購入価格 ¥4,697
2AA(単三×2)で130ルーメン・公称実用点灯6時間のLEDライト。
案外とこのような中庸な明るさで長いランタイムを持ったライトって無いもの。

外観はLED LENSERの統一された外観そのもの。
ちょっと長く見えるが、それほどでも無い。
他のLED LENSER同様、丈夫なベルトループ付きナイロンケースが付属。
ちょっと硬すぎない?と言う気すらするw

モードはシンプルに点灯のみの1モード。
それはそれで悩むことなく潔い。
フラッシングくらい欲しいけど。
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ブラケットはまずは基本のバイクライトホルダー。
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=3246&forum=89
ちょっと細いが、まぁ何とかなる。
流用系ではTOPEAK TMR-2Cがジャスト(ベースはミノウラQB-90)。
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=4564&forum=89
FENIX L2D CEクラスの外観の2AAライトなわけで、TMR-2Cがジャストなのは当然とも言える。
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実点灯比較。
比するライトが難しいところなのだが、IXON IQ、DOSUN M1+辺りをターゲットとしてみる。
IXON IQ
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=3562&forum=89#forumpost7115DOSUN M1+
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=5198&forum=89#forumpost8479上からIXON IQ、DOSUN M1+、P6。



照射範囲の違いはあるが、明るさは似たようなものである。
IXON IQとM1+は流石に「自転車用」ライトなので、広範囲に照射されるよう考えられている。
P6は(当たり前のことだが)自転車用では無いので、この辺に関しては不利。
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続いてランタイム。
メーカー発表値では実用点灯6時間とのこと。
いつものように実用的にエネループを使って適当に正しく測定。
エネループ故、メーカー発表値とは条件が違うことは留意されたし。
で、結果。
明るさキープは4時間40分。そこからのんびりダラ落ち。
6時間持つことは持った。一応、テントの中で地図を読める程度位の明るさはキープ。
なかなか優秀と言っていいんじゃなかろうか。
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自転車に向いた配光、と言う観点では、同じような明るさを持つIXON IQやDOSUN M1+にはかなわない。
一方でIXON IQやDOSUN M1+が、同じようなランタイムで、4AAを必要としていることを鑑みるに、
燃費的にはかなりのアドバンスがある。
予備電池2本(すなわち4AA)を持ったら、IQやM1+の倍使えるわけだから。
LED LENSERのライトは、明るさの為にスポット側で使うと、単体ではあまり自転車向きとは言えない、
と自分は思っている。ご承知の通り、配光的な問題だ。
逆に言えば、周辺光をカバーするようなライトと組み合わせると、結構使えるのも事実。
ちなみに、自転車を降りて、ブラケットから外して、懐中電灯として使うなんて場合においては、
アドバンスドフォーカスの、照射範囲を変更する機構は、なかなかに使いやすいものでもある。
何より、大ライトから小ライトまで「LED LENSERです!」と一貫して主張するデザインは宜しい。

メーカーのアイデンティティが感じられる部分でもあり、新しいライトを使う際に、
迷わずすぐに使える要因でもある。
隠れた美点として評価したいと思う。
価格評価→★★★☆☆ LED LENSERの欠点とも言える値段。このライトはまだ良い方。
評 価→★★★☆☆ 3.5。明るさ+2、ランタイム+2、配光-1、メーカーアイデンティティ+0.5。