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のんびり東京から熱海まで走り、輪行で帰ってくる。
その前に寄ることをオススメするのが熱海駅前の足湯。
(一応、写っているのは一般の方なので、顔にはモザイクをかけておいた)
なにせタダである。
無論、タダである以上、結構混んでいる。
特に、日曜日の10:00過ぎ位は結構混む。
ホテルをチェックアウトした人が駅に来るからだ。
あんたら、昨日と今朝で散々温泉入ったんだろ?と思うのだが、日本人はタダ温泉への欲望が尽きないらしい。
が、後ろに待ちベンチもあるし、こんなところに長居する人もそういない。
(たまに小説を読んでる人を見るが、ごく少数。たまにタキザワのカタログを見ている人がいるが、俺w)
少なくとも、人気のラーメン屋よりは圧倒的に早くハケるので、待つべし。
入ってみると、なかなか心地よい湯である。
温泉効果があるのかどうかは知らんが、少なくとも脚を労わってくれる。
暖かい湯と言うのは、それだけで「癒やし」である。
気持ちよくて、思わず全身浸かりたいと思うのだが、それはやってはならんw
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この湯、「家康の湯」と言う。
なんでも徳川家康が7日間熱海に逗留した史実の400年記念事業として整備されたそうな。
東京からカゴでやって来たのだろう。
ロードレーサーよりは圧倒的に遅いわけで(休憩回数は少ないだろうけど)、多分2日は掛かったんだろうと思う。
自分などは、電車を使えば2時間足らずで東京(の城南端)から到着するわけで、昔の人は大変だったなぁ、
としみじみ考えたりする。
まぁ、考えたりするだけで、熱海まで行く際は川崎から東海道線普通車グリーン席750円で贅沢に行くわけだがw
(自転車で行かないとき=家族で行くときは、と言うことだけれども)
で、このプレートに書かれているが、熱海の湯を運んで、江戸城まで15時間で走ったそうだ。
熱海までの道のりは、我が家(蒲田)から約100km。
昔の東海道経由であるとしても江戸城まで120kmは無いくらいか。
継飛脚と言うヤツであろうけど、時速約8km/hと言うところ。
風呂になるくらいだから湯も相当量である。
それを数人で息を合わせて8km/hで運んだわけであろうから、かなり凄い話である。
昔の飛脚と言うのは、モグスやダニエル並に速かった、と言う事であろう。
今の飛脚は黒猫に負・・・いや、何でも無い。
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ムダに間欠泉まで再現されている。
ムダだがw、なかなかに凝ったもの。
かけ流しの湯で、毎日湯を抜いて清掃するなど、清潔さにも拘っている。
ただ、願わくば、もう少し湯が熱いと嬉しい。
脚を入れた瞬間は結構熱いのだが、すぐ慣れてしまう。
特にこの季節は寒いだけに、熱さが多少持続する方がありがたかったりする。
ほれ、草津の湯も結構熱めと言うじゃない。
そして、熱いが故に持続的に良く効くと。
入る部分が一部故に(脚の、それも一部)、少し熱めが嬉しいと思うわけだ。
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時間に余裕のある東京近郊在住者ならば、1本電車を遅らせてでも入って行くのを推奨しておきたい足湯。
ちなみに(タイミングの問題と思うが)自分以外に入っている自転車人を見た事が無い。
走った後の脚のケアの為にも、是非オススメしたいタダ湯である。
なお、お隣の湯河原には、湯河原駅からちょっと離れたところに(と言っても自転車だとすぐだ)、
万葉公園と言う公園があり、その中に「独歩の湯」と言う足湯施設がある(大人300円、小人200円)。
こちらは、より本格的な足湯施設であり、数種類の足湯があるのだが、一方で自転車の置場に困るかもしれない。
(自分は、ここには電車とバスでしか行った事が無いので・・・)
価格評価→★★★★★ タダより安いものは無い。
評 価→★★★★☆ 気持ちいいですよ~。も少し熱いと嬉しいので一つ減。