関東平野の末端、太平山頂にある神社。
栃木市街から西に向かい永野川を渡ると徐々に登りとなり、茶屋の前をまっすぐ行くとあじさいで有名な石段、車道は左に曲がり九十九折れの坂となる。
ひたすら登って登り切った所が謙信平、陸の松島と謳われた展望のよいところで見晴台と団子と卵焼きが名物の茶屋がある。
謙信平から一段下がった所に山門、その前に駐車場がある。
山門をくぐり急な石段を登り切ると拝殿のまん前に出る。
社殿は「山の上にしては」なかなか立派ではある。神仏混交の痕跡の残る珍しい様式らしい。本殿のあるのは山頂直下、歩いて数分の山頂に奥社がある。
夜鳴きする鶏を奉納したという慣習の名残で境内には矮鶏が放し飼いにされている。茶屋名物の卵焼きもこの慣習が起源だという。かつては謙信平にも放し飼いの鶏がいたが、AI騒動のせいか見かけなくなった。
評 価→★★★★☆ ヒルクライム入門編に良いかと。