購入価格 ¥550
コミックス1巻から読み続けてついに7巻目。6巻を読んでから7巻を手に取ると表紙で先を読んでしまいます。飛びぬけたキャラクターも無く、青年誌でありながらそれほどの色気も無い。自転車レースの描写も自転車乗りにはありえネェってところが多いでしょう。それでもなぜ読んでしまい、面白いと感じてしまうのか。
ゆうきまさみが「もっとはてしない物語」でこう書いています。
※うそ、おおげさ、まぎらわしい─────これらは、漫画およびその他のエンターティメントをを構成する上で欠かせない要素である(とくに少年漫画)※、以上同著15pより引用。
コレを念頭において自転車漫画を読むと「シャカリキ」然り「ODDS~ODDSGP」然り「弱虫ペダル」然り、「ツール」然り。一歩引いた姿勢でそれらを許しながらストーリーを熱に変えていく過程が「面白い」と思えるのではないかと。
写実的であるとか、リアルであるとか、真実の追及では燃えない。
尾篭な話で恐縮だが素人のマグワイを見るより、AVの方が興奮すると言えば、少なくとも一部マニアを除く男性諸氏は理解できるのではないだろうか。
以上、漫画読みの視点から一言でした。
価格評価→★★★★☆(いつの間にか10円高くなっていた)
評 価→★★★★☆(7巻にわたや先生が出てこない)
<オプション>
週刊連載を立ち読みしないとよりいっそう楽しめます。