購入価格 初乗り620円から
京都タクシー業界の雄。
ヤサカタクシーと並んで大きなシェアを誇る。
http://www.mk-group.co.jp/index.htmlデザイナーズの制服やハイヤーのような黒い車両、
ドライバーが降りて手でドアを開けるなど、(装備の自動ドアを使わない)
丁寧な接客と独自性あるサービスで広く知られるタクシー。
しかし先代社長の息子である副社長が「なぜ起こさない」と酒に酔って駅員を殴り、
傷害罪で逮捕されたあたりから、おかしくなった。(4年ほど前)
京都のタクシーといえば、傍若無人な暴走・停車が普通。
しかしエムケイはそんな「普通」と袂を分かっていた。
乗車するお客だけでなく、周囲の車両に対しても節度ある運転。
だから「タクシーに乗るならエムケイ」と決めていたくらい。
なのに今はエムケイが京都一ひどいタクシーになった。
暴走・割り込み、横断歩道上で急停止、交差点内・バス停で客待ち。
すべてパーフェクトにやってのける。
それまで京都ワーストを誇ったヤサカタクシーを軽々抜き去った。
やると決めたら、行動が早い。
周りのドライバーも自転車も、降りれば歩行者。タクシーにだって乗る。潜在顧客。
けどこんな運転をするエムケイに乗りたいと思わないよね。
暴走で身を危険にさらすくらいなら、別のタクシーを呼んで待つ。
少しくらい安いからと、危険なエムケイタクシーに誰が好んで乗る?
エムケイといえば行政に楯突き値下げをして名を上げた。
今もタクシー再規制に反対して声明を出している。事業者の創意工夫で向上すべきと。
メディアの取材に「エムケイは道路上で不法な客待ちをしない」とコメントしていた。
しかし京都人は、それが嘘だと皆知っている。
すぐばれる嘘をついて、誰が得をするんだろう。
4年前、息子の副社長が酒に酔って「なぜ起こさなかった」と駅員を殴った当時は、
「タクシー会社なんだから、タクシーに乗ればいいじゃないか」と総ツッコミで印象を残した。
創業社長も「初心に返ってお詫びの行脚」として久々にドライバーとして乗務したが、
80歳近い爺さんのペーパードライバーが乗務して「お詫び」というのもズレてない?
しかし単なるオモシロ事件で終わらず、
一部の従業員が独立して別のタクシー会社を起こすなど、
社内を一変するエポックメイクとなったらしい。
まともな従業員が去ったエムケイにとって、今は踏ん張りどころなのかも知れない。
これまで「使えない」としたドライバーを使ってでも、会社を再興したいんじゃないか。
しかしその「踏ん張り」が、
潜在顧客に「エムケイだけは絶対乗らない」と逆宣伝していることに、
早く気づいて欲しい。
価格評価→☆☆☆☆☆ (今のエムケイに乗るくらいなら、歩く)
評 価→★☆☆☆☆ (必ず改善できると信じて、期待の1つ)
<オプション>
年 式→昭和35年創業
カタログ重量→ 従業員数 2,647人(うちアルバイト173人)
*注
評論目的なので、匿名を避けました。
すべての文責はレビュアーである私にあります。