購入価格 ¥13000円 ≒ £89.99×145yen/£ @ wiggle
1995年のVantour以来、これで4個目のGiro。
Giroのメットは、自分にピッタリ合っているので、もはや店頭での試着は不要で、通販でも安心して購入することが出来て、助かります。買ったヤツは2009年モデルでしょうか?
Giroのメットは、3次元っぽい調節が可能で、フィッティングの柔軟性があるように言われますが、2003年のECLIPSEで、すでに同レベルのフィッティング機構を持っており、これを継承しています。シェルとEPS(発泡スチロール)ライナーがガチガチに接着されているのも同じで、安心です。Atomos以降、Giroのライナーには炭素繊維が添加され強度が増しているとされていますが、そう言われると、とりあえずは、安心な気分に、なります。また、これまで使っていたECLIPSEと比較するとベンチレーションが多少、よくなっています。ヒルクライムなどで体温が高温側張り付きになるようなときには、ベンチレーションのよいメットでよかった!と思います。
本当のことを言うと、Giroはこの4、5年、デザインは変化していますが、ベンチレーションを除くと、機能的、性能的な面では、微差はあっても進化していないような気がします。中身を触診、打診しても、2003年のECLIPSEとの差は感じられません。はっきり言って、同じようなものじゃないでしょうか?しかも、このATOMOS、カッコいいのですが、造りがそれほど丁寧には見えないのは気のせいでしょうか??
でも、自分にとってはフィット感が抜群なので、満足してます。フィットしていることは何よりも大切です。OGKがフィットしている人はOGKを、BELLがフィットする人はBELLを選択するべきなのでしょう。
・・・それにしてもWiggleはメットが安いですねぇ。
ところで5年ほど使ったECLIPSEはこの夏、15年ぶりの落車で頭から落ち、ぶつけた部分を中心に中身が見事、4個所に渡ってバキッと割れ、メットの効能を存分に見せ付けてくれました。頭も首も何ともなく、ひと安心。その場で円周率やルート2を諳んじて見ましたが、ちゃんと普通に出てきて、どうやら脳活動も滞り無しでした。他所のメットだったらどうなっていたのか、知る術もありませんが、Giroのメットには、助けられました。感謝。
で、私が落車したときの速度は多分、27km/h程度です。計ったようにうまく割れて衝撃を和らげています。30km/hを想定した設計をしているのではないか?と思えるような割れ方、というわけです。もし54km/hで同じように頭から突っ込んだら、頭部衝撃のエネルギーは4倍ですから、メットをかぶっていても重篤な結果を招いていたかも知れません。基本に忠実に、十分覚醒しながら、淀みなくキレイに乗りこなすことで安全を維持し続けることが重要だな、と感じた次第です。
割れたECLIPSE。割れ面に、EPS用接着剤を十分塗布して、全体を布で縛りつけ、三日ほど放置したところ、ガチガチにくっついて元通りに!
いいえ、そんなわけありません。メットとしての性能は劣化しているでしょうから、本当はこういう修理はダメですヨッ!
価格評価→★★★★☆ お安く買えたので
評 価→★★★★☆