購入価格 ¥79
自転車専用のディグリーザーは高いし、パーツクリーナーは安いものの、どちらも思ったほど奇麗にならない。この経験から、今までは、「花王マジックリン」のレビューを見て、パーツ清掃にはこれが最強だと信じていた。しかし、zhy_aさんの「Top Value 食器洗い洗剤」のレビューで、界面活性剤の量で油落ちの性能が決定されることを学んだ。そこで、試してみようと近所のスーパーで色々な洗剤の界面活性剤の含有量をラベルで比較・確認した。
zhy_aさんが購入されたようなジェルタイプでなくとも、「キュキュット」などの食器用洗剤の新製品は、約40%前後と確かに界面活性剤の含有量が高い。これらの製品は、値段も1本 199~299円と高いうえに(それでも専用ディグリーザーとは比較にならないくらい安いが)、1本当たりの容量が450mlと少ない。1円当たりの界面活性剤量は、0.90ml。これに対し、「バスピカ」などのふろ用洗剤は、界面活性剤含有量は5~10%前後と、あまり多くない。しかも容量は600mlだが値段は200円程度もする。さらに今まで使っていた経験上、お肌にあまり優しくない。1円当たりの界面活性剤量は、0.30ml。
ここでロケット石鹸株式会社製造の食器用洗剤「フレッシュ」である。界面活性剤含有量15%、容量600ml、我が家の近所の某スーパーでの販売価格79円と、ダントツに安い。1円当たりの界面活性剤量は、1.14ml。このコスパからロケット石鹸のフレッシュに決定。
この洗剤を、今回手持ちのMTB2台のうちの1台のオーバーホールでの部品洗浄に使用してみた。洗面台で、原液を使い古しの歯ブラシにつけ、部品をごしごしこすり、水道水で流すというやり方。
結果は、まさに驚嘆の一語である。
クランクとチェーンリングはチェーンリングを外したうえで、パーツクリーナーで汚れを大体落とし、そのあと歯ブラシに本洗剤を付けて洗った。パーツクリーナーだけだと、きれいになったと思っても、後で手で触ると黒いカーボンが手に付く。この洗剤で洗うと、まさしく洗った食器状態で、汚れはきれいに取れ、舐めても大丈夫なくらい。チェーンも同様。ただチェーンの汚れはしぶとく、何回洗っても、後で手で触ると、うっすらと黒いカーボンが手に付着するのは仕方がないか。。。カセットスプロケットもチェーンリングと同じ。こちらはキズが付いていない分、まさに新品の輝きになる。コストを含め、まさしく最強のパーツクリーナーである。
この洗剤を使って感じたのは、究極のパーツ清掃は食器洗い機を使うことだということ。チェーンやチェーンリングを食器洗い機に並べて入れ、食洗機専用洗剤を使って洗ったら、きっと非常にきれいになるうえに手間も省けるだろう。自分で試す勇気はないが(奥方に怒られるので)、どなたか試してレビューをアップしてくれないだろうか。
価格評価→★★★★☆ 先週49円の食器洗剤を発見したので星4つ
評 価→★★★★ 現時点最強のパーツクリーナー
<オプション>
年 式→2009
カタログ重量→ g(実測重量 565g 5%使用時点)