっと先だった、
というちょっと悔しい事態も起こりうる。

価格評価→★★★★☆(高価だがそれに見合う性能)
評   価→★★★★★(もはやこれを避ける理由が見つからない)



wiggleの梱包。
しっかりしたものでした。
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